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●「おにざき」(
定食屋『おにざき』
)
“新台入荷したらしいから、ちょっと打ってくる” by.おじさん
「何考えてるんですか! 叔父さんは!!!」
鬼崎 あやめ
は、よよよとくず折れると慟哭した。
近頃、定食屋“おにざき”は、売り上げが落ちていた。
いや、元より自転車操業だったのだが。
「つくしちゃん(義妹)とも話し合って、商売の幅を広げる為に出店で頑張ろうねって言ったのに……私一人で、どうするんですか! これ!!」
店主たる叔父は、約束すっぽかして軍艦マーチ聞きに行った。
気合のオール炭火焼。義妹と二人で作った、メニュー表が悲しい。
・焼きそば
・焼きとうもろこし
・焼き鳥(1セット二本)
各400円
「このままだと借金を返すどころか、生活出来なくなります……ぐっ、泣いてる場合じゃない、やるしかない! 私がこの出店を成功させないと……明日からお水だけの生活になるもの!」
自分を叱咤し醤油の焦げる匂いで、どうにか客寄せを試みる あやめだが、どうしてだか泣かず飛ばず。
「……なんでお客さん来てくれないの! 定番メニュー揃えたから、もっと来てくれてもいいのに!」
それもそのはず。
あやめ、君がメニュー表を貼り付けたソレ、
フジコ先生
の犬小屋だぜ?
「鬼崎ちゃ~ん? あなた、今日はあたしの犬をやるんじゃなかったかしら~?」
捕食者の目で見下ろすフジコ先生は、相変わらず近寄りたくないオーラを発散している。
そう、
追試
でワースト1に輝いた彼女は、この日の出し物で
犬役
が決まっていたのだ。ねちこくやって来たフジコ先生もフジコ先生だが、あやめはそんな事はすっかり忘れて、縋り付く。
「フジコ先生! どうか、うちの出店の危機的状況に知恵をお貸しください! 何でもしますから!!」
何で、そんな事を言っちゃったんだろうね?
「きゅう~ん……ご主人様ぁ、炭火焼ですよ~? 何でもいいので、何か買ってくださぁい」
純情露出びっちは、焼き場でふんぞり返るフジコ先生の視線を一身に受けて、店先に立つハメに。
「な、何だコレは……さっきの店と反対に、孤独という名の重力を感じる何かを秘めてる店じゃないか!」
夏なのに肌寒さを感じて、
伊賀 解理
は二の腕をこすった。
「な、何だかこのままバックするのもなんだから、とうきびでも買おうかな。テイクアウトはできるのかな?」
ここだと、食べた気がしなくなりそうだし。
「ありがとうございますぅ~! 勿論、OKですよー。今、お包みしますねぇ~、わん♪」
「うむ……ありがとう。まあ、何だ。その……頑張ってくれ!」
焼きもろこしを抱きしめると、解理は逃げるように、その場を後にした。
「あら、かわいいワンちゃん。一種類ずつください」
巫部 紫苑
も炭火焼きの美味しさに舌鼓を打つ。
「炭火で焼くと、こんなに美味しいものなんですね」
「あら、焼きそば あるじゃない」
「うっわぁ~、いいニオーイ! たまんないねー」
「ののこ、よ・だ・れ。でも、食べたいって言ってたもんな。買って行こ」
神薙 焔
を先頭に、
猫村 翡翠
、
野々 ののこ
も、芳しい香りに深呼吸。
「すみませーん、三つください!」
フジコ先生から焼きそばを買うと、三人は睦まじく走って行った。
チュロス屋での一件から、ずっと肩を落とす
最上 るるか
に、
篠崎 響也
は一つため息をつく。
決して悲しむ顔を見たいわけじゃない。しかし終始 積極的な るるかには、正直戸惑うばかり。
「最上」
そっと背中を叩かれて、見上げたるるかの目に飛び込んできたのは、ケースからヴァイオリンを取り出して、構える響也。
今はまだ、彼女にどんな言葉を伝えたらいいか分からない。だから即興の調べに、相手を思いやる気持ちを乗せて。響也は、ただ音を奏でる。
それは、静かで優しい音色。
演奏が終わり、るるかにも少し余裕が戻る。
(そうだよね。響也の気持ちを無視して、好意の押し売りしちゃってたかも……)
「あの、響也……」
るるかが口を開いた、その時。
「誰かと思えば、篠崎ちゃんじゃない」
太い声に、響也が凍りつく。
「フジコ……先生っ!?」
逃げの体勢に入った響也のポケットから、“カード”が、ひらり舞い落ちる。
拾い上げた肉食獣の目が光った。
「あら、トリエンナーレ当たったのね。おめでとう。こんな所で油売ってていいの?」
「いや……俺は、別にショーなんて……」
「まっ! ここであたしの犬役がしたいのね!? 歓迎するわよ」
「嘘です! トリエンすげー出たかったんです。そういう事で、さよならっ!!」
カードを奪い取り、ダッシュで逃げる響也を、るるかが慌てて追う。
「あーん、待ってよー、響也~!」
「……何やってんの、あやめ」
添木 千唐
は“おにざき”の惨状に、目を丸くした。
「あ、お兄ちゃーん! じゃなくて、ご主人様ぁ、来てくれたんですねぇ~」
尻尾に血が通ってれば、千切れんばかりに振っていただろう。
千唐は焼き場に立つ、肉食系ゴリマッチョ漢女を目にすると、額を押さえた。
「……仕方ない。後で取りに行くから、支援部と実行委員への差し入れ用に残ってるの全部頂戴。気にするな、ポケットマネーの範囲だから」
「お兄ちゃん! 大好きー!!」
ひしと抱きつく妹分に、千唐はやれやれと肩を竦めた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
130人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月30日
参加申し込みの期限
2013年10月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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