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サマー☆部活動のお時間です! ~運動部編~
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射撃部
部室棟が朝陽に照らされる。傍らには数人の部員がジャージ姿で集まっていた。
部長の
八神 修
は眩しそうに目を細めた。太陽を背にして立つ
椿 美咲紀
は清々しい表情で伸びをした。
「夏の暑さは嫌いではないけど、やっぱり朝の涼しい間に練習した方がいいと思うのです」
修は納得の表情となった。
「それには同感だ。ランニングを始める前に全員でストレッチと軽い準備運動を行う。その為、午前中であっても水分補給は欠かせない」
「もちろん、ペットボトルを持参したのです」
部員を代表して美咲紀が答えた。口元が緩んで白い八重歯を覗かせる。
「よろしい。これから朝練を始める。最初はストレッチからだ」
修の号令に従って全員が脚を前後に開いた。左右のアキレス腱を伸ばす。次に右腕を左肩に回す。露出した肘の辺りを左手で引き寄せるようにして押した。同じ要領で左腕にも行う。続けて首と両手首を回し、仕上げとして上体を前後左右に反らした。
「次は柔軟だ。二人一組になって貰う。美咲紀は俺と組まないか」
「よろしくなのです」
修は地面に座ると扇形に両脚を開いた。
「伸ばすことを意識して上体を左右に倒す。最後は正面だ。組んだ一人に背中を押して貰う。手順は以上だ」
修は上体を左右に倒した。終えると正面を向いた。背後にいた美咲紀が背中に手を添えて適度に力を加える。
「男子にしては柔らかいのです」
「射撃部も運動部だからね」
修は周りの状態を見て交代を告げる。
美咲紀は座った状態で、ほぼ水平に脚を広げた。左右の柔軟を済ませると正面に向いて上体を倒した。修は何もしない状態で苦笑いを浮かべる。
「俺は何をしたらいいんだ?」
「冷たい地面が頬に気持ちいいのです~」
美咲紀の上体は完全に倒れていた。
適度に身体が解れた。修は部員を引き連れて第一グラウンドに移動した。早朝の時間帯もあって人の姿はなかった。
「このグラウンドを十周する。競争ではないが手を抜かないで走破して貰いたい」
「頑張るのです!」
修の鼓舞に美咲紀は即座に反応した。
間もなく全員が一線となった。
スターターは美咲紀が買って出た。部員に挟まれた状態で左右を見やる。
「皆さん、用意はいいですかー。位置について、よーい、ドンなのです!」
一斉にスタートを切った。
序盤は男子勢が先頭を占めた。美咲紀は体力を温存するかのようにぴったりと付ける。中盤に差し掛かると脱落者が出始めた。終盤には周回遅れが続出した。
その中、一人の男子がトップでゴールを切った。美咲紀は女子のトップに輝いた。
「まだまだ元気なのです! 少し喉が渇いたので水分補給はするのです!」
ゴールの近くで美咲紀はペットボトルの中身を豪快に飲んだ。
ポツポツと部員が戻ってくる。修は最後尾を走っていた。止まりそうな足を引き上げるようにして前を追い掛ける。一人の女子の背中が徐々に大きくなり、遂に横に並んだ。二人は前に倒れるようにしてゴールを果たした。
荒い息の中、修は近くにいた美咲紀に目を向ける。
「やったのです」
笑顔で人差し指を立てて見せた。
「俺も、まだまだ、だよな」
疲れ切った表情でよろよろと歩く。用意したペットボトルを手にして南校舎の陰に入った。
足音が近づいてきた。美咲紀は他の部員を伴って修に敬礼した。
「裏の森に標的の用意をしてくるのです。元気を取り戻したら来てくださいなのです」
「美咲紀は、世話好きだね。よろしく、頼む……」
「最後のチェックはお願いするのです!」
美咲紀は他の部員と共に部室棟に向けて走り出す。
修は目で見送った。ペットボトルの飲み口に唇を寄せて静かに飲んだ。
「……今日は一段と空が青いな」
微睡むような目を上空に向けた。
「行くか」
修はふらりと歩き出す。朝陽を受けていた横顔に手を当てる。
「今日も暑くなりそうだ」
下草に足を踏み入れた。ひんやりとした空気が身体を包み込む。木々の枝葉の隙間から零れる光は熱を失う代わりに適度な光源の役割を果たした。
野鳥の囀りを耳にしながら奥へと向かう。
「用意はできたのです! 皆でがんばったのです! 褒められると伸びる子なのです!」
「ありがとう。本当に助かるよ。もちろん、美咲紀にも感謝している」
「今日は気分がいいので十点を連発しそうなのです」
「美咲紀の集中力に期待しているよ」
修は用意されたビームライフルとビームピストルの細かい調整を行う。木々の合間に置かれた的にも目を向けた。
パソコンを起動させた。ビームピストルを的の中心に近付けてトリガーを引いた。
「問題ない。始めるか」
修の声を受けて全員の目に意欲が満ちる。
希望の銃を手にした部員は静かに的と向き合った。修は横手に控えて個々の状態を窺う。
「少しいいか」
「はい、部長」
入部したばかりの男子は構えを解いた。ビームライフルを両手に抱えるようにして待機した。
「身体のバランスが少し悪いように思う。もう少し背を伸ばして足の間隔や向きに注意が必要だ」
「このような感じでしょうか」
修は男子の周囲を見て少し手を加えた。
「この姿勢で試してみて」
「わかりました」
男子は一度、深呼吸をして的に向かう。微かな指の動きでトリガーを引いた。
修はパソコンの画面で確認する。七点と表示されていた。
「一点だが改善された。その姿勢を忘れないように身体に覚えさせればいい」
「ありがとうございます」
男子は練習に戻っていった。
修はのんびりと散策するように他も見て回る。
美咲紀が目に付いた。ビームピストルを握った状態で瞼を閉じていた。
「瞑想か」
「違うのです。鳥の声に耳を傾けているのです。集中力を高めてくれるような気がするのです。トリガーを引く時も聴いているのです。シュー君は、そういうところはないですか?」
「俺は周囲の音や物に影響を受けることはないかな。的と自分だけがいる世界で無心になるというか」
表現が難しいのか。修は手振りを交えて言った。
美咲紀は感心したように頷いた。
「どんな環境でも集中できそうですねぇ。さすがなのです」
「私は周囲からの刺激で気分を盛り上げて集中するタイプなのです。嬉しい時とか、楽しい能力が引き出されるのです。そこでシュー君、褒めちぎって欲しいのです」
「足が速いとか。いつも元気だね、とかでもいいのか」
「もっと褒め捲るのです」
ポニーテールを左右に振り始める。修は困ったような表情で思い付く言葉を並べ立てた。
「乗ってきたのです!」
緩めた表情でビームピストルを構えた。腕は水平に伸びて完全に静止した。迷いのない指でトリガーを引いた。
「何点ですか」
「すごいな、九点だ」
「ノリノリなのです♪」
触発された修は同じビームピストルを手に取った。空いている的に向き合う。
すっと銃を構える。何かのスイッチが入ったかのように無表情となった。部員の一人が下草に足を取られて転んだ。
修は微動だにしない。トリガーに触れた人差し指が優しく押し込む。
パソコンの画面を見ていた美咲紀が目を丸くした。
「十点なのです!」
修は姿勢を崩さず、続けた。十点を量産した。
打ち方を変えた。精度の高さを維持して練習に励んだ。
道具を片付けた部員は部室棟でシャワーを浴びた。小ざっぱりとした状態で部活動を終えた。
修が部室棟を出ると美咲紀が声を掛けてきた。
「シュー君、近くの喫茶店にモーニングを食べに行きましょう。パンケーキが評判なのです。アイスの評価も高いのです。高得点を出した自分へのご褒美なのです。これでまた、ノリノリで頑張れるのです」
「俺は朝食を済ませて、まあ、飲み物くらいなら付き合うよ。交換条件ではないが、あとで俺の方にも付き合ってくれよ」
「いいですよ。ちなみに何ですか?」
美咲紀は上機嫌で先に歩き出す。
「図書館で勉強だよ」
「テンションがダダ下がりなのです!」
その声を聞いた修は楽しそうに笑った。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
13人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年06月01日
参加申し込みの期限
2019年06月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年06月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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