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きらきら☆スイーツバイキング ~魔法のプリンを添えて!?~
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平日の午後、何でも屋『いぬもり』にて。
「ほ、本当にいいの……?」
おずおずと零された
恵御納 夏朝
の言葉に、「あったりまえじゃない!」と
犬杜 初
は唇を尖らせた。
「だけど、僕から誘ったんだから、やっぱり僕のおごりで……」
「もー、友達なんだから、そこは対等でいいの。その……誘ってもらえて、嬉しかったし」
あ、でも、何でも屋への依頼は割引なしだからね! と、ちゃっかりとして初。
初と同じく夏朝の誘いを受けた
犬杜 一閃
も、
「バイト代は、恵御納自身のために使ってくれ。気持ちは、ちゃんと貰っておくから」
と、そっと目元を和らげて、
「そうそう。だって、あんまり高くないショップだったら、可愛い服買える額よ?」
なんて、そんな一閃の言に、初もうんうんと頷く。
そうして初は、まだ少しまごついている夏朝の手をきゅっと握った。
「さ、そうと決まったら行きましょ! いざ、スイーツバイキングへ!」
※
星ヶ丘らしいきらびやかさを、『ネコット』のスイーツバイキングは存分に纏っている。
その輝きが、純白の皿を手に甘味を見定める夏朝の双眸に鮮やかに映った。
「どれも美味しそうだね……種類がいっぱい」
「目移りしちゃうわね。このフルーツタルトは絶対でしょ? えっと、チョコケーキは……」
「あ、こっちだよ、初ちゃん。……わ、チョコケーキだけで、1、2……6種類もある……!」
「う~、ズルイ! そんなの、選べないじゃない!」
なんて、夏朝と初は、絢爛豪華なスイーツを前に声を弾ませる。
一閃はというと、皿に、オイルベースのパスタと、サンドイッチを何種類か盛っていた。
「わ、サンドイッチも沢山あるんだね……!」
「そうだな。チーズとハム、海老のサラダ、スモークサーモンが入ったの……何でもある」
「サンドイッチもケーキも、1つの大きさが小さめだから、各種類1個ずつ食べれる……かな?」
「食べよう! 夏朝! 一緒に挑戦!」
初が、気合十分にぐっと拳を握って、その様子に、夏朝はくすりとする。
夏朝が“それ”の存在に気付いたのは、その時だ。
「あ……」
小さく、声が漏れる。
視線が、その一角に釘づけにされる。
そこには、夏朝の目当てのひとつである硝子の瓶に入ったプリンが、ずらりと並んでいた。
(あれが、願いが叶う……かもしれない、魔法のプリン……!)
(このプリンなら、僕と夏夜ちゃんの願いを叶えてくれる、かも……!?)
なんて、夏朝の胸は、期待にふくふくと弾む。
「あ、魔法のプリン!」
夏朝の隣に並んで、初が言った。
「初ちゃん、知ってるの? 願いを叶えるかもしれない、魔法のプリン」
「うん、噂で。数量限定らしいけど、いっぱいあるわね」
「出来立てが並んだところなのかな?」
「だったら運がいいわね、うい達」
顔を見合わせて、2人は互いに笑み零す。
(良かった。初ちゃんや一閃さんにも、あのプリン食べてほしかったから)
と、胸の内に呟く夏朝。
そうして、少し後ろの方でケーキを眺めて眩しそうにしている一閃へと、
「一閃さんも、魔法のプリン、一緒に食べない?」
と、夏朝は声を投げた。
※
「ん、美味しい!」
抹茶のティラミスを口に運んで、夏朝は目を丸くした。
フルーツタルトを食べる初の口元も緩んでいるし、サンドイッチを一口かじった一閃も、
「……うん、美味い」
と、真面目な顔で頷く。
華やかなスイーツでいっぱいの初の皿と、定番のケーキは押さえつつも食事系のメニューが多い一閃の皿。
2人の楽しげな様子だけでなく、2人の好みが滲むような皿の上の具合も、夏朝の気持ちを嬉しくさせた。
「最近、何でも屋のお仕事はどう?」
「相変わらずよ。でも、ちょっとお客さんが増えたかな。ね、お兄ちゃん?」
「ああ。有り難いことだ」
「新学期が始まったらあんまり手伝えなくなるから、うい、心配してるの」
「初、それは大丈夫だって、何度も……」
犬杜従兄妹の掛け合い(?)に、夏朝はふわりと笑みを零す。
「お洒落も今みたいにはできなく……って、そうだ、ねぇ、夏朝!」
「どうしたの、初ちゃん?」
「アウトレットで、猫柄のロングスカート、見かけたの! 夏朝に似合いそうって思った!」
「え、猫さん柄の……?」
「……猫といえば、最近、常連のお客様の家で子猫が生まれてな」
「そうそう。お兄ちゃん、夏朝に見せたいって、動画撮ってたよね?」
「子猫さんの動画……!」
次々と舞い込む猫情報に、夏朝は、気付けば幾らか身を乗り出していた。
動画はバイキングのあとで、という話になって、夏朝は魔法のプリンに遂に匙を入れる。
――寝子島のフツウと平穏を壊さずに、僕と夏夜ちゃんが、心身ともに分離・共存する願いを叶えてほしい。
心の中で、確かにそう願って。
(2人並んで、皆と一緒に……フツウの時を過ごしたい)
十年後も、その先の未来も、ずっとそうあり続けてほしい、と。
それが、夏朝の心底からの願いだった。
(……一閃さんや初ちゃんは、何を願ったのかな?)
ちらと、プリンを食べる2人の顔を見る。
(2人それぞれの願いが……特殊な願いでも、フツウを壊さない形で叶うといいな……!)
そんなことを思う夏朝の口元に、自然、柔らかな微笑が乗った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年06月24日
参加申し込みの期限
2019年07月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年07月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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