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寝子島高校
サマー☆部活動のお時間です! ~文化部編~
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●部室の大掃除
ここは部室棟の2階にある部屋の1つ。寝子島高校新聞部の部室である。
「部室の大掃除しましょ!」
椿 美咲紀
が高らかに宣言した。
彼女はバケツ、雑巾、各種洗剤に卓上モップなどの掃除道具を持ってきた。
「みんなで部室の掃除をして、綺麗にしましょう!」
同じく掃除に対してやる気を見せる
日々野 結衣香
。
「そうですね」
「ああ」
部室の掃除をするということで手伝いにやってきた
常闇 月
。そして新聞部部長である
八神 修
。2人も彼女たち同様、掃除に積極的な姿勢を見せる。特に修は掃除好きなので、気合いも入る。
「この前、虫干しだけはしたから主にゴミの始末、かな」
修はそのときの出来事を少し思い出したが、すぐに冷静さを取り戻す。ぱっと部屋を見渡すと、普段使わないところはどうしても埃が溜まっている。これまでの取材で集めた資料や記事も、改めて整理したほうがいいだろう。4人は道具を手にとって、早速掃除に取り掛かった。
美咲紀は普段手が届いていない棚の上や、汚れたガラスを拭く。
(ガラスもこの際キュキュッと綺麗にしたいのです。手の届かない所は背の高い人に手伝ってもらうのです。シュー君とかシュー君とかシュー君に)
時折修に声をかけて高いところを任せたり、身が軽い月に手早く動いてもらったり。それぞれ協力しあいながら、部室を片付けていく。
「あっ」
結衣香はふと、埃の舞う部室の片隅に置かれたものを見つける。それは寝子祭で射撃部&新聞部の出し物でライブRPG風イベントをしたときの小道具だった。
「皆さん! これ見てください!」
その声に一同が振り向く。結衣香の手にあるものを見て、皆も色々思い出したようだ。
「このローブ、文芸部のイベントと併用してたんですよね。作るの大変だったなぁ」
「大変だったけど楽しかったな。また何か企画してみようか」
「そうですね。楽しかったです」
月がチョーク投げやカジノで圧倒的な腕前を見せたり、魔王役の修がトイガンにやられたりと、色々なことが盛りだくさんなイベントだった。
「大きなものは既に壊して無くなってるけど、こまごましたものは残っているものなんですね」
結衣香はしみじみと小道具を眺める。
(はっ! 掃除をする手が止まっちゃってますね。いけないいけない)
小道具から目を離すと再び掃除に手をつける。その頃、月はふと懐かしい記事の原稿を見つけた。
(これは……あの時のですね)
それは去年の冬のこと。
新聞部は山中の廃屋と、その近くにある廃園になった遊園地へ取材合宿を行った。キャンピングカーを借りて向かった先で、一同は奇妙な出来事に遭遇する。背筋が冷たくなるような事態に恐怖しながら、どうにか脱出した。
(あの時は正直に言うと身の危険を感じました。ですが、今となってはいい思い出の一つとなってる……いい傾向、なのでしょうね)
そんなことを思いながら記事をそっとしまった。
* * *
部屋の掃除がだいたい片付いて、資料の本格的な整理を始める。
美咲紀は取材で撮った写真を基本的にはデータで保管し、プリントアウトしたものはファイルに入れて本棚へ移す。
「元データがどこにあるかメモつけて保管ですよ。大きなイベントは画像データをDVDに模写したものも一緒に保管していますが、この手のメディアって意外と長持ちしないんですよねぇ」
「そうなのですか?」
「はい、結局アナログのほうが強かったりします。なので、いい感じの写真はプリントアウトしてありますとも! 先々『寝子高この10年』とか企画するかもですし。後輩たちへ資料を残すのも先輩の務めなのです」
月は美咲紀の手伝いをしながら、感心した様子でその説明を聞いていた。結衣香と修もファイルの順番などを確認しながら棚にしまっていく。その時ふと結衣香が文芸部の取材をしたときの記事を見つけた。このとき偶然出会った生徒とパソコン部の取材もしたので、それも書かれている。文章だけでなく絵を使ったレイアウトもされている――いわゆる『画伯レベル』の結衣香の絵とともに。彼女は懐かしさから皆に記事を見せる。
「どうですか? 我ながら力作です」
修と美咲紀は何か言葉を探しているように見える。そこで口を開いたのは月だった。
「……個性的な絵で、良いと思います」
以前もそんなコメントをした気がするが、他に表現する言葉が出てこなかった。資料や記事を整理していると、結衣香だけでなく、他のメンバーも当時の思い出が蘇るようだった。ここには思い出がたくさん残っている。顧問の
黒崎 俊介
先生の誕生日を祝ったこともあった。
俊介先生はかつて教頭だったのだが、影が薄いのか、名前を覚えてもらえない人だった。
「でも影の薄さが寧ろステータスになりつつある気がする。俺達には存在感ありまくりなんだが」
「そうですか?」
「他の人には違うのか」
先生の存在感については皆の認識がそれぞれ違うらしい。誕生日を祝った写真を見ながら修が言う。
「ほら、こんなに存在感があるじゃないか」
「何の話かな?」
(うわっ!?)
いつのまにか部室の入り口に先生が立っていたが、誰もそのことに気づかなかった。修は内心少々驚くが、表面上は落ち着いたまま先生に挨拶をする。
「こんにちは。部室の大掃除をしようと集まっていたんです」
「そうか。感心だね」
「恐縮です。もう終わると思います」
「まだ暑いから、気をつけて帰るんだよ」
先生はそう言い残して部室を去った。4人は小さくため息を吐いた。まさかの先生登場に程度の差はあれど驚きを隠せない。気を取り直して、資料の整理に励む。
* * *
部屋の掃除も資料の整理も一段落ついた。なんだかんだ時間と労力を掛けたので、4人とも流石に疲れている。そんななか、修は自分の荷物から何かを取り出す。
「掃除お疲れ様」
そう言って修は持参の菓子をテーブルに並べた。ブルーベリーのレアチーズに、結衣香の好物であるあんみつだ。
「あんみつは持ち運び難いからゼリー寄せにしたよ。うちのフレンチシェフの挑戦作あんみつジュレ、だ」
爽やかに微笑みながら結衣香の前に置く。一同はお礼を言いながら口に運ぶ。疲れた体に程よい甘みが沁みる。
「それにしても夏休みもあっという間だったな。高校生活も折り返しだ」
「え?」
美咲紀から意外そうな声が漏れる。
「えっ、気付いてなかったのか? 高校生活も後半戦だぞ」
「高校生活がもう半分過ぎた……? なんてこと。いやいや、まだ半分あるのです。お楽しみはこれからなのです」
「受験はもっと早くやってくるぞ?」
「そ、それはその時のことなのです。来年の私、頑張れなのです」
こんな会話を4人はスイーツを食べ終わるまで続けた。
大掃除も、ここで食べたスイーツも、他愛のないやりとりも。きっと4人にとって大切な思い出になるだろう。
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あとがき
担当マスター:
星織遥
ファンレターはマスターページから!
この度は、シナリオへのご参加ありがとうございました!
様々な文化部の様子が見られてとても楽しかったです。
ここでの出来事が夏休みの良い思い出になったら嬉しいです。
改めて、この度はありがとうございました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
星織遥
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年06月02日
参加申し込みの期限
2019年06月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年06月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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