秋の遠足　アスレチックで遊ぼう♪｜リアクション

秋の遠足　アスレチックで遊ぼう♪

☆ふれあい動物広場と、帰り道

「瀬莉ちゃん、起きて」
　昼休みも終わって、特にやることもないのでシートの上にあおむけになっていた瀬莉は、水遊びの後にお腹いっぱい食べたのでつい眠りそうになっていました。
「あ、この後ふれあい動物広場だっけ……」
　同級生の子らに起こされて、瀬莉は時計を確認しました。
「予定の時間過ぎてるね、急がなきゃ」　

「ウサギかわいいね」　
　ふれあい動物広場にやってきた瀬莉たち。
（そういえば、時計とウサギの組み合わせって不思議の国のアリスみたい）
　そんなことを思いながら、瀬莉はふわふわのウサギの毛をなでます。
　小さい動物を可愛がっていると、なんともいえず癒されて、うとうとし始め……
　気が付いたらすっかり眠っていました。
「瀬莉ちゃん！」
（３月ウサギが呼んでる？）
　起こされてどうにか置いていかれずに済んだものの寝ぼけ眼の瀬莉。
（無事帰れるかなあ）
　と思いつつ、家路につくのでした。

「楽しかったですか？　それじゃ、気をつけて」
「……ぁ……（ありがとう、楽しかったです）」
　逢莉に見送られ、まなはバスの窓から手を振ります。
　帰りのバス酔いを心配していたまなですが。
「ｚｚｚｚ……」
　しばらくすると気持ちよく寝息を立てていました。
　
　瑠樹は電車の席でかんなに話しかけていました。
「遠足、楽しかったねぇ。来年の遠足も楽しみ……すやぁ……」
「ちょっと曖浜、寝ちゃったの？！」
　呆れた様子のかんなですが、当人もちょっと眠そうです。
「今日は楽しかったっすね。桃井さんは疲れてないっすか」
「私は平気よ」
　一心は満足しながら、しっかりかんなと帰ったのでした。
　
　

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