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携帯戦記カプセルギア 練習しよう、カプギアアスレチック!
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バトルフィールドでは、今まさにギア同士の決着がつこうとしてた。
「おお、やるねー」円がつぶやく。
一通りのレクチャーを受けた円、「やっぱり醍醐味はギアバトルだよ」の真白の言葉に、早々にコロッセウムへとやってきたのだ。
操作確認とトレーニングを終えた円、さっそく真白に一戦誘われる。
「それじゃ、軽くやってみる? 大丈夫、手加減するから」との真白の言葉に、それならとうなずく。
設定画面で注意深く環境を確認。
フリックでショートブーストに切り替え。
(この手の操作は、エネルギー管理が大事だからね……)
いままでのゲームの知識を生かし、丁寧に設定を確認する円。
(FIGHT!)の文字がディスプレイに明滅する。
ランダムステージは宇宙空間。漆黒の空間に漂う、ローマ遺跡の遺構じみた破片が足場になる。変則的な無限ステージ。
開始直後、円はバーニアを点火。ショートブーストで疾走する。
と同時に、その場で激しく足を踏みならす。
(操作ミス?)
――歴戦のゲーマーとは言え、ギアバトルは初めての円。無駄な操作で隙を作る・・・・・・。
(否、そうではない!)
次の瞬間、ベリアルの全身が轟然と炎に包まれる!
先般、円は謎の「通りすがりのカプギアおねーさん」のアドバイスを受け、耐熱塗装をギアに施した。
開幕するや否や、円のベリアルは激しく構造体を強打。それにより散った火花により着火。
本来ならギアが燃え上がるような炎は上がるはずはないが、仮想現実フィールドでそれは過剰に加速され、ベリアルを包む巨大な炎と演出される。
その炎は自責のダメージともなりうるが、耐火塗装を施したギアは、己の炎に対しては絶対無敵を誇る。
虚無の宇宙空間で、プロミネンスの炎を吹き上げる、異形のギア。
炎熱の魔人。
(真白ちゃんの機体を見た感じ、引きうちしながらの連射と、罠を張るタイプかな?)
円は状況を判断。待避しながらの大射程射撃が可能ならば、無限ステージは圧倒的に有利。
――好きにさせるわけにはいかない。
炎の尾を引いて、ベリアルが真白のネージュリエーツに突撃。
宇宙に浮かぶ白銀の大樹を模したギア、炎熱のギアを迎え撃つ。
異形のドライアッド!
様々なギアを不安定な要素そのままに結合させた真白のギアは、美しい悪夢の中の形象とも見える。
「なかなか呑み込みが速いじゃん」
真白は燃えさかる円のギアを見ながら笑う。
スラスターを爆発的に点火し、一気に距離を詰めようとするベリアルに、ネージュリェーツは高機動を利用し三次元的に攪乱。容易に距離をつめさせぬ。
ベリアルの背部より、螺旋の起動を描いてビットが射出。
めまぐるしい動きで真白ギアの背後を取ろうとする。
(AIに操作を委譲・・・・・・)
真白は薄く笑う。回避行動を取りながら全弾射出。
全天が一時、真白の弾に埋め尽くされる。
ビットの動きが縛られたように拘束され、撃墜される。
(処理落ち?)
情報アフルエントなアトラクションの現実世界。一つの動作が連鎖し、処理の必要な状況が爆発的に増加。まして円の動作は本来ゲーム内のシステムで裁き得ない、高度情報処理を必要とするもの、状況の進展を見つつ、ディープラーニングを環境そのものがプログレスさせている状態だ。
真白はその間隙を突いた。瞬間的に処理しきれない情報を展開することでAIをパンクさせる。
状況の迅速な判断ととっさの機転、練達のギアマスターでなければできない代物。
ネージュリェーツはベリアルめがけ散弾をブチ込む。
だが、着弾と見えたそのとき――。
「ふふふ」
(消えた!)
まるで逃げ水のようにベリアルの姿がかき消える。
背後に視界を転じる真白の視界に入るのは、三体に増殖したベリアルが、それぞれビットを放つ姿。
――幻影!
円のまとった炎は、攻撃の為でも、演出の為でもない。
炎熱によりフィールドの屈曲率を操作し、スクリーン化。
そこに自分の姿と同様の幻影を投影する。
ディープラーニングを加速度的に行う環境、もはや処理落ちの心配はない。
時間が継続すればするほど、自分の偽物を作り出すことは可能。
偽物とて情報。いずれは本物と同様に質量を持ち、攻撃を仕掛けることも可能かもしれない。
幻影の炎を操るカプセルギア、<幻焰魔人>ベリアル・・・・・・。
過度の情報が行き交う強化リアリティの世界において、それは無限の可能性を秘めていた。
真白は離脱。
あいての術中にはまるつもりはない。戦闘はネクストフェーズ。
再び散弾を乱射。それは渦を巻き、三次元的に円のギアを拘束。
機敏な駆動でベリアルは躱し、追撃。
弾の渦の間から、触手のようなものが不意に伸びる。
躱しきれないベリアル、絡みつかれたまま蒸発し、幻影の本性を晒す。
真白のギア、ネージュリェーツのメインウェポンの一つ、トラップ。
それ自体AICOに制御された罠は、敵とみるやシナプスのような軸を伸ばし、相手を絡め取る。
弾幕の嵐のなか、仕掛けられた罠をかいくぐるのは極めて困難。
間一髪で躱し、幻影を生み出しては片端から潰されていく。
そのままベリアルは、敵の本体に追撃し・・・・・・。
(誘い込まれている?)
真白は笑う。そう、これが彼女の狙った、真の罠。
膨大な三次元的弾幕と、トラップの伏在によって相手の導線を制御。
あたかも敵はトラップを回避したつもりで、より巨大な罠にはまり込んでいる。
アンモナイトのような螺旋、その心臓部におびき寄せられている。
無限ステージの利点を、あえて自ら防ぐことで可能にした、恐怖のマウストラップ。
おびき寄せ、誘い込み、餌食にする。
木霊メリュジーヌの伝説さながらの、真白の幻惑的な戦い方。
――ならばッ!
ブーストをあげ、ベリアルは加速。
宇宙空間に、幻惑の炎が長い光条を引く。
同時にビットの熱戦を放ち、ネージュリェーツの機動も限定。
(近接できそうな舞台を・・・・・・)
散段の嵐は、ただショートブーストの連続で躱していく。
操縦桿一本の、自分のテクニックだけしか頼られぬ。
装甲が弾をはじき、索軸に絡まれたスラスターが引き剥がされて大破。
無数の幻影が踊り、無数の索軸が刈り取っていく。
――来たね!
弾の渦の中心。
そこに真白のギアの姿はあった。
自らの罠の中心に座する、己自信が罠の心臓部。
互いの距離は間もなくゼロ。
勝負は一太刀。
幻影の炎が揺らぎ、中からベリアルの炎熱の刃が振り下ろされる。
見越していた真白、即座に右方向に旋回。
同時に罠を射出。
左腕で薙ぎ払う円、それでも追いつかぬものは全身から炎を噴射し焼き切る。
無数のビットが飛び交い、散弾と情報の嵐の中で無力化されていく。
罠の巣がフラクタル構造を描き、円のギアを罠の中心に叩き込もうとする。
やみくもに伸ばした腕。
それが、相手の左腕をとった。
(ゼロ・レンジ!)
瞬間、ネージュリェーツは全力で音波を射出。
同時にベリアルは炎熱の幻影により音波をフーリエ変換。同時にヒートウエーブを射出。
炎熱の波動も音波により霧消。
互いの情報が情報を食い合う。
――!
技量、戦略とともに伯仲。
わずかにギアの経験において、真白が勝っていた。
だけど、彼女は「手加減する」と約束していたのだ。
両者、ノックダウン。
ギアの性能を限界まで引き出した二人に、惜しみない拍手が与えられた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
ぱーすぺ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年02月28日
参加申し込みの期限
2019年03月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年03月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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