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【星幽塔】第二階層 水道橋で流しそうめん
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「おまたせー!」
三人娘が声を合わせて、水路から帰還した一同を迎える。
「わあ、ふつうの流しそうめん。嬉しい」
アヴィケンナの言葉には、若干の皮肉の色があった。
それでも、皆の内心を代弁してもいた。
「うん、こっちは普通のやつだね。これこそ、ザ・夏! って感じだな」
「これが寝子島特製の三色そうめんです」
三人が見せる、赤緑黄色のそうめんに、一同は歓声を上げた。
これが五月、華菜子、真魚の準備していたアイデアだった。
ーーうーん、どうせなら・・・・・・。
星幽塔に向かうことが決まった当日、三人は集まって、作戦を練っていた。
せっかくだから、自分たちで皆をもてなしたい。
それが寝子島と星幽塔との文化交流の架け橋となり、お互いを知り合う切っ掛けとなるのなら、願ってもないことだ。
「なんかあきれられている節もあるし、寝子島の麺事情を誤解されても困るし、なんなら一寸、みんなを誘ってみる?」
「真魚ちゃん、賛成アル」
「華菜子さん、真魚さん。せっかくですから、そうめんに色つきの麺を入れましょう」
五月がピンと指を立てて、三人に提案する。
「そうめんに、色つきの麺を入れる!
五月ちゃん! いい考えアル! 私賛成アルヨ!」
手をたたいて、ぴょんぴょんと飛び跳ねる華菜子。
派手すぎず、そうめんの楽しみも失わず、それでいてちょっと嬉しい。
五月らしい配慮の行き届いた楽しみ。
食事は美味しいだけじゃなく、楽しくなくっちゃ、と華菜子も大賛成である。
「・・・・・・色つき麺? あーあの、偶に混ざってて取れると嬉しいやつ。
――ま、本当に普通に流しそうめんするだけじゃ、何だし・・・・・・それくらいのお遊び要素はいいと思うけど・・・・・・」
現実的なラインかどうか、じっくり考える真魚。
五月と華菜子のしたいことは、なるべく達成させてあげたい。
ツッコミ担当、面倒見のよい真魚、表面には出さないが五月の提案が嬉しい。
「私たちらしい色で三色。それぞれの麺を取った人に、寝子島のお店のトッピング無料券をつけましょうー!」
五月の本気の提案に、二人が顔を上げる。
かなりマジの仕込み。
流しそうめんにかける、五月の静かな意気込みが感じられる。
「トッピング無料券・・・・・・?」
鉛筆のお尻を唇に当てて、真魚は考える。
「ま、そのくらいなら都合つくでしょ。・・・・・・手配しとく」
真魚が幼なじみのために「都合つく」といったら、それは何が何でも「都合をつける」という意味だ。
「蕎麦屋すすきのからは、トッピングのエビ天無料券をつけますね」
「うちは煮卵無料券つけちゃうアル」
すでに話をどんどん先に進める麺娘二人。
必死でメモを取り、概算を算出していく真魚。
現実的なラインでものを考えられるのは、さしあたって自分しかいない。
「それで、三色の麺の色ですが」
うーん、と首をかしげる五月。
「私は緑で、華菜子さんは黄色。ラーメンの黄色」
「それぞれのイメージカラーアルな。
五月ちゃんは緑で、私はラーメンの黄色。
でもそれだと、まおちゃんは白だと、普通のそうめんと一緒になってしまうアル・・・・・・」
うーんと首をかしげる五月と華菜子。
真魚は予算の確認をしながら、二人の発言に時々静止する。
どこからつっこんだらよいのだろう。
ラーメンの黄色はスルーでいいのか。
イメージカラーっていったい何なのか。
「あ、それでは真魚さんは、いつも着ているジャージの赤にしましょう」
「あ、ジャージの赤! 名案アル! 五月ちゃん天才アル!」
「ちょっと五月」
さすがに聞き捨てならずと、真魚ががばりと顔を上げる。
「麺の色を決めるのはいい」
「はい」
「ラーメンが黄色、蕎麦が緑なのは兎も角」
「兎も角」
「なんで私、うどんだけがジャージだから赤なのよ」
「ジャージのイメージが強いから」
「いつもジャージ着てるわけじゃないわよ! 麺要素一切関係ないじゃない!
そいでなんで華菜子は華菜子で何の疑いもなく納得してんの!?」
「むしろ、ジャージのイメージしかないアル。このあいだ畳んであるジャージに、思わず『真魚ちゃん』って呼びかけてしまったアルヨ」
「嘘をつくなっ!」
「天才の発想だから、しかたないアル」
「いやだから、天才じゃないでしょ?」
様々な悶着があった末の、渾身のアイデアである。
ケースに入った三色の麺。
簡単に見えるが、実は準備に手間がかかっている。
こだわり派の三人、麺のことは妥協を許さない。
思い通りの色になるように、食感を損なわないように。
どれほどの時間と創意が、そこに投入されているのだろうか。
ふわりと笑う三人からは、そんな苦労はみじんもうかがえない。
「麺の中に三色のヤツが混ざるアル。取れたら賞品アル!」
「色麺争奪、流しそうめんね」
「面白そうなのー!」
ステラが拍手した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
ぱーすぺ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年07月14日
参加申し込みの期限
2019年07月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年07月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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