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夜に唄えば
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●月夜の散歩
三宅 葉月
は星ヶ丘寮の自室で眠っている。
しかし眠りという海に沈んでいた意識がぼんやりと現れ、やがて輪郭を持って浮かび上がる。それに伴って長い睫毛に縁取られた瞼がゆっくりと開く。薄く開かれた瞼の間から差し込むのは、清らかな月明かり。
葉月はまだ眠気が残っているのを感じつつ、目が覚めてしまい、しばらくは寝付けそうに無いだろうと感じた。このまま横になっていても仕方が無い。ゆっくりとベッドから身を起こし、下着姿のまま窓辺によると、空には一際巨大に見える白い月と満天の星空が広がっていた。
それを見た彼女は思い立ったようにクローゼットから服を取り出して身に纏うと、月夜の散歩に出かけた。極力音を立てないようにこっそりと寮を抜け出して、星ヶ丘の街へ出る。
寝静まった街。日中は人々が往来して賑わっている分、余計に静かに感じられた。
そのなかを歩く彼女の姿を月と星だけが淡く照らし出している。ゴシックで統一された私服が自然に溶け込み、そのさまはアンティークドールが月明かりを浴びて一夜の自由を求めて逍遥しているように見える。あるいは人間界の街に彷徨い出た高貴な森の精霊のような雰囲気を感じさせる。
彼女の持つミステリアスな可憐さと物憂げでアンニュイな表情はそれらを想起するには十分だった。様々な形容を思わせる彼女は、人の気配すら感じさせない街を気ままに歩きながら、月光浴を楽しんでいる。静かな街に彼女の足音だけが響き、やがてたどり着いたのはイソラ・ガレッジャンテ近くの海岸だった。
そこから見える月と星の競演を、波音とともにしばし堪能する。ときおり海岸に吹く風が彼女の黒髪を揺らす。
葉月は五感でここに広がる世界観を感じ取りながら思案する。この美しい景色は、今はまだ絵にはしない。今はただ、感じていたかった。
しばらく自分の心象のなかに閉じ込めておきたかった。
(今すぐ絵にしたら、嘘になってしまいそう)
空を見上げ月と星をあらためて見つめる。波の音や風の感触はこの場所ならではだろう。彼女はここにあるものを、あるがままに受け止め、心に優しく積み上げる。それを絵にする日がいつになるかは分からない。
けれどこの日、ここで感じたものを忘れることは無いだろう。
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あとがき
担当マスター:
星織遥
ファンレターはマスターページから!
この度は、シナリオへのご参加ありがとうございました!
満天の星空のなかに輝く一際巨大に見える月。
その景色と過ごした時間が素敵なものになっていたら嬉しいです。
改めて、この度はありがとうございました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
星織遥
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年04月17日
参加申し込みの期限
2019年04月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年04月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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