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ランジェリーショップでソワソワと、スマホを眺めているのは
龍目 豪
。
思い立ったが吉日とばかりに、先輩へのプレゼントを買うためにお店へ足を運んだのだが、サイズがわからず、サイズを聞くために送ったメールの返事待ちのようだ。
とはいえ、プレゼントのためにサイズが知りたいのは事実なものの、そわそわしているのは本題の方で――。
(今度会いたい、なんて送ってしまったけど、先輩は会ってくれるよな?)
先輩が進学してからというもの、めっきり遊ぶ時間が減ってしまった。
もちろん、新しい環境に忙しいのだということは重々承知しているのだが、それでも、ただの後輩でなければ時間をとってもらえるのではないかという期待と焦りがあって。
今、自分の立ち位置がどこになるのか。それを確認するためにも、この「積極的に男性から愛を伝える日」は使えるのではないかと、豪は踏んでいるのだが……それはせっかちさ故の考え方かもしれない。
そんな豪の目に入ったのは、爽やかなシーグリーンをベースに、元気なオレンジ色で小さな花の刺繍が施されたブラジャーだ。
両サイドにベースカラーで作られた大きな花のアップリケがついており、人魚のような色合いと華やかで元気なデザインが先輩らしいなと思った。
(女体化した自分と同じくらいなら、多分このあたり……あれ?)
さっきまで覚えていたような気がするのに、緊張で飛んでしまった。
下着売り場が初めてではないとはいえ、女体化していた時はノーカウントだろう。あの時でさえ緊張したのに、男一人でとなれば、手に取るのも躊躇うくらいに人の目が気になる。
かといって、アンダーサイズとカップサイズが合ってないと使い物にならないと、女体化した時にレクチャーされたので、下手なものは手にすることはできない。
(えーと、胸の大きさを知るには……)
鷲掴みするだけではだめだ、横から盛ってきたりするとカップが変わる。それに、胸の付け根から沿うようにアンダーを測るのだから、まずはあのボリュームの胸を持ち上げるところから――。
(ち、ちがう違うっ!)
これ以上考えると、店に居づらいどころか退店を余儀なくされるかもしれない。
豪は顔を引き締めて、大人の男の振る舞いを心がけるため暫し目を閉じた。
(俺は大人の男……何事にも動じない大人……みんなを守れる、大人の男)
カッ! と目を開いた次の瞬間。鼻の下を伸ばして下着を選んでいる刀の姿が目に入った。
さすがに、そのままソッとしておくのも、本人の名誉に関わるだろう。
豪は小声で声をかけた。
「おい、御剣……御剣! そうだらしない顔で選ぶな」
「へ? ……って、龍目先輩!?」
「御剣、男として気持ちはわからなくもないけど、もうちょっと紳士に。な?」
「すいません。似合うかどうかを考えてたら、つい……」
「いや、男がいてくれて助かった。どうにも周囲の視線が気になってたんだ」
メンズバレンタインデーのプレゼントとはいえ、刀のように堂々とするのは難しい――なんて茶化すような物言いをしつつ、互いにプレゼントに検討している品々を見せあった。
「やっぱり、普段シンプルなイメージの子には、ちょっと冒険してほしいじゃないですか」
そう言って刀が見せたのは、シックなアメジスト色のブラジャー。
贅沢なリバーレースで透け感がありながらも、エレガントな仕上がりになっており、バックスタイルも蝶が羽ばたくかのようなレースデザインになっている。下に合わせるのはリオのカーニバルなどでおなじみのタンガで、腰のゆらめきもセットでお願いしたい一品だ。
ちなみに、ペラッペラで油断している男子高校生に注意しておくと、こちらのリバーレースは高級品で、上下セットで揃えると家庭用ゲーム機本体が軽く買えるお値段になる。
「冒険、いい言葉だな! 俺はうっかりしていてサイズがわからないから、こういうのも考えていて……」
豪が気になっているのは、先程見ていたシーグリーンのシリーズのスリップ。ロングキャミソールとも呼ばれ、なんだったらドレスか何かと見まごう程に綺麗だ。
スリットがあるかないかで、セクシーかキュートに分かれるが、刀は彼女たちが服を脱いだ後、こういうものを着てほしいかイメージしてみた。
「可愛い系の下着の子なら、もう一枚隠すように着ているのもありかもしれないですね」
例えば、と手にとったのは、明るめのコバルトブルーのブラジャー。プリントチュールの大きなリボンが可愛らしさと、さりげない胸寄せでセクシーさを演出している。
そして、キュートなのかセクシーなのかと悩ませる上とセットにすべきは、正面から見ると清純派に見える布面積を持ちながら、Tバックというギャップだろう。
どちらかに特化するスタイルも捨てがたいが、どちらも選びたい贅沢男子として、この組み合わせは譲れない。
「なるほどなぁ。随分と、着る人のことを考えてんだな」
「そりゃあもう。普段から妄想していたことですからね」
キリッという刀に、確かに妄想でもしなければ、似合うかどうかはわからないな、と豪は納得し、先輩に頭の中で着てもらう。
(……やっぱり、大人の男になるには早いかな)
照れてしまう顔を誤魔化しつつ、二人は下着の意見交換会をするのだった。
フィッティングルームから出てきた千歳と海は、その男性の盛り上がる声に、刀が友達と会ったのだろうかと、身を潜めるようにして様子を見た。
ここで姿を現したら、刀が誰の下着を選んでいるのかが明白だからである。
しかし、似合う似合わないという声が聞こえてくれば、自分たちのことかと、つい聞き耳をたててしまいたくなるのも無理はない。
『また凄いものを……』
「まさか私たちにあれってことはないわよね、派手、派手過ぎるよ、刀君……」
『刀だよ?』
「そうだったわね……あと刀君、絶対値札見ずに選んでるわね」
派手な下着が選ばれることは、刀だからと納得しても。あの値段の下着を上下セットで、なんだったらガーターベルトやスリップも、店員さんのセールストークもあって全てシリーズで揃えようとしている。
総合計は、たとえ下着じゃなくても受け取りづらい価格だ。
『のんびり待ってようよ』
二人で見ていたら、刀も伸び伸びと選べないかもしれない。
それに、せっかくの待ち時間。女の子同士で下着を見立て合うのも楽しいかもしれない。
少し刀の動向は気になるが、二人は自分たちのショッピングも楽しむことにした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年07月10日
参加申し込みの期限
2019年07月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年07月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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