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花の香りに願いをのせて
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手分けをして手入れを続けた成果があり、あとは花壇へ全体的に水撒きをして、ゴミ袋にまとめたゴミを捨てに行き、道具を返すだけだ。
ピカピカに磨かれた看板を全員で覗き込むと、サルビアの花言葉は家族愛や良い家庭、ペンタスの花言葉は希望や願いが叶う、と書かれている。
他には、開花時期や言い伝えなどが書いてあり、サルビアの言い伝えを見つけた水樹は、ヒューを見て微笑む。
「未来の夫を予言させる花だって。でも、サルビアの種類は多いみたいだし、これじゃないのかな?」
「はは……もし本物だったら、目の前で結果を知るのはちょっと怖いな」
二人が仲良く話している傍らで、時子は鳥に聞かせるため、ゆっくり確認するように看板を読み上げていく。途中、サルビア越しに
五十嵐 尚輝
の姿が見えたら素敵だろうな、とは思ったものの、花壇が荒れていた原因を探るように隅々まで読んでみた。が、違和感も無ければ泥汚れ以外の傷が付いている様子もない。
同じく必死に、けれども一点だけを見つめるレオンは、無意識に拳を握りしめる。
「特別汚れてたみたいだけど、特に変わったことは書いてない……よな?」
レオンは、自分の読み間違いではなく、確かに「家族愛」と書かれた文字を見て、口を歪ませた。
自分と同じように、家族へ良い思いを抱いてない人物が嫌がらせをしたのだろうかと思うと、低俗すぎてイライラしてしまう。
「ふぅん……家族愛、願いが叶う、ねぇ。看板の汚れは燕の巣っぽかったんだっけ?」
さして興味もなさそうな抑揚なのに、大きな声で言うものだから何か閃いたのかとばかりに敦は視線を集める。が、当の本人は何もないと笑ってみせた。
「いや、丘の話は母ちゃんに聞いてたんだけどよ、恋人だか愛だかに溢れた丘なんだなぁ。他に咲いてる花もそういうのばっかりだ」
ブーゲンビリアのあなたしか見えない、ルリマツリの小さな情熱。ポーチュラカのいつも元気も、笑顔を褒める時に使える言葉かもしれない。
「燕は、幸福の使者と呼ばれていますから……もし意図的に燕が汚していたとして、言葉を繋げると――」
幸福の使者が叶える、良い家庭――そう時子が繋げて読んだ時、何度も鳴っていたはずの鐘が、一際大きく聞こえた気がした。
「にゃ~」
一匹の白猫が、看板の前をすり抜ける。一声鳴いて、すぐに走り去ってしまったが、何かを知らせたかったのだろうか。
言葉が繋がったのも、鐘の音が大きく聞こえたのも、ましてそこに猫なんかが通ったのも、全て偶然の産物に違いない。そう思いたいのは、先程まで看板を睨みつけていたはずのレオンだ。今度は違った意味で震える拳を握りしめる。
「まさか、なんだ。看板が汚れてたのは、オカルト的なことだって言わないよな……?」
「それは、どうでしょうね……」
ちらり、と時子が看板の上に並ぶ小鳥たちに目をやると、小さく相談するように囀り合っている。
『どうする? まだ秘密?』
『怒られる?』
『でも、花壇をキレイにしてくれたよ! 喜んでるよね』
『教えてあげよう! 猫神様に!』
早く、早く! と飛び立ってしまった小鳥たちに、問い返すことはもうできない。けれど、少し荒れてしまった花壇を憂いて、猫神様が鳥に助けを求めたのなら、その鳥たちもまた、目立つところを汚して人に知らせようとしたのかもしれない。
「人が故意に汚したと思うより、猫神様からのサインって思ったほうがよくない?」
不思議な繋がりを、良い方向に受け止めるのは水樹だ。ヒューも敦も、それに同意するように頷いている。だが、オカルトが苦手なレオンだけは、素直に受け入れられないようで。
「いい話ってのと、本当に何か起こるってのは別の話だろ!?」
これでは、本当に五頭を持つ猫もそこらを闊歩していそうだ。そんな魔物じみた生き物に祟られることの無いよう、必死に現実的な理由を模索するが、時子も水樹の意見に同意する。
「用具入れの鍵をお借りした時、ここにいる猫のどれかに、猫神様が化けているという噂を教えていただきました。鳥たちは、どの猫が猫神様か知っているのかもしれませんね」
嫌な記憶を思い出したことについては、絶対に逆恨みをしないようにと、レオンは自身を言い聞かせた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年06月28日
参加申し込みの期限
2019年07月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年07月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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