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あの日のあとで5
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桜花寮の自室にて。
恵御納 夏朝
は、
己が別人格たる【夏夜】との交換日記
にペンを走らせていた。
数日前に見た、
10年後の夢
。
その内容を、くっきりと覚えているうちに、と。
白い頁に、鮮やかに文字が踊る。
――『夏夜ちゃんと心身ともに分離・共存する』願いを叶えて、10年後に一緒に過ごす夢を見たよ。
――……正夢だといいな……。
――あ、それで、どんな夢だったかっていうとね……、
――九夜山を、ロープウェーで一緒に登って……、
――僕は作家で、夏夜ちゃんはカメラマンになっていて……、
――最後には、
あのタイムカプセル
を2人で掘り出すんだ。
幸福な夢の仔細を、夏朝は、魔導書を思わせる交換日記に、緻密に記した。
「……ふう」
ペンを置く。
そうして、夏朝は、ふと気付いた。
「……夏夜ちゃんとの交換日記、随分ページが進んだなぁ」
夏夜は、夏朝が表に出ている間の記憶を想起できる。
けれど、夏朝には、夏夜が主導権を握っている間の記憶がない。
なればこそこの交換日記は、2人の記憶を繋ぐ架け橋のようなものとも言えるのかもしれなかった。
(――1年位前は、)
過去の一部も思い出せず、彼女の詳細も思いもわからずにいた、その頃。
夏朝は夏夜のことを、
(『冷徹な僕』と呼んで恐れていたっけ……)
たった1年前のことが、遥か昔のことのように感じられる。
だって今や、夏朝は、夏夜と心身共に分離、そして共存することを望んでいるのだから。けれど。
(月日は進むけど、切望する願いを叶える為の道筋は、進んでいるかすら……)
じくりとした胸の痛みを感じながら、交換日記に記した内容を、もう一度読み直す。
夢の話のあとに、夏朝は、こう付け足した。
――今度、寝子高で夜市やるって。猫さん達と過ごせるお茶処もできるかも……!
それは、猫好きの夏朝の心をわくわくさせる催しだった。ああ、だけど。
(やっぱり……)
夢想する。
夜市の賑わいの中を、弾む足取りで歩いている自分。
その傍らでは――自分と同じ顔をした少女が、けれど、少し大人びたような表情をして、笑っているのだ。
夏朝も、はにかむように小さく笑みを返す。
そして、2人は、どちらからともなく手を繋ぎ合って――。
「……夏夜ちゃんと一緒に手伝いたいし、楽しみたい……」
ぽつりと、呻くように呟いて、ぱたり、交換日記を閉じる。
そうして夏朝は、交換日記の背表紙を、こつん、と額に当てた。
(……分離は、まだできない)
ただ、それでも。
(フツウを壊す輩に叶えられるのは、お断りだ)
きゅ、と口元を引き結ぶ。
次いで、唇を、音が揺らした。
その微かな声は、けれど、力強い響きも帯びている。
「フツウを壊さない存在の力で……フツウを壊さずに、叶えたいんだ」
「僕等は、フツウの世界で一緒に生きたいから」
今はまだ、願いは、朝と夜の夢の中で眠っている。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年05月06日
参加申し込みの期限
2019年05月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年05月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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