this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
うさぎが質屋を襲撃しました。現場からは以上です。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
13
つぎへ >>
【早朝の爆破劇 2】
電話が鳴った。
真夏の直射日光は、日当たりのあまり良くない猫鳴館を朝からジリジリと照らして、じめじめとした沸き立つ暑さを伴った。
そして、今。暑さの犠牲として、猫鳴館を叩き出された
北里 雅樹
は、せめて涼が欲しいと、寝子島図書館で受験勉強をしに出かけようとした矢先の出来事だった。
電話が鳴る。
通話の宛先は『
椎井 莉鳥
』──過去、恋人であった時分に交換し、別れても『とりわけ削除をする理由もなかった』ことから、そのまま残っている。彼の性分を表す宛先の文字だった。
「ン?」
しかし、莉鳥との連絡手段には、メールもニャインも存在している。その中での通話──しかも、相手はその気質から、余程のことがない限り通話は殆ど使わない。
その電話に出ない理由はなかった。
「なんだ?」
少し前──
朝食を終えた莉鳥は、SNSの情報から、現在の状況を大雑把ながらも把握した。
「……夢と現実のうさぎは同じ物と考えて良さそうね」
一旦気分を落ち着けるために、熱いシャワーを浴びて、日常通りに歯を磨いて自室へと戻る。
しかし、自室への階段を上りながら考えていた。
この状況は、己一人では明らかに人手不足だ。
そう判断した瞬間、莉鳥は携帯を手に、その番号へと電話を掛けた。
──使える物は、元カレでも使え。どうせ、今も情けなく大あくびでもしているに違いない。
『なんだ?』
端的に声が聞こえる。言葉にワンクッションを置く仲でもない。
「調べ物を手伝って欲しいの」
「…………デートの行き先を調べるしては──」
「デートコースの相談にでも聞こえる?」
「や、似たやり取りしたなと思っただけだ」
他の用があるならもっと端的に告げられるだろう。
故にこんなやり取りだが、この時点で莉鳥は、雅樹を人足として確保することに成功した。
「やれやれ」
莉鳥からの電話は、本当に必要情報を置いて切れた。
「うさぎが質屋を襲撃ねえ……光り物でも欲しくなったか?」
携帯越しに聞かされた夢と、事件の起こった質屋との関係性は、確かに突拍子もないものだった。しかし雅樹は、世界が引っ繰り返っても、莉鳥が冗談でそのようなことを言い出す人物ではないことを知っている。
寝子島図書館から、目的地変更。場所は電源の確保が出来て、長居の出来る喫茶店『299 COFFEE』を選んだ。
向かいがてら、雅樹はねこったーを開き、自分でも直に目にして状況を把握することにした。
「おお」
事実だった。莉鳥を疑った訳では一切ないが、雅樹本人も自分で現状を見ると、思わず声が出るくらいには奇妙な状況である事は理解した。
志波 武道
が、丁度雅樹とすれ違いに『299 COFFEE』を出た。直射日光が容赦無く武道を照らす。
「うさぎに関しては続報待ちとして……
後は、島の地図や旧市街の人の話が聞けたら──」
寝子島に質屋は一つではない。警察も一回成功されている以上、連続犯の可能性も視野に入れているだろうが、果たしてどこまで手が回るか。そして、『犯人が、映像に映らないうさぎ』という事実に、どれだけ対応できるか。
「……」
武道は、日常では人には見せることのない険しい表情で、ホームページを持っていない旧市街のお年寄りなどによる個人経営の質屋店を調べ始めた。
情報が揃うまで、油断できる要素はどこにもない。
「わぁ、今日も良い天気だよぉ!」
曖浜 瑠樹
は、快晴の空に大きく手をかざして元気な声を響かせた。
小学生も等しく夏休み。
今日も瑠樹は元気に寝子高の側まで足を伸ばした。新しい遊び場を探索するのも、小学生の遊びの眩しい義務なのだ。
例えば、いつも知らない道をいくつも踏み出してみる。いざとなったら、全く知らない大人へ尋ねる。それらは、どれも好奇心に満ち溢れた子供の特権だ。
「ここの近くに、遊べる広場みたいなところないかなぁ?」
さっそく瑠樹は、この炎天下が間近に迫るのに、街角で雑談をしている主婦達へと話し掛けた。
瑠樹のキラキラとした眼差しに主婦の一人が「あら」と声を上げる。
「ここの近くなら、そこの道の奥まった所に土管が積まれた広場があるわよ。
でも……さっき、人が飛び出してきて『二本足で喋るうさぎのお化け!』って」
「──!」
その言葉に、瑠樹の不思議を感じるセンサーが反応した。寝子島には時折不思議ないきものが来る。
実際に、瑠樹はその『該当しそうなうさぎ』と数度、遭遇したことがある。
「私も不審に思って覗き見たら、何もいないし。最近暑いから幻影でも見たのかしらね」
「そ、そのうさぎさん、カプセルギアの大きい版だと思うよぉ!」
「カプセルギア、子供が買ってっていうのよねぇ……夢中になりすぎなければ良いのだけれど。
あなたも、遊ぶなら暑さには気を付けてね」
そう告げると、主婦達は再び井戸端会議を始めた。
とっさに『カプセルギアの大きい版』と誤魔化した瑠樹は主婦達にお礼を言うと、早速急いで広場へと向かうことにした。
心が、内心わくわくして止まらない。うさぎは今回は何をしに来たのだろう。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
13
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
うさぎが質屋を襲撃しました。現場からは以上です。
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年04月20日
参加申し込みの期限
2019年04月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年04月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!