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秋のバレンタインは台風と共に
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九月も半ば。
新学期の始まりに否応なく馴染み、再び学校生活が日常となってきた頃。
橘 千歳
は
小山内 海
と共に、
御剣 刀
の到着を待っていた。
『今日って、メンズバレンタインデーのお誘いかな?』
「九月のバレンタインって、女性から別れを持ち出す日でしょう?」
意見が合わず、一瞬驚いた様子で顔を見合わせる。
お互いに、そういう日があることを知らなかったようだ。
『今日の発案は刀だよ?』
確かに、自分から呼び出して別れを切り出させるというのもおかしな話だ。
バレンタインといえば、やはりデートをしてプレゼントを渡して……というのが通説な気もするが、千歳はメンズバレンタインデーを聞いたことがない。
「私が聞いたことある、九月のバレンタインは……そのままセプテンバー・バレンタインって言うのだけれど、何か関連があるのかしら?」
『例えば?』
「別れを切り出される前に、贈り物をしておこうとか、そういう……?」
自分で言っていて、虚しくなってきた。
そんな贈り物をしなくたって、見限ることなんてしないのに、そう思われているのだとしたら。悲しいのか怒りたいのか、ないまぜになった気持ちが溢れてきそうだが、全ては予測の範囲を超えはしないので、一旦気を落ち着けようと、千歳はマイナスな考えを追い払うように頭を振る。
すると、海は暫く思案してスケッチブックにペンを走らせた。
『それはないと思う』
女性のご機嫌をとりたいのに、アレをプレゼントするだろうか。
海は、刀が千歳にプレゼントする姿を考え、事情を知らなければ機嫌をとるどころか損ねるんじゃないかな、と思うと苦笑してしまう。
『大丈夫、それはない』
こくり、としっかり頷いてみせるが、どうにも笑いを我慢できない様子にも見え、千歳は海を問いただすように見つめた。
「何か、とてつもない日なんじゃないでしょうね?」
『刀次第だよ』
「それはそう、だけど……」
そもそも、今日がメンズバレンタインデーだと知ってのお誘いではないかもしれない。それでも三人で過ごせば、楽しい一日になるのは間違いないだろう。
揃って紅葉を見たあの日と違い、今日はちょっぴり曇り空。
どうか帰り道まで天気がもちますようにと、二人は祈った。
デートは何も、室外に限ったことではない。
ヒュー・ヒューバート
は、木天蓼市内の自宅アパートへ
城山 水樹
を誘い、二人はお家デート中だ。
天候の不安もなく、水樹が明日都内で仕事を控えていることを考えると、二人にとってこれ以上に最高のデート場所もないだろう。
「ヒューも、どこかロケにもで出かけるの?」
「えっ?」
「だって、こんなに買い物袋の山ができてる」
いつもは綺麗に片付いているはずの部屋に、一角とは言え荷物の山ができれいれば不思議にもなる。
これを会話の糸口に、プレゼントを――そう思ったが、ヒューはまだ心の準備ができていなかった。
「ああ、台風の予報が出ていたから、ちょっと買い置きを……そうだ、その時DVDを借りたんだ」
ハロウィンに向けてのコーナー作りが始まっていて、目に止まったのはパニックホラー。
先日のデートで、水樹がホラーに強そうだとわかったため、楽しめるのではないかと思って手にとった一作だ。
「そうなの? じゃあ私、コーヒーとお菓子を準備するね」
観てる間は、たっぷり考える時間がある。
どうにか自然に、どうか変に思われないように。プレゼントを隠してある場所を見て、ヒューは恥ずかしさのあまり顔が熱くなるのを感じた。
(……どうして、メンズバレンタインデーに贈るのは……下着なんだろう)
モデルの彼女はどんなデザインだろうと着こなすだろうし、それなりに服装の好みも把握している。
しかし、それが下着になると勝手はかわってくる。
どんな物を身につけているか知った仲でも、まさかこんなにも買うのも渡すのも容易ではないとは。
結局、数日かけて数店舗めぐった最初のうちは、メンズ用品かレディースを買えてもナイトウェア止まりで、納得のいく下着を買えたのは昨日のことだ。
他の人達は、どうやってこの試練のような時間を過ごしているのだろうかと、ヒューは窓の外を見た。
少し風が出てきた気がする。やはり今日は泊まっていってもらったほうが都合も良いだろうし、その時に手渡すのが自然かもしれない。
(ああ、でも……それじゃあプレゼントじゃなくて、ただの着替えだな)
もう少し、色っぽい映画だったなら渡しやすい雰囲気になっただろうか? いや、逆に変態と思われそうで渡せないかもしれない。
水樹の淹れてくれるコーヒーが鼻腔をくすぐり、焦った気持ちを落ち着かせてくれる。
まだ、デートは始まったばかりだと、ヒューは気を取り直してDVDをセットすることにした。
男性が積極的な愛を伝える日、メンズバレンタインデー。
その代表的なプレゼントが下着であったがために、今、一部の年頃の恋人たちを悩ませていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年07月10日
参加申し込みの期限
2019年07月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年07月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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