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何が起こるの? ちょっと不思議DAY!
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朝の予定をさくさくとこなした
八神 修
は、今は机に向かっていた。
淀みなく解き進めるのは、受験対策用の問題集。
窓から吹き込む潮風も清々しいまだ涼しい時間帯に、ある程度ノルマを済ませる予定だったが、
「……あれ?」
その予定は、突然の異変によって遮られた。
窓の外を、ふわり、小さな光が過ぎったのだ。
最初こそ射し込む光の加減かと思ったものの、
(さっきから、これで3度目か。しかも、どの光も同じ方向を目指してる)
となれば、放っておくわけにもいかない。
(神魂の悪戯か? 危ないものじゃなかったらいいんだけど)
と、修はすぐに寮を出た。
暗がりの内ではなく、朝の冴えた光の中だ。
あの不思議な光を探すのはそれなりに骨が折れたが、
「いた……!」
と、目を凝らし凝らし、修はそれを見い出した。
光はやはり、先ほど自室で見たものと同じ方向に向かっている。
見失ってしまわないように気を配りながら、修は、そのあとを追いかけた。
※
気付くと修は、森の中に立っていた。
油断は、一ミリもなかった。
それなのに、海沿いの道を、潮の香りを感じながら一歩踏み出せばもう、四方八方を森に囲まれていたのだ。
「……何だか、妙な場所だな」
低く呟いたはずの声が、あちらこちらから歪んで反響し、修の耳を揺らす。
くすくす、くすくすと、木の葉が擦れるような笑い声も聞こえた。
(あの光達の手のひらの上、か?)
自然、目元に僅か険しい色が乗る。
「修君!!」
と呼ばれたのは、その時だった。
声の方に、ハッと顔を向ける。
駆け寄ってくるのは、
七夜 あおい
だ。
「良かった。修君も、あの光を追ってきたの?」
「あおいもか。何か、俺を見つけるまでに嫌な目には遭わなかった?」
「大丈夫。笑い声が聞こえてびっくりしたりはしたけど、それだけだよ」
心配してくれてありがとう、とあおいが笑う。
良かった、と今度は修が零す番だった。
「それにしても、あの光は何なんだろう?」
「わからない……けど、今のところ、さほど剣呑な感じはしないな」
「私もそう思う。悪戯も、何だか、小さな子が遊んでるみたいな」
あおいの感想に、「成る程」と、修は顎に手をあてがう。
そうして、少し思案して、曰く。
「もう一度、あの光を探してみようか。俺達に、見つけてほしいのかもしれない」
こくり、あおいが頷く。
かくして2人は、森の中を一緒に歩き出した。
※
「見つけた……」
歩いて、歩いて、歩いて。
やがて修達は、静謐たる湖へと辿り着いた。
宝石のような澄んだ青を湛えた湖の上を、あの光達が、数多踊っている。
射し込む柔らかな月の光に、湖面は星を散らしたように輝いた。
幻想的な光景に、暫し、声もなく見惚れる修とあおい。
笑い声が、近く遠く響いた。
『ありがとう、ありがとう』
『見つけてくれて、ありがとう』
『この場所は、失われゆくのを待つばかりだけれど』
『人の子の心を、住処とすることはできるから』
それはたぶん、光達の声だった。だから。
「忘れないよ」
と修は音を紡ぐ。
「忘れない。この場所のこと、しっかり覚えておくよ」
さやさやと、笑い声が揺れる。
嬉しそうに、幸せそうに。
目の眩むような光が、辺りに満ちる。
堪らず閉じた瞼を再び開いた時には、そこは、朝の空気に浸された、海沿いの道だった。
森に入る前と違っているのは、傍らに、あおいがいること。
「……綺麗な場所だったね、修君」
「うん、すごく」
応じれば、「来て良かった」とあおいが言って、修は口元に優しい笑みを浮かべた。
目の奥に、あの煌めく湖を思い浮かべながら。
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あとがき
担当マスター:
巴めろ
ファンレターはマスターページから!
お世話になっております、ゲームマスターの巴めろです。
まずは、ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました!
PC様方のその日の予定から想像を膨らませての執筆、とても楽しかったです!
あれもこれも……と、色んな要素を詰め込ませていただきました。
お任せ多めのちょっと不思議な一日、お楽しみいただけますことを心から願っております。
重ねてになりますが、ご参加くださった皆様に心からの感謝を。
この度も、本当にありがとうございました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年07月07日
参加申し込みの期限
2019年07月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年07月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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