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●「ちゅっちゅろす」(
西野町とうふ店
)
「えーと、お次は……“ちゅっちゅろす”?」
巫部 紫苑
が前に立つと、人懐こい少年が対応に出る。
「良いことあるある魔法のチュロス、ちゅっちゅろす はいかがかなー?」
見た目を裏切らない、優しい声が耳に響いて。手元では、油のはぜる軽い音。ふんわり甘くて柔らかい香りが、辺りに充満する。
少年・
雨崎 荒太郎
と並ぶのは、豆腐屋の看板娘
西野町 かなえ
。三角巾に割烹着の、いつものスタイルでチュロスを揚げながら、愛嬌のある笑顔を浮かべる。
「ちゅっちゅろす は、うちん家のおからと、こーたろーくんが持って来てくれた卵を使った、細長いチュロスなんや! ヘルシーでおいしいでー」
「ヘルシーで美味いなんて、最高ですね。一つください」
「「毎度ありー!」」
声が揃って。互いに微笑みあう二人は、いい雰囲気だ。
まだ暖かいチュロスを手にとって齧れば、確かに淡白な豆腐がしつこくなくて、食べやすい。
「これなら、もう一本買っても良かったですね」
さっき山のように たい焼きを食べたのに。
紫苑の屋台巡りは、まだまだ続く。
寝子島クラシック同好会
の主催者代理を務めている
篠崎 響也
は、同じ同好会メンバーの
最上 るるか
に捕まって、一緒に出店を回っていた。
大好きな響也の腕に自分の腕をしっかり絡めて、体を密着させる るるかは上機嫌だが、響也は歩きづらそうだ。
「どれも美味しそうで、目移りしちゃうね! 今日は欲張って、スイーツ全制覇しちゃおっかな。あ、見てみて響也。“ちゅっちゅろす”だって」
「ふーん、チュロス屋か」
ハイテンションなるるかに引き換え、響也は素っ気無い。
「ねえ、覗いてみようよ」
温度差など物ともせず、るるかは小悪魔の本領発揮。強引に響也の手を引いて店先に。
同じく連れ立ってやって来たのは、
鹿嶋 洋美
と
ジニー・劉
だ。
いつもはどちらかというと、自分を邪険に扱うジニーが、二つ返事で誘いに応じたのは洋美にとっては意外で、それ以上に嬉しくもあった。
(劉さん、やっぱりお祭りに興味があったのかな? 楽しんで貰えるといいな)
ゆるく編んだお下げが、弾む心のように肩で揺れて。洋美の足取りは軽い。
一方のジニーは、神魂事件の中心地でもある寝子高に、潜入する口実とばかりに乗り込んだはいいが、所詮は日陰者。太陽は眩しいわ、“万が一”を考えて、皆身奇麗だわで、普段は何でもないシャツの皺が気になり始めて。
(俺、めっちゃ場違いじゃねぇか……)
「お祭りと言えば、やっぱりこういうのから楽しまないといけませんよね!」
振り返った洋美の声に、ジニーは現実に引き戻された。
「はしゃいで走ったら転ぶぞ。いい大人なんだから落ち着け」
「はーい。あ! ちゅっちゅろす、なんてありますよ」
「ん? ちゅっちゅろす?」
伊賀解理も、看板に首を傾げる。
覗き込めば、早速かなえが ご挨拶。
「いらっしゃいませ! 豆腐つこてるから、ヘルシーでおいしいでー。あとな、おまじないがあんねん!」
「おまじない?」
イマドキ女子高生よろしく、食いついた るるか。洋美も首を傾げる。
注目を集めて満足した かなえは、人差し指を立てて声を潜めた。
「チュロスの両端をカップルが咥えて、真ん中でチュー出来たら幸せになれるねん!」
「そうそ、噂で最近知ったけど、寝子島だけの名物なんだってねー?」
荒太郎もかなえに調子を合わせる。
と、実演しろーと、どこかから野次が飛んだ。
「「え、実演!?」」
かなえと荒太郎の顔から、余裕が消し飛ぶ。やんや、やんやと囃し立てられ、二人赤面する。
(こーたろーくんとは仲良しやけど……うちらカップルやないし……)
(恥ずかしいけど……)
その場の雰囲気が、二人を逃さない。
「うん。やろうか、とうふちゃんっ!」
売り上げのためだよね? 心の中で、言い訳をして。二人は腹を括る。
チュロスを間に挟んで、向き合って。両端から、互いに目も合わせられないまま、モグモグと食べ進む。
(こーたろーくん、うちの事どう思ってるんやろ? うちとカップルに間違われても、ええんかなぁ……?)
食べ進むにつれ、かなえの疑問符は大きくなるが、やがてほんの一寸やわらかく唇が触れて、ようやく二人の視線が交わった時。
『アイタタ、アイタタ!』
「……って、あー? ちぎりバッグの中から出ちゃだめだよー?」
休みの日は、カラスの幼鳥
ちぎり
の世話を買って出ている荒太郎は、バッグにちぎりのスペースを作っていた。
ちぎりが独特の口真似をしながらバタバタと羽根を動かし、ろっこん<コノオオゾラニー>が発動して、荒太郎の体はふわりと宙に浮く。
「こーたろーくん!」
「あばばばばば……こ、これが“天にも昇る気持ち”ってやつです、あははは~!」
荒太郎が苦しい弁明をする傍、かなえは好奇に満ちた周囲の視線から開放されて、ホッと胸を撫で下ろすのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
130人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月30日
参加申し込みの期限
2013年10月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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