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きらきら☆スイーツバイキング ~魔法のプリンを添えて!?~
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何でも屋『いぬもり』を訪れた
御巫 時子
は、ふわりと優しく笑んで、
「お二人に依頼があるんです。バイキングに一緒に行ってくれませんか?」
と言った。
犬杜 一閃
と
犬杜 初
が、顔を見合わせて、すぐにまた時子へと向き直る。
「――ねぇ、時子。本当にそれ、“依頼”でいいの?」
「はい、そのつもりで来ました。日にちも、初さんと一閃さんの都合の良い日で構いません」
楽しみにしてますね、とおっとりと微笑まれて、一閃と初は、再び顔を見合わせたのだった。
※
そして、約束の日。
星ヶ丘の『ネコット』で、時子は自分のお腹に手を添えて、
「しっかりお腹を空かせてきたんです。どれから食べるか悩みますね」
なんて、くすくすとした。
「遠慮せずに、好きなものを食べて下さいね」
「……まあ、依頼人がそう言ってくれるなら、存分に食べるけど……」
初が言って、一閃も躊躇いがちながらも確かに頷く。
その様子を確かめた時子は、
「では、好きなものをお皿に乗せていきましょうか」
と、ぽん、と手のひらを合わせた。
※
「おかえり、時子」
席に戻った時子へと、チョコレートと紅茶のケーキを食べる手を止めて、初が言う。
時子の皿には、初が今食べているのと同じケーキが鎮座していた。
初が食べているのが美味しそうに見えて、同じものを取りに行った時子である。
「……他にも、取ってきたのか」
「はい。ミントとチョコレートのケーキだそうです。こっちも、美味しそうだったので……」
「それ、ういも美味しそうだなって思った! ね、ね、どんな味?」
半ばは身を乗り出すようにして、初が尋ねる。
時子は爽やかなミント色とチョコレート色が重なったケーキに、そっとフォークを入れた。
「……わ、美味しいです。フレッシュミントのムースなんて珍しいですね。夏らしい、清々しい風味です」
初が、時子の感想に、こくんと喉を鳴らす。
「そ、それで? チョコレートの部分はどんな感じ?」
「生チョコみたいに濃厚で……わ、ザクザクした食感が楽しいです」
「っ……ちょっと待って! ういもそれ取ってくる! 絶対食べる!」
バタバタと初が席を立ち、「……すまないな」と、一閃が眉を下げて言った。
「いえ、初さんが楽しんでくださっているみたいで、嬉しいです。一閃さんは、どうですか?」
「……俺?」
「初さんは夏休みの勉強を、一閃さんはお仕事を頑張られてるので、今日はゆっくり楽しんでほしくて」
2人に疲れを癒してほしいのだと穏やかに伝えれば、
「……御巫、それは……」
「時子! それって、優しすぎ!」
一閃が何か言いかけて、その声に、いつの間にか戻ってきていたらしい初の声が被さった。
初が、唇を尖らせたまま、自分の席に腰を下ろす。そして、
「うちね、必要がない場合は、お客さんの事情はあんまり聞かないの。ね、お兄ちゃん?」
「ああ。依頼人のプライバシーには極力踏み込まない」
「だから時子にも、依頼について詳しいことは尋ねなかったんだけどさ、」
自分達のためだったのなら依頼じゃなくてお誘いじゃないか、と初は訴えた。
「でも、一緒に楽しんでもらえたら、私も嬉しいので……」
「そんなの、うい達だって一緒だもん! 時子が楽しかったら、うい達も嬉しい!」
一閃も、こくりと頷く。
「だったら次は、依頼じゃなくて、普通にお誘いしても来てもらえるでしょうか?」
「ていうか、今回もそういうことにしようよ。ういはそれで、十分すぎるくらいハッピーなんだから!」
「俺もだ。御巫の心遣いは有り難いが、今日はオフだということにしてもらいたい」
構わないだろうか? と静かに尋ねる一閃。
一閃の顔を見て、うんうんと頷き同意を示す初の顔を見て、
「お二人は本当に仲良しですね……」
と、時子は、揃って同じ反応をする2人の微笑ましさにほっこりとし、ふふりと笑った。
「時子も仲良し仲間だからね!」
と、初。
かくして、改めて、3人は甘味の饗宴を満喫した。
どのスイーツも美味しく、食べやすい小さめサイズで、つい食べ過ぎてしまいそうになるのもご愛嬌。
「90分って、長いと思ってましたが意外とあっという間ですね」
10分を残して、時子達は、魔法のプリンに匙を入れた。
「願いが叶うという噂を聞いて、食べてみたかったんです」
「うんうん。浪漫があるわよね。うい、新学期が始まっても楽しい毎日が続きますようにってお願いしたの」
「素敵なお願いですね。一閃さんの願い事は何でしょうか?」
「そうだな……初や縁のある皆が平穏に暮らせることが、一番の願いだろうか」
御巫は? と一閃が問う。
時子は、小さくはにかんだ。
「私は『大切な人達と居られる時間が増えますように』です。もちろん、初さんや一閃さんも大切な人ですよ」
「うわー、時子、反則! 照れる!」
「ふふ、でも、本当の願い事ですから」
「好きな人との時間も、増えると嬉しいですね」
「え、好きな人!? 時子、青春してるの!?」
時子の言葉に、初の瞳が好奇心にぴかぴか輝く。
そんな初と、諌めるように従妹を肘で軽く突く一閃の姿を目に、
「やっぱり、一緒に食べる方が美味しいですね。今日は付き合って頂いて有り難うございました」
と、時子は口元を綻ばせた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年06月24日
参加申し込みの期限
2019年07月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年07月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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