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廃墟だなんて言わせない! 最新★九夜山のVR遊園地
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「つまり、最初の説明で洋館から遊園地のミラーメイズと繋がってるかと思わされていたが、実際は違ったわけだ」
全ては、研究所内に散りばめられていた日誌を読むと、謎が解けるようになっていた。
タルトはゾンビを倒すのが楽しく、調査を失念していたようで、二人の解説に感心しながら聞き入っている。
この先にあるのは、あくまで洋館の一部に作られたミラーメイズ。研究所から逃げ出そうとする実験者を疲弊させるためだけの、ただの迷路らしい。
「まぁ……それじゃあ、出口へは研究所を通って洋館へ戻るしかないのかしら?」
「そのヒントは、私はまだ見つけられていないな」
わかったことは、遊園地からここへは自然に迷い込まないこと。
全ての研究所フィールドを制覇したスグリによれば、囚われている人物はいなかったことだ。
「え、出口ならそこにあるんじゃないデス?」
言うが早いか、青と黄色のボタンの間にある鏡に向けて、スグリはピストルクロスボウを構える。
鏡の上下に二発打ち込めば、ガシャンガシャンッと盛大な音と共に、四人のコントローラーが振動した。
「ふっふ~♪ 六番目の日誌に破れている部分があって、アヤシイナ~と調査した結果デス。迷路の先の門番を倒せば出口だとか……ゾンビとは違う強敵のニオイがしマス!」
「すごい! じゃあ、ボタンは元々ダミーだったんだね」
「律儀に三つとも押した、響ちゃんも凄いわよ?」
もう、とむくれて見せながら新たに開いた通路を見やれば、広がっているミラーメイズ。
ガラスと鏡ばかりの部屋でぶつかりながら先へ進むと、クスクスと小さな子どものような笑い声が響いてきた。
「なんだ? イベントか?」
声の響き方やイメージできる年齢からして、プレイヤー側ではない。
月詠が警戒をして武器を構えると、続いてタルトやスグリ、権蔵も頑張って構えた。
『ねぇ、一緒に遊ぼう?』
非常ベルの音、赤く点滅する視界――それと共に現れる、BOSSの表示。
ガラス一枚隔てた向こうに現れたのは、ポンチョで上半身を隠し、左右対称の髪型をした小学生くらいの少年二人。
『遊んで、くれるんでしょ?』
強い風が巻き起こったかと思うと、二人の姿は無数にある鏡に映されていて、どこにいるのかわからない。
再び、クスクスとした笑い声と共に近づいてきたかと思えば、左分けの髪をした少年に両手マシンガンで狙われ、タルトは転がるようにして避けた。
手助けに入ろうと、スグリがスコップからピストルクロスボウに持ち替えた時、その背後から笑い声がして武器を切り替える間もなく嫌な気配を薙ぎ払う。すると、右分けの少年は爪を武器にスグリの首元を狙っていた。
すんでの所で薙ぎ払えた自分を褒めるように、スグリは口笛を鳴らす。
「……っぶなー! さすがに今のは心臓に悪いデショ」
「見た目が左右対称だから、鏡に映っているのかガラスの向こうにいるのか判別し辛いな……おまけにタイプが違うとは厄介だ」
「待って、まだ誰かいるわ! それも、私好みの気配がするのっ!!」
「ちょ、フジコ先生! それ本当っ?」
視界には、先程のようにボスが現れた表示もない。本当に他のプレイヤーと協力できるのかもしれないと、タルトはGペンをしっかり構えて周囲に気を配った。
「……いた!」
ウェーブがかった髪の、妖艶な女性。先生の好みには思えないが、綺麗な人だしとても敵にみえない、きっとプレイヤーだ。タルトは協力を持ちかけようと、彼女に近づくためにミラーメイズを進む。
「水樹に武器を向ける気なら、僕が相手になるよ?」
「ちが……僕の作戦、手伝ってほしいだけだよ~!」
タルトと月詠の武器は、一定時間壁や床にインクを残すことができるので、惑わす鏡を封鎖することができる。
反対側が見えるガラスも封鎖することになるが、敵の姿を捉えたら即攻撃が可能になるため、今よりやりやすいのではと周囲にも聞こえるよう大きな声で提案した。
その間にも、似た姿でどんどんと攻撃を仕掛けてくる二人の少年だが、さすがにゲームの世界のためか、タルトの作戦にはまるで無反応だ。
「ふぅん……面白い作戦ね。じゃあ、この鏡はあなた達に任せて、私はこのまま援護射撃をするわ」
「僕は、水樹を守れるならどちらでも」
「じゃあ、オレは確実に近接デスね~☆ ひゃっほーい!」
コントローラーを逆手に握り、勢いを使ってスコップで殴りかかるも、さすがにゾンビより素早さが高く思ったよりダメージを与えられない。それでも、下から両手で押し出すように切り込めば、敵は軽々と吹っ飛び壁に叩きつけられる。
「よーし、月詠さん、みんなが動きやすいようにやっちゃおう!」
「任せておけ」
二人で鏡を染め上げれば、その隙を逃さず水樹はノリノリでハンドガン撃ち続け、敵がダウンをとればヒューとスグリが刀とスコップで追い打ちをかける。
「よっし、コンボ決まった! これは勝ったデショ」
視界に緑の点滅が入り、ゴーグルの内側にクリアの表示。
ボスをなんとか打倒したことがわかり、ゲームクリアに六人はわっと湧き上がった。
特にスグリは、全ての資料を集めたおかげでオールクリアの表示になっており、自身の周囲に舞う紙吹雪を必死に捕まえようとしている。
「お疲れ様でしたー! どうぞ、ゴーグルを外して、こちらの扉へ!」
ゴーグルの映像が停止し、スタッフの声が聞こえる。指示に従えば、現実に帰ってきたのだと思うにはまだ早い、洋館の内装が続いていた。
「よろしければ、使用した武器を持ったお写真をお撮りできますよ! どうぞクリアメンバーでいかがですか?」
提示された見本は、ゲームを始める前の姿見の映像に近くて、この合成感が良い意味でゲームの世界だったと伝えてくれているようだ。
「先生、記念撮影しようよ♪」
「仕方ないわねぇ……化粧直しの時間はもらえるのかしら?」
「まあまあ、とりあえずこのメンバーで一枚撮りましょ! ハイ、マルチ~ズ☆」
スグリに押されるように写真スペースに入った誤認は、苦笑交じりだが達成感に包まれた笑顔で記念の一枚を残した。
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あとがき
担当マスター:
浅野 悠希
ファンレターはマスターページから!
みなさまご参加ありがとうございます、浅野です。
ホラーハウスに興味を持っていただけて、とても嬉しかったです!
イリュージョンランドの敷地が地味に広いとお聞きして、今回のVR遊園地を企画させて頂きました。
廃墟が取り壊しになったわけではありませんので、どうぞご安心ください。
また、今回のアトラクションは期間限定ではありますが、また内容を変えて楽しんで頂けるVR遊園地を開催できればと思います。
普通の遊園地と違い、同じフロアのまま中身を入れ替えられるのは凄い魅力的だと思います。
次回開催までに、私ももっとVRの体験をして、シナリオに活かせるようにしたいですね。
キャラクターと一緒に、少しでもプレイヤーさんにも楽しんで頂けていれば幸いです!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年06月03日
参加申し込みの期限
2019年06月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年06月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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