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【星幽塔】第二階層 水道橋で流しそうめん
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「まだまだいくの!」
高らかに、明里の朗らかな声が響いた。
そうめん祭りの熱気は冷めやらず、ますますヒートアップするそうめん熱。
この需要にこたえるアイテムはこれしかない!
「あかりは大好きなプリンを流すの!」
「ちょっと待った」
プリンがぎっしり詰まったバケツを、水路へひっくり返そうとする明里。
天使の羽をむんずと抑える月詠。
「なんでも流していいって言われたから」
「水溶性のものはNG。環境汚染になる」
「プリンは脂分だから、水に溶けないです!」
しばし考える月詠。
「オーケイ。許可しよう。面白ければそれでいい」
「わあい!」
はしゃいでプリンを水路にぶちまける。
ゴーレムも協力して、無数のプリンを水路に配置。
水面を敷き詰めるプリンが一斉に流れていくさまは、なんともシュールだ。
「普通のプリンだけだと掬えないから、焼きプリンも流すの! ついでにプリンシェイクも!」
どばどばと水路に黄色い液体を流す。
下流域で絶叫が上がった。
「どんどんアイテムを追加してみたいと思います」
水路に身をぐっと乗り出す明里。
「後ろだ」
「ぴ?」
明里の振り返ったそこには、巨大なプリンが眼前に迫っていた。
水路橋のシステムについて、一度確認しておこう。
水路はぐるりと廻った後、温泉の流水などと一緒に地下水路に流れる。
地下水路の一室で吹き上げられ、再び星見の間から流れ出す。永久機関なのだ。
明里の放出したプリンは、一周してまた上流へと帰ってきた。
カムバックサーモンならぬ、カムバックなプリン。
さらに星の力を吸収し、どこかのキング的スライムのように合体して、ジャンボプリンと化したらしい。
融合し、合体したプリン。
さらに、残留していたスライムとも結合、スライム化を果たした。
「ぴぎゅむむむ」
避ける間も有らばこそ、明里の全身はプリンに飲み込まれる。
プリンに足二本が突き出ている状態で、下流に向けて疾走を始める。
「わああああああああああ!」
下流は阿鼻叫喚に陥っていた。
先ほどは大量のプリンが一時に流れてきた。
呆然としているうちに、今度は巨大なプリンが水路を滑り降りてくる。
しかもそこには、二本の足が突き出ている。
「まずいな……」
修は顔をしかめる。
先ほどの無数のプリンが、一つに結合している。
さらにスライムとも合体している様子だ。
新種のスライム。
さらに、あの生えている二本の脚。
あれはまさしく、
橘 明里
のものだ。
プリンに飲み込まれてしまったらしい。
「このまま、プリンと融合してしまったら……」
巨大なプリンから、明里の顔が突き出る。
プリン・アラモードならぬ、プリンモードの明里。
プリンと合体し、究極プリン生命体と化す明里。
本人的には結構満足かもしれないが、無差別に周囲をプリン化して取り込まれても困る。
(わたしは あかりんプリン
すべての記憶 すべてのそんざい すべての次元をプリンとし
そして わたしもプリンとなろう)
「いかん、阻止せねば!」
誇り高き戦士たち、心とらわれつつある明里に必死で呼びかける。
「みつまめスライム、冷えてて美味しいよ! あとビールも!」
「抹茶ようかんスライムもおすすめです!」
「あたしつぶあーん!!」
「羊羹と蜜豆も、まだ余っている。動いた後は甘いものが美味いよ」
「あんこおいしー、おいしーれすよー」
「ゼリースライムはいくらでも寄ってくるYO! 甘いの少し苦手だけど……」
「青汁スライム……まだ結構ある……よければ」
それぞれ手に、思い思いの余ったスイーツをとって、プリンに飲み込まれつつある明里に呼びかける!
そんな勇者たちに、無情にもプリンは速度を緩めることなく、全力で突進!
と――。
衝突の瞬間、プリンがピタリと止まった。
「明里は天使なのです」
めこっ。
巨大プリンが割れて、なかから飛び出すのは天使姿の明里。
いままさに、プリンアラモード、もといプリンモードから脱却し、荘厳なる天使はふたたび星幽塔に舞い降りたのだった。
「なんだこれ」
アヴィケンナがつぶやいた。
「風流」
上流で一部始終を見下ろしていた月詠が、そうつぶやいたかどうかはだれも知らない。
崩れたプリンを、皆が崩して片端から賞味していく。
「さらにぷりんマシマシなの!」
喜び勇んでプリンを水路に投げ込もうとする明里。
その襟がむんずとつかまれる。
「――え、ぷりんばっかり流すななの?
よしわかりました!」
どこからともなく取り出した巨大コンテナをひっくり返す。
「たい焼き流します!」
大量のたい焼きの放流に、コトコは「たいあきれす!」と大はしゃぎする。
「――え? もっとこう、主食的なものを流せ?
よしわかりました!」
再びコンテナをひっくり返す。
「団子流します!」
無数の団子が水路に投下され、いそいそとスライムと合体しようとするのを、みなで阻止して食する。
「――え? もっとこう、麺類的なものを?
よしわかりました!」
三度コンテナをひっくり返す。
「甘い蜜のところてんを流しますなの!」
とろとろの蜜が絡んだところてんが、どどーっと水路を疾駆していった。
つぎから次へと繰り出される甘味。
しかし、甘いものは別腹ともいう。
そうめんを堪能し、そこそこゼリースライムもおなかに収めた一同、繰り出されるデザートの嵐をしっかり腹に収めた。
「おなかはだいぶ膨れたけど……」
「結局あんまり食べられなかった……」
なんだか名残惜しそうなアヴィケンナ。
その時修の視界に、手を振る三人の姿が映った。
「行こう、準備ができたらしい。今度は寝子島の流しそうめん大会だ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
ぱーすぺ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年07月14日
参加申し込みの期限
2019年07月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年07月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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