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夏休み中ではあるが、
五十嵐 尚輝
先生に会いに行こう。
そう思い立って、
御巫 時子
は、手製のお弁当を手に寝子高へと向かった。
今日のお弁当は、サンドイッチだ。
(ふふっ、先生に会えると思うだけで嬉しいです)
自然、足取りも弾む。
実験室の薬品の匂いが、早くも、辺りに漂うような心地がした。
「尚輝先生、お昼にしませんか……?」
お弁当の包みを見せて微笑めば、五十嵐先生は、
「お昼……すっかり忘れていました。ありがとうございます」
と、少し驚いた顔をしたあとで、小さく笑った。
「暑いので、アイスコーヒーを……」
「ああ、僕が入れますよ。それくらいは」
ビーカーの中に、ひやりとしたコーヒーが煌めくように揺れる。
時子は、五十嵐先生のすぐ傍の椅子に腰を下ろした。
「最近、熱帯夜が続いてますが、眠れてますか……?」
「ああ、暑いですね、最近特に。でもまあ、何とか」
「なら、良かったです。私は、クーラーをつけっぱなしにして寝ているくらいで……」
暑いですもんね、と五十嵐先生がぽそりと言った、その時。
鳥の巣を思わせるぼさぼさ頭に、ひらり、窓から入り込んだ桃色の花びらが舞い落ちた。
「あ、先生、髪に……」
花びらを取ろうと伸ばした腕を――五十嵐先生の手が、はしと掴む。
「――御巫さん、好きです」
「は、はい……え?」
「君が好きです。愛している。ずっと、僕の傍にいてほしい」
いつもとは違う声の調子、真っ直ぐすぎる愛の告白。
時子の胸は、どきどきと跳ね回った。
(いつか想いが届けば良いなとは思ってましたが……あら?)
ふと、気付く。
五十嵐先生のぼさぼさ頭から顔を出した小鳥が、チチチ……と囀っているのに。
(先生の頭に鳥さんが……ということは、これは神魂の影響みたいですね)
少ししたら元に戻るだろう、とは思う。
それでも、好きな人に告白されるということは、時子の心をふわふわと華やがせた。
(嬉しいですが、それと同じくらい……神魂の影響と分かっていても、胸が苦しくなりそうです)
だって、愛しい人が今、あまりにも真剣な表情をしているから。
そのまま、腕の中に抱きすくめられて、時子は、
「……私は、尚輝先生の事が好きです……」
と、秘めていた想いを、静かに零した。
私『も』ではなく、私『は』。
(先生の告白が、神魂によるものでも……、)
「私は、本当に貴方の事が好きなんです」
「……僕も、君のことを愛していますよ。心から」
仮初の愛が導くままに、それでも、今この時はどこまでも真摯に。
五十嵐先生はそう応じて、時子の頬に、口付けを落とそうとした。
(っ……!)
花びらが溶け消えたのは、その刹那のことだった。
五十嵐先生の頭の上で鳴いていた小鳥も、幻のように消えている。
(神魂の影響が、無くなったんですね……)
五十嵐先生は、もう、時子から身を離していた。
けれど、最初に握った腕はそのままで、
「あれ? あ、す、すいません。僕は、ええと……」
と、らしくない狼狽のあと、パッと時子を解放する五十嵐先生。
そんな五十嵐先生へと、「おはようございます」と時子は微笑を向けた。
「えっと……おはよう、ございます……?」
「お疲れだったんじゃないでしょうか。少し、眠ってらしたようですよ」
アイスコーヒーの氷も、緩やかに解けている。
新しく入れますね、と時子は、まだ呆然としている五十嵐先生を残して立ち上がった。
「先生、どんな夢を見られてたんですか……?」
昼食の最中に問えば、サンドイッチに齧り付いていた五十嵐先生は、盛大にむせ返った。
慌てて、アイスコーヒーを喉に流す五十嵐先生。
彼が一つ息を吐ける程度に落ち着いたあとで、
「私は出てきますか?」
と問いを重ねて、時子は、五十嵐先生の横顔をじっと見つめる。
すると、五十嵐先生は、わざとらしく視線を逃がして、
「……出てきました。その……忘れようが、ないくらいに」
なんて、ぽそぽそと、今にも消え入りそうな声で、答えたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年04月02日
参加申し込みの期限
2019年04月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年04月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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