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【星幽塔】第二階層 洞窟温泉に潜む魔物
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「しつこいっ」
噛みつこうと腕を狙ってくる『はいびと』に対し、桜は近距離で矢をうちまくっていた。バックステップを踏んで『はいびと』の掌底をかわし、構えて胸に矢を打ち込む。横からの蹴りは足の裏で受けとめ、顔面に撃つ。
殺陣を繰り返しながら、湯気が上るあつあつの湯のそばへと移動する。
襲いかかってくる『はいびと』、桜はクロスボを構えずに飛びかかれる瞬間に横へと回避する。当然ながらそのままあつあつの湯に落下した『はいびと』達はそのまま動かなくなった。どうやら特別熱い、あつあつの湯だったらしい。
「ふう」
見回すと、他の二人も一息ついているところだった。
この空間に存在した『はいびと』は跡形もなく。この場での戦闘の終わりを告げていた。
横道へ入ったメリィとリリエルはすぐに開けた空間に出た。いくつか温泉が湧いているようだ。
と、その時。
「あ?!」
「え!?」
足元を見ていなかった二人は、この空間の入り口近くにあった大きな温泉に飛び込んでしまっていた。ずぶーんと音がして、完全に体が潜り込んでしまう。後から追いかけてきていた『はいびと』達も落下してきているようだ。水中なので攻撃はできないだろうが。
二人は少し慌てて水面に顔を出す。
「ぷはっって、ピリピリきたー!?」
「うん、なんかぴりって。メリィちゃん大丈夫ですか?」
「うん、あたしは大丈夫! むしろ元気もりもりになったよ!」
メリィは素早く温泉から出て、手を借し、リリエルを引き上げる。
「体が軽い! いつもより早く走れそうな気がする!」
メリィが体の変化に驚いていると、リリエルが何かに気づいた。
「メリィちゃん、あれ!」
一緒に落ちてきた『はいびと』が温泉から出ようともがいているのだが、一向にお湯から上がれないようだ。
「動きが鈍くなってる!? ビックチャーンス」
どうやら、ピリピリの湯はメリィ達の動きを良くし、逆に『はいびと』達を鈍らせる効果があるようだ。
襲って来る『はいびと』達をこの湯に落とすことで有利に戦えるかもしれない。この空間にはいくつもの温泉が沸いているようだし。
と、二人が短い作戦会議をしているうちに、落ちた仲間を見て学習したらしい別の『はいびと』達が温泉を避けて二人に迫って来ていた。
メリィは鋭い視線を彼らに向けた。取り出した虎の爪(ハンドクロー)を中断に構え、一歩踏み出すと同時にそれを突き出した。顔面にヒットさせ、横へ力を加えると、バランスを崩した『はいびと』がぴりぴりの湯に落下する。腕を掴んで来ようとする『はいびと』を虎の爪で弾きながら、ピリピリの湯へ叩き落して行く。しかし、一匹づつでは間に合わない。
「っ、数が多いよ!!」
「メリィちゃん! 避けて」
リリエルの声に反応したメリィは伏せるように体勢を低くする。直後、魔火の光が放たれ、数匹の『はいびと』の胸や頭にヒットした。
隙が出来た。
好機とばかりにメリィは虎の爪を構え、突っ込んでいき、流れるように彼らを温泉へ叩き落して行く。
「うー、ずるいよ、こんなにいるなんて」
リリエルが援護してもなお、やはり数は多い。
その時だった。二人を狙って襲い来る『はいびと』の大群の後ろで、風を切る音が響いた。
「おらあー!」
力強い咆哮が響いた。
メリィとリリエルを襲っている『はいびと』達の背後を取ったシグマはファイヤーブレスで焼き払い、火柱をあげた。間髪入れずにところどころ黒焦げになった『はいびと』を尻尾で吹き飛ばしてく。
数分前。
『はいびと』に見つかった修は通路を走っていた。こうなると、水音を立てないわけにはいかない。さらに集まってくるだろう。音に執着するのには何か理由があるのだろうか。
「原因がわからないと、いくら倒しても意味がなさそうだな」
増殖し続けているとしたら、元を断たねばなるまい。
『はいびと』の動きは鈍る気配がないが、修は息が上がってきた。最低限、邪魔をしてくる『はいびと』は排除しなくてはならないだろう。
「仕方ない」
魔水の光を手のひらに宿し、走りながら、追いかけてくる『はいびと』に向ける。
「行けっ」
走る際に跳ね上げた温泉水を無数の刃に変えて、『はいびと』達へと放つ。鋭い水の刃はブーメランのように旋回し、彼らを切り裂いていった。
一瞬とはいえ、『はいびと』の動きが止まる。走るスピードをあげようとした時、通路の合流地点で出会い頭に誰かとぶつかりそうになってしまった。
「っと、すまん」
「あ、ああ」
修とシグマは顔を見合せ目を瞬かせた。
「もしかして『はいびと』を」
シグマが言って、
「同じ、か」
修も呟いた。
「って、言ってる場合じゃねぇ、俺様は追われてるんだ!」
修はちらりと後ろを振り返った。
「こっちも追っ手が復活したらしい」
「とにかく逃げようぜ!」
二人は駆け出した。
「お、おい、大丈夫かよ? かなり息が上がってんじゃねーか」
「走りっぱなしだったからな」
「って言ってる俺様も結構きてるけどな」
お互い、体力の限界は近い。
「俺が一気にやろう」
「一気? 何すんだ?」
修は足を止めて、迫りくる『はいびと』達と向かい合った。
魔水の光、周囲の水を鉄砲水とする。通路内に水が溢れ、ごおおっという音を立てながら、『はいびと』達を押し流して行った。
荒れ狂う水龍の怒り、とでも表現すべきだろうか。
「はぁ……」
「へえ、やるな」
体力回復のため、歩いて進むことにした。星の珈琲で星の力を回復することも忘れない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年04月06日
参加申し込みの期限
2019年04月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年04月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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