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好き好き!大好き!?
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図書室で宿題や予習を済ませた
八神 修
は、その帰り、
七夜 あおい
の姿を見留め、声をかけた。
「やあ、あおい。どこかへ出かけた帰り?」
「そうなの。修君は、お勉強?」
「うん、ご明察だな」
何気ない会話を交わしていたところに、ふわり、甘い色の花びらが舞う。
それは、ひらりと軽やかに、あおいの頭に着地した。
(この時期に桃? どこから飛んできたのかな……)
とにかく取ってやろうと手を伸ばしかけた、その時だ。
「――修君、私、修君のことが好き!」
突然、あおいがそんなことを言った。
彼女の方へ向いていた手が、ぴくり、と衝撃に跳ねる。
「え? あおい?」
「修君のことが大好きなの! 私もう、自分の気持ちに嘘をつけない!」
照れからか、あおいの頬は、淡く染まっていた。
けれども、その告白は、あまりにも大胆不敵。
好きだよ、待つよと、かねてから告げていた修である。
込み上げてくる幸せと、突然どうしたんだ? という困惑に近い驚きが入り混じった。
(そりゃ、俺は嬉しいけど……)
なんて考えている間も、あおいは、少し潤んだ目で修を見つめている。
その眼差しに――修は自然、じーんと感激した。
(夢なら、どうか醒めないでくれ……!)
と、頭脳派の修に思考を放棄させるほどの、あおいの愛の破壊力たるや。しかも彼女は、
「ね、どこか遊びに行こう? このまま修君とお別れするの、嫌だな」
なんて、修の腕に、自身の腕を回したりなどするのである。
(あおい、積極的……すぎないか?)
この辺りで、修の頭に、常の理性が戻ってきた。
何故、このタイミングなのか。
大告白祭りも過剰なほどの好きアピールも、あまりにも唐突すぎる。
とはいえ、今の修は、愛しい人にくっつかれ、どこかへ行こうと誘われているわけで、
「……じゃあ、スイーツでも食べる? 評判の洋菓子店で、好きなものをご馳走するよ」
と、一先ずは笑顔で応じるのだった。
結論。この事態は、神魂の悪戯である。
洋菓子店のカフェスペースであおいと共に時間を過ごすうちに、修はそれを確信した。
(精神に影響する異常か。夢みたいなものとして処理されると考えるのが妥当かな)
まあ、向けられる笑顔や熱い視線が夢の世界のものであっても、
(正直、それでも俺は嬉しいのだけれど……)
なんて思う修である。ともあれ、
(夢なら夢で、楽しくて愛に溢れた夢にしたいな)
と、修は考え、自身の注文した珈琲のケーキを口に運んだ。あおいはというと、
「ふふ、美味しいね、修君。修君と一緒だから、余計に美味しいや」
という具合で、相変わらずラブ全開だ。
嬉しそうにショートケーキを頬張るあおいの姿に、修は眦を下げた。
「俺も。あおいと一緒だから、すごく幸せで、ケーキも美味しい」
「本当? えへへ、嬉しいな」
「あ。あおい、頬に、クリーム付いてるぞ」
「え? どこどこ?」
「ほら、ここだよ……あ、」
思わず指でクリームを拭ってしまって、小さく声を漏らす修。
クリームと一緒に指に触れた彼女の頬の柔らかな感触は、修を少し照れ臭い気持ちにさせ、
「修君、照れなくてもいいのに」
と、あおいは、可笑しげに、楽しげに笑った。
あおいの姿を写真に残したい、とも思い、デジタルカメラで彼女を撮影した修だったが、
(桃色の砂嵐……写らないか。あおいの知らないあおいが後に残らないように、か?)
という調子で、上手くいかなかった。それでも、
「修君、一緒に写真撮ろうよ」
と、今のあおいが声を弾ませるから、修は形に残らないのを知った上で、そのあとも何枚か撮影をした。
その後、修はあおいを寮まで送って行った。
「今日は嬉しかったよ。有難う。夢のような時間だった」
「修君ったら大袈裟だなぁ。夢じゃなくて、全部、本当のことだよ」
「そうだね、現実だね」
そう、少なくとも、今、この時は。
「じゃあ、また」
小さいけれど大切な約束を交わして、指切りげんまん。
(あおいにとっても幸せな夢であるよう、願おう)
そしていつかきっとまた、と、修は手を振って、あおいと別れた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年04月02日
参加申し込みの期限
2019年04月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年04月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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