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あかいヤドリギ、ニャ!
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「ふむふむ。ヤドリギさんに来てもらうには、冷え冷えヒンヤリなキモチをお届けすれば良いのですね」
二本脚で直立し言葉を喋る猫相手へ、もはやお友達感覚に馴染んだ相槌を返す
椿 美咲紀
。
星ヶ丘寮に咲き誇るマイガーデンにて日課の手入れを行っていれば、突如現れたにゃっぱち。しかしてそれに動じるどころか、『あ! お久しぶりなのですー!』と笑顔な抱擁で出迎えたわけである。
一通りのお話を聞き終えて、ふむ、と顎に手を当て考えていたふうの美咲紀嬢、何やらウズウズうきうきといった雰囲気を纏い始めた。
(心頭滅却すれば火もまた涼し、なんてことを言いますが。
キモチだけで涼しくなるには限度ってものがあるのです)
すくっと立ち上がった。
(物理的にヒンヤリなものがあればよりその気持ちも高まるというものなのです)
くわっ☆ と猫の目の如く瞳がらんらん輝いた。
「アイスやかき氷食べて大満足しましょ」
あくまで案を考えた末の至って真面目な結論だと言わんばかりの、落ち着き払ったトーンで言ってのけたが、美味しくて冷たい気持ちをお届けするのによい方法なのです、と告げるその足元は心なしスキップである。
一旦部屋へ入ると、真っ直ぐに冷蔵庫へ向かった。
連日の暑さを乗り切るため、冷凍庫の中はアイスでいっぱい。
今こそ、このアイスが役に立つとき!
「これも人助けいやねこ助け、困った時にはお互い様。
アイスは一日1個まで、なんて言ってちゃダメなのです」
美咲紀ちゃん、自身へ暗示をかけている。
誰かの助けになるならば、自分のお腹や体重を犠牲にしようとも! と己を奮わせているようでいて、アイスを気が済むまで食べられる正当な理由ゲットだぜ☆ という内心がその緩んだ頬から窺える、かもしれない。
クーラーボックスまで取り出せば、いそいそと色々なフレーバーのカップアイスを詰め込んで。
再びにゃっぱちが待つ庭先へ戻っては、備え付けられたベンチへ置いた。
「何からいきましょうかね……やっぱり最初は定番のバニラアイスでしょうか」
意気揚々とカップを開けながら、甘い香りにうっとりと鼻を寄せるにゃっぱちへにっこり。
「にゃんぱちちゃんも食べる? おいしーのですよ。
とはいえ、猫ちゃんは甘いの大量摂取は厳禁なので、ほんのちょっぴりになっちゃいますが」
伊達に猫2匹を飼っていない美咲紀嬢。
甘いっていう味覚は無いですもんね、と少し残念そうに呟いてから、でも一緒に涼は取れるです! なんて、
一舐めサイズに小さくくりぬいたバニラと、純粋な氷のみをお皿に乗せてやる。
嬉しそうに水分取るにゃっぱちの隣りで、バニラのコクやクリーミィなくちどけを幸せそうに堪能した後。
「次は抹茶アイスにしましょ。好きなのです」
「うニャ? 緑のお色ニャー。葉っぱのお味なのニャ?」
「独特の苦みがちょっと大人テイストで、確かに葉っぱと似てるかもですね。
でもにゃんぱちちゃんはこれは舐めないでくださいー」
またフンスフンス寄って来たにゃっぱちへ、傾けて見せてやりながらも、猫ちゃんにカフェインはまずいのですとちゃんと一言添えて。
火照った身体を心地よく、順調に冷やしていく。
お庭横の、木陰を作るため元々寮に植えられていた大きな木を、スプーン口に運びながら見上げた。
先程『あそこにあるニャ!』とにゃっぱちが示した、いつの間にやらその木の上に在ったあかいヤドリギ。
下から見ると、葉の影映したその赤い葉たちが実のように見えて。
「ラズベリー入りも食べたくなっちゃった」
あっという間にたいらげた抹茶のカップを、食べ終えたカップたちに重ねて、次々新たな味を食した。
お腹は大丈夫なのか。
「ノープロブレム。まだまだ余裕です」
キリッとカメラ目線を返してくれた。
いつもありがとうございます。
「暑い日のごちそう、そして頭痛の元にもなるかき氷! これは欠かせませんよぉ。
市販品と侮るなかれ。ふんわり削られたこの氷たち、充分すぎる程にちめた~いのです」
ご家庭向きカップ仕様のかき氷を、ふんす! とドヤ顔で天高く召喚してみせた。
よく分からないがきっとすごいものに違いない、美咲紀の表情と仕草からそう解釈したにゃっぱちが、ぽきゅぽきゅと楽しみな拍手を送る。
ノッた美咲紀、一気に口へと頬張った。
「ひゃぁぁあっ、きました! キーンとします! おいしーいっ、冷たーい!」
極楽状態に、『さむい』の方をすっかり忘れ去っている美咲紀嬢である。
しかしてこれ程にアイスを大量摂取していれば、とっくにその身は凍えていたわけで。
アイス祭りな日陰に一陣の風が吹き抜けた瞬間、心の底からの「さむい!」な叫びが自然と口をついて出た。
いい発声で出たその言葉をがっちり受け取ったあかいヤドリギ、バサバサッと音を立て落ちることとなった。
「ほわ! にゃんぱちさん! これですよね、あかいヤドリギ!」
「そーなのニャー!」
落ちたヤドリギへほてほてと一人と一匹が駆け寄って、まじまじと眺める。
とかく植物大好きな美咲紀は、珍しい赤いヤドリギの姿にすっかり興味津々。
「まだ、まだ帰らないですよねっ、もう少し観察しててもよいですかっ?」
なんて、にゃっぱちがお礼言いながら持っていくまで、図鑑引っ張り出しては通常のヤドリギとの違いを見つけながら楽しむ美咲紀がいるのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蒼色クレヨン
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年05月23日
参加申し込みの期限
2019年05月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年05月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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