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●アダルト:エントリーNo.03
伊藤 恵美
「みてみて佳奈ちゃん! 入ってたよ、『出場おめでとう』のカード!」
旧市街で代々剣道道場を営む伊藤さんちの一人娘・
伊藤 佳奈
と、その母・
伊藤 恵美
は親子でこの創立記念感謝祭に遊びに来ていた。恵美が若作りなのもあって、姉妹と間違われることもある親子だけれど、パンフレットを開いたときの反応は対照的で。
「お母さん楽しみにしてたし、よかったね。私は何も入ってなくてホッとしたよ」
娘の佳奈はそう言って目尻を下げ。
「ふふ、この日を死ぬ程楽しみにしてたんだから、絶対入ってると思ってたわ!」
コスプレ歴ウン十年のキャリアを持つ母の恵美はゴゴゴと燃え上がっている。
「やはり天は私のコスプレ姿を望んでいるんだわ♪ 佳奈ちゃんにカードが当たらなかったのは残念だけど、しっかり応援してね♪」
そんな母の様子を見て、あたしもお母さんくらい堂々と出来れば試合でもいい結果が残せるのになぁ、と佳奈は思う。緊張するのかなんなのか、試合でなかなか結果を出せないのが佳奈の密かな悩みなのだ。お母さんのこういうところ、どうして遺伝しなかったのかなあ。性格って、遺伝するものなのかどうかわからないけれど。
「応援するから、頑張ってねお母さん」
「うん! 佳奈ちゃん見ててね!」
嬉々として着替えにいった母の後ろ姿を見送って、佳奈は観客席へと急いだ。よく見えるようになるべくいい席を取る。それからカメラの点検。
(お父さんにもしお母さんが出場したら写真を撮っておいてくれって頼まれてるし、念入りにね)
そこで偶然、幼馴染の
毒島 林檎
と一緒になった。
「うちも親が出ることになってさ」と何故かジャージ姿の林檎は言った。
「……せっかく一人でゆっくりと出店巡りしたかったのに……誰にも邪魔されず自由でなんというか救われてなきゃあダメなんだ。独りで静かで豊かで……まあ、別にいいけど」
ぶつぶつと文句のようなものを言っていたが、そのあとに『家族皆で回った方が楽しいよね!』という、内なる声が小さく漏れる。
佳奈は、「うん」とその声に答えた。
「一緒に応援しようよ」
はじめは制服パートで、友人や先輩たちが次々にステージに登場した。
中には強制参加だからって恥ずかしそうにしている人もいるけれど、そんな人にこそ佳奈は声援を送る。
あたしなら、と佳奈は思う。
(きっとカードが当たった途端に逃走を謀っちゃうもん。出場するだけですごい勇気。尊敬しちゃうよ)
◇
「制服、全サイズが揃ってるのは嬉しいわ。佳奈ちゃんのだとウエストはいいけど胸がきついのよね」
恵美は鏡の前で制服を合わせながら独りごと。
(佳奈ちゃんの前で言うと落ち込むから言えないけどね)
お母さんだもの、娘が胸が小さいことを気にしていることくらい気づいている。
娘のそんなところはちょっと可愛い。十代の頃は、そんなことが大問題だったかもしれないなあ、なんて懐かしく思う。結婚しちゃえばそんなこと……あんまり気にしなくなったかもしれないなあ、とも。
「それにしても寝子高の制服は可愛いわね。チェックのスカートがいい感じ。私の高校の制服は地味だったから羨ましいわ」
名前が呼ばれた。
――さぁ、いよいよ私の出番よ。
恵美は、気持ちのスイッチを入れる。
いつも即売会でやってるように堂々と行くわよ♪
キャットウォークを照らすスポットライトが気持ちいい。
緊張なんてしないから、にこっと笑顔で歩いてゆく。
「着こなしポイントはやっぱり姿勢かしら? 剣道家の妻ですもの、お義父さんや旦那様、佳奈ちゃんがいつもやってる正しい姿勢を保つ為の訓練、私もやってるのよね。姿勢が美しいと綺麗に見えるのよね」
それから恵美は付け加える。
「それと、やっぱり生足かしらね」
十代の学生さんにはピンと来ないかもしれないが、30代後半にして生足というのは正直かなり度胸のいる話だ。スカートを翻しながらくるり一回転すると、自慢の生太ももが一瞬だけ露わになる。
恵美はぴたりとポーズを決めた。主婦のマストアイテム、お玉を手に。
「ふふっ。お姉さんが色々教えてあ・げ・る♪」
ヒューヒューと男子から口笛が上がった。
アラフォー!?
まじですか!?
そんな声が聞こえてくるよう。
「お姉さん……って、お母さん、何を教える気よ」
観客席の佳奈は思わず真っ赤になった。
シャッターを切っていたら、いきなりそんなことを言うんだもの。
男子がすっかり鼻の下を伸ばしちゃってる。娘としてはちょっと複雑だ。
母は、ウィンクをして「色々って、もちろんお料理よ」なんて言って。
「うわぁ、お母さんったら。お父さんがいなくて良かったよ~」
それにしても母は堂々としたものだ。見に行ったことがないけれど、母はいまも現役の作家、兼、コスプレイヤーとして同人誌即売会でコスプレしているらしい。だからあんなに堂々としていられるんだろうか。
(お母さんいつもあたしに、一緒にコスプレしよう? って言うけど、あたしには絶対無理だよ、やっぱり)
苦笑いして隣を見ると、林檎が母に憧れの眼差しを向けていた。
「……素敵だ」
「えっ、ほんとに?」
「何故驚く? 伊藤のお母さん、普通で羨ましいよ……ハァ。いいな、伊藤は……」
「フツウ? そうかな」
「お玉も料理上手な伊藤のお母さんらしいしさ」
「う、うん」母が聞いたら喜びそうだ。
「ほら、応援しないのか? 出番、終わっちまうぞ」
「そ、そうだね」すーっはーっと深呼吸して、「お母さん頑張れ~!」
佳奈は大きな声で声援を送る。
『……とても素敵です……尊敬します……』とこれは、林檎の心の声。
恵美はふたりに気づいて、ひらひらと手を振った。
「うーん、気持ちよかった。やっぱりコスプレ最高♪」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
130人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月30日
参加申し込みの期限
2013年10月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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