秋の遠足　アスレチックで遊ぼう♪｜リアクション

秋の遠足　アスレチックで遊ぼう♪

☆水場で遊ぼう！　＆お弁当

「もうすぐ秋なのに、まだ少し暑いね」
　瀬莉は班のみんなと、靴下を脱いで遊べる水場にやってきました。
「晴れてよかったよねえ」
　友達と一緒に靴下を脱いだ瀬莉は、濡れないよう大事な時計をはずします。
　膝下くらいの深さの水にそっと足を入れると。
「わあ、気持ちいい！」　
　ちょうどいい冷たさでした。
　手足を水につけると、どうしてこんなに気持ちが解放されるのでしょうか。
　はしゃいですくった水を、友達へ向けて飛ばします。
「きゃー！」　
　楽しそうな悲鳴を上げて、友達も瀬莉に向かって水をかけ返します。
　ばしゃっ！
「つめたーい！」
　水は瀬莉の服にかかり、シャツもスカートもびしょぬれになってしまいました。
「大丈夫？」
　班長をしている友達が心配そうに声をかけてくれましたが、瀬莉はにっこりすると、シャツをめくり上げました。
「平気、こんなこともあろうかと……ってわけじゃないけど」
　服の下から現れたのはスクール水着！
　けさ思いついて、服の下に着てきたのです。
　なので盛大に水場で大はしゃぎしても全然平気！
「そーれっ」
　と皆に水をぶっかける瀬莉に、みんなきゃーきゃーはしゃいで逃げまわります。
「あ、なんか楽しそうなのがある」
　水場には浮かぶ遊具などもあって、そこに乗ってぷかぷか浮かぶ感じを楽しんだりします。
　すっかりびしょ濡れになってしまいましたが、着替えもしっかり持参しているので問題はありません。
　
　一通り遊んだ瀬莉たちは、濡れた服を新しい服に着替え、タオルで充分身体も髪も拭きました。
　暑い日なのですぐ乾くことでしょう。
「お腹すいたねー」
「ちょっと早いけど、ごはんにしようか」
　お弁当は班ごとに好きな時間に食べていいことになっています。
　レジャーシートを敷き、みんなでお弁当を広げました。
「あれ、今日の味付けは塩っ辛いかも」
　お母さん忙しくて失敗したのかな？　と思う瀬莉でしたが。
　とはいえお腹ペコペコなので、あっと言う間に完食したのでした。