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\ オーバータイム!/
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反逆のマシーンズ
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◆
物陰には、妖艶な佇まいの若い女性が居た。
ただしその頭には狐の耳が、腰にはふさふさの尻尾が。
「護衛はしっかり選んだつもりだったんだけど……あっさり倒すなんて、すごいのね?」
女性が笑う。
薄い桜色をしたつややかな唇から紡がれる言葉に、心地よくすらある目眩がサキリを襲った。
その間に女性――狐悪魔テイルスは、微笑みながら歩み寄る。
ほっそりとした指先が触れれば、甘やかな震えが背筋を走った。
マチェットを握る手から、力が抜けていく。
内心で舌を巻くサキリ。流石に悪魔なだけある。
「……聞きたいことがある」。
なぁに、と。
数歩後ろに引いて、上目遣いに見つめるテイルス。
視線が吸い寄せられるのに、サキリは抗えもしない。
「お前達は絶神の手先か? 単なる愉快犯ならさっさと帰れ」
「帰らなかったらどうするの?」
頭が熱をもちはじめて、言葉を紡ぐのに少しだけ時間がかかった。
「……切り刻む」
一瞬の間があって、テイルスが吹きだす。
「力が抜けるくらい、私に魅了されてるのに? それでどうやって?」
尻尾を揺らし、いかにも可笑しそうに笑う悪魔。
その目の前でサキリは、
「こうやって、さ」
瞳を閉じた。
悪魔を見つめ続けようとするのを、まだ動く右手で瞼を引きずり下ろして。
途端に、身体がふっと軽くなるのを感じた。
目を離せないでいたおかげで、位置も姿勢も把握できている。
空間を切り裂き、背後へと回り込む。
断末魔も驚愕の声をあげる間も与えず――
「僕の心を真に魅了できるのは、『刃』のみ」
斬。
消滅していくテイルスに向けて、サキリは呟いた。
「誘惑は強力だったけど、『獣属性』は僕のストライクゾーンから外れていてね」
マチェットを収めつつ、「もし」と続けて言うことには。
「『刃物の似合う美人』でこられたら、負けていたのは僕だったろう」
◆
心がおそるおそる自宅まで戻った頃には、テイルスは倒され、パソコンはもとに戻っていた。
家の近くに転がるPCが、微動だにしないことをくどいくらい確認する心。
確証が持てると、ほっと一安心……ではなく。
ムカついてきた。
「機械の癖によくも持ち主に逆らったわね! こうしてやる!」
ふらつきながら持ち上げ、そのまま地面に投下。さらにそのまま踏みつける。
そうして肩で息をする頃には、PCはもうすっかり壊れてしまっていた。四十万がドブである。
「はあはあ……もう二度とオンラインゲームなんかするもんですか!」
残骸に唾を吐きかけ、心はそのまま帰っていった。
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あとがき
担当マスター:
風雅宿
ファンレターはマスターページから!
……ということで、機械たちの反乱は無事に解決いたしました。
少しでもお楽しみ頂けたのでしたら幸いです。
それでは、またどこかで。
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担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
3人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年05月14日
参加申し込みの期限
2019年05月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年05月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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