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\ オーバータイム!/
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サカダマさまの怪
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マリエッタ・ラシュリエ
がその子に出会ったのは、寝子ヶ浜海岸だった。
「何してるの?」
不意に声をかけられて、違和感を持つことなく応答する。
「ちょっと、考え事……、煮詰まっちゃってて」
「そうなんだ」
黒髪をボブにした、同じぐらいの年頃の女性だった。
隣に立ってにこやかに、彼女は相槌を打つ。白い肌が夏の夜に浮いていた。
「最近忙しそうだもんね」
と、彼女は言った。
「そうなの、いろいろ……、レポートもそうだけど、実験たくさん抱えちゃってて」
「理系だとそういうのやっぱり多いんだね」
「そうそう。マスターの子の論文の添削も手伝ってあげたり、教授のための調査も多いし……」
「なかなか自分の時間が取れない?」
「それで、ちょっとぐったりしちゃって……。でもここだと、考え事もじっくりできるし、一人になれるし」
「そう」
同じペースで歩いていく。
まるで長年の友達のように、不思議と気持ちが打ち解けていく。
「ねぇ」
不意に彼女は言った。
「一度全部置いてみてもいいと思うよ。誰かのしわ寄せが一気に今寄ってきてるのかもしれないし、自分に向き合う余裕なしには人のことも大事にできないしさ」
「そう……かな」
「離れることでよく見えるものもあるっていうよ。夏だし、ちょっと旅行に出たりしてもいいかも」
そういいながら、彼女はマリエッタの肩に触れた。
「ほら、すっごい凝ってる」
「え、本当に?」
「外国の人って肩が凝るって感覚知らないっていうけど、分かる? ほらここ、すごい硬くなってる」
幾度かツボを押されるうち、肩の疲れがふっと抜けていった。
ただのマッサージとは違う、まるで何か重荷が下ろされたような開放感が訪れる。
驚いていると、彼女は穏やかに言葉を紡いだ。
「ねぇ、マリちゃん。今やってみたいことって、何かある?」
そう尋ねられて、ようやくマリエッタははっとした。
彼女は、もしかしたらサカダマさまかもしれない。
「……あなたの、願いは?」
尋ねると、彼女は面白そうに笑った。
「なんだろう、今はこうやって、誰かとゆっくり過ごすことかな」
平凡な答えに、少し拍子抜けしてしまう。
「そんなことでいいの?」
「なかなか誰かとゆっくり過ごすって難しいことだよ。みんな忙しいし、そんなにのんびり喋る余裕のない人ばっかりだし」
そう喋るうち、ふと、彼女が足を止めた。
「どうかしたの?」
尋ねると、彼女は静かに首を振った。
「私が願っちゃうと、もう叶わなくなっちゃうの。だからこれも、もうおしまい」
「え?」
彼女はにっこりと笑って手を振った。
「たまにはゆっくり休んで、羽休めして頂戴ね」
そして幻のように、ふっと消えてしまったのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
39番地
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
ホラー
定員
10人
参加キャラクター数
3人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年03月22日
参加申し込みの期限
2019年03月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年03月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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