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9月の☆ハッピーバースデー
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白草 朱乃
は、9月25日に丸をつけたカレンダーを見て微笑んだ。
今日は待ちに待った
呉井 陽太
との遊園地デートなのだ。
出発前にもう一度鏡の前に立って、デートコーデに隙が無いか確認することにした。
白のニットに焦げ茶色のフリルキュロット、足下はニーソでまとめてある。髪はポニーテールに結って、白レースのシュシュで飾る。
手首とバッグには、陽太から贈られたブレスレットとバッグチャームをつけて完了! である。
「こ、これで完璧! ……かな?」
デートを控えた乙女心にはまだ心配だったが、時間は待ってくれないので出発するしかなかった。
島外の遊園地には、開園時間より少し早く着いたにも関わらず、長蛇の列が出来ていた。
「わー、結構人が多いなぁ。俺ここに来るの初めてだから、こんなに人気があるなんて知らなかったよ」
「私もです。こんなに人が多いなんて驚きですね」
朱乃は、陽太のバッグに自らが贈った開運アクセサリ-がついているだけでときめいていたのだが、彼の言葉に心臓が飛び出しそうになった。
「朱乃ちゃん、すごい人だし、はぐれないように手を繋いで行こうよ」
「は、はい!」
繋がれた手は温かくて、少しこそばゆくて。朱乃ははにかんで、そっと握り返した。
「よーし、今日は朱乃ちゃんが好きなアトラクション、全部行っちゃおうか♪」
「わぁ、いいんですか? じゃあ、あれがいいです!」
朱乃はもう片方の手で、行く手に見えてきたジェットコースターを指さした。
「おー、絶叫系いける口かぁ」
「ふふふ、私、こう見えて結構好きなんですよ」
秋の澄んだ空に向かって思いっきり絶叫して、朱乃は大満足だ。
「呉井先輩、大丈夫でした?」
「オレもジェットコースター好きだから大丈夫だよぅ」
にっこり笑顔でこちらを気遣ってくれる陽太に、朱乃の乙女心メーターはどんどん上がってゆく。
「じゃ、次はコーヒーカップに行きましょうっ」
「よーし、じゃあ頑張ってぐるぐる回しちゃうぞぉ」
あまりにも回しまくるので、二人とも降りたときはちょっとフラフラしたくらいだ。
「も~、呉井先輩ったらやり過ぎですよー」
「あはは、ごめんごめん。じゃ、今度は休憩がてらゆっくりあの汽車に乗らないかい? 園内を一周してるみたいだし」
朱乃と陽太が汽車に乗り、景色を見ていると、先ほどのジェットコースターが見えてきた。
「いやー、さっきのジェットコースターは怖かったねぃ! こう、地に足が着いていない感じがさぁ」
「うふふ、ぶら下がりタイプでしたものね。じゃあ今度はちゃんと床に足がつく、フリーフォールとかにしましょうか?」
「うーん、機械もいいけど、古風なお化け屋敷とかはどうだい?」
「それもいいですね! どっちも園内にありますし。どうしようかなぁ……」
園内マップを二人で広げ、ああしようこうしようと話しているうちに、汽車は終点に到着。
喉の渇きを覚えたので、カフェで遊園地限定のスイーツを注文した。9月いっぱいで終了だという、フルーツたっぷりのかき氷だ。
「うぅーん! このかき氷、シロップが濃厚だねぇ! 果物がゴロゴロ入ってるのが分かるよぉ」
「氷だけでもふわふわしてて美味しいです! 頭も全然痛くならないし」
かき氷でエネルギーを補給した二人は、夕方になるまであれやこれやとアトラクションをはしごしまくった。
「やや、朱乃ちゃん、そろそろ夕暮れですなぁ。帰る前に観覧車に乗って、夕焼けでも見ませんか?」
「もちろんです!」
朱乃は少し歩き疲れていたので、この申し出をありがたく受けた。
乗ってからはどちらも口を開かず、朱乃はただオレンジ色の夕日と――同じ色に染まる陽太の横顔をそっと見つめていた。
帰り道、陽太の数歩先を歩きながら、朱乃は振り返って問うた。
「今日は誘ってくれてありがとうございました。本当に楽しかったです! 呉……陽太さんはどうでした?」
見上げないと合わせられない視線を、陽太と合わせると。優しく頭を撫でられた。
「オレも来て良かったよ♪」
もうこれだけで、朱乃の乙女心メーターは限界MAXまで到達したのだが、それはすぐに振り切れることになる。
「はい、これ。朱乃ちゃんへのプレゼントだよ。お誕生日おめでとう」
陽太がバッグから小箱を出して、渡してくれたのだ。
「えっ! 覚えてて……くれたんですね……嬉しいです……っ」
箱を開けると、
青と白の二色を基調にしたハーバリウム
がある。
「朱乃ちゃんの瞳って綺麗な青色だし、優しくてふんわりしてるから、こんな感じかなぁと思って作ったんだけど」
「わざわざ作ってくれたんですか? だ……大事にします」
朱乃は贈り物を抱きしめてぎゅっと目を閉じ、勇気を出して口を開いた。
「陽太さんはいっつも私のことを想ってくれて、大切にしてくれて……大好きです」
言い終えて目を開けると、陽太は何故か後ろを向いて頭を抱えていた。
「陽太さん?」
「あぁ、いや、なんでもない。さ、帰ろうか、朱乃ちゃん」
「はい!」
差し出された陽太の手を、朱乃はそっと握った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
陣 杏里
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年07月08日
参加申し込みの期限
2019年07月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年07月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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