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城山 水樹
はカーテンの隙間から差し込む光で目が覚めた。
何処かなど戸惑うこともなくなった、木天蓼市内にあるアパートの一室。
ベッドの上。
伸ばした指の先には自分と同じく一糸まとわぬ姿の恋人、
ヒュー・ヒューバート
がいる。
水樹は瞼を閉じたまま規則的な呼吸を続けるヒューの胸元をそっと撫でた。
昨夜は恋人と眠りに落ちるまで愛し合った。
その余韻の中で目覚める朝はとても心地よく感じる。
指先を頬まで這わせると、いったい今は何時だろうとぼんやりした頭でベッドサイドのスマホを手に取る。
時刻を確認し──、
「うそっ!!」
甘い余韻も心地よい眠気も吹き飛んだ。
スケジュールが一気に頭の中を駆け巡る。
水樹は現役木天蓼大学生で、かつ、寝子島出身・在住の人気モデルだ。
最近はいろいろなオファーを頂くようにもなった。
今日は寝子島シーサイドアウトレットで人気メイクアップアーティストとのトークイベントの日。
身体を覆うシーツを跳ね上げ、大急ぎでシャワールームに飛び込む。昨日の余韻も残り香も何もかもを洗い流し、髪を乾かしつつ歯を磨く。
身に付けた服は、普段から水樹が好むラフなもの。
さり気ない着こなしはさすがモデルで、慌てつつもメイクもさり気なさを演出する。
「どうしたの水樹?」
水樹の大慌ての身支度ぶりにヒューも目を覚ました。
半ばぼんやりとした問いかけの声に、水樹は大慌てで眉を書きながら事情を話した。
「今日寝子島でイベントなのよ。遅刻しそう!」
「何時?」
「イベント開始時間まで1時間半を切っちゃった。どうしよう、穴を空けるわけにはいかないわ」
「落ち着いて。送って行くから。身支度の続きは車の中でもできるね?」
ヒューも起きて手早く身支度をした。
水樹の肩を抱くようにして落ち着かせ、駐車場に停めてある自分の車に乗せる。
ヒューはカメラマンという仕事柄、重い機材を積む必要があり、ワンボックスカーを所有していた。
後部座席のドアを開け水樹と荷物を乗せると、自分は運転席に座りハンドルを握る。
彼女を助手席ではなく後部座席に乗せたのは、水樹は車内で身支度しなければならないし、助手席で直射日光にさらされては彼女の職業柄、マズいだろうなと思ったから。
エンジンをかけ、寝子島へ向かう。
しばらく車を走らせると、本土と寝子島とをつなぐ寝子島大橋の上で渋滞に引っかかった。
後ろにも前にも動けぬ橋の上。降りて走っても間に合わない。
じりじりとしか動かぬ列に、水樹の焦りは増す。
「ここ以外に道ってないのよね? どうしよう……」
「事情を先方に連絡して。カーナビの渋滞情報がたしかなら、もう少しで渋滞を抜けるはずだから」
ヒューはハンドルを握ったまま答える。
うん、と頷き、連絡を入れる水樹。
先方に平謝りに謝って、寝子島大橋で渋滞の中にいることを告げる。
「はい、はい……ありがとうございます。なんとしても行きます!」
電話を切って、息を吐いたのを見計らって、ヒューは後部座席に凭れかかる恋人に話しかける。
「どうだった?」
「もしも遅れてもギリギリまでトークで引きのばしておくから、って」
「分かった。必ず間に合わせるから」
渋滞情報はたしかだった。
まもなく車は渋滞をぬけ、寝子島に入った。
寝子電の線路と並走するように伸びる寝子島街道を一直線に飛ばす。
寝子島スタジアムが見えてきたら海沿いにハンドルを切ってアウトレットに到着。駐車場に車を入れたら間に合わない。イベント会場に近い路上に一時停車し、ハザードランプを焚く。
「水樹、あと7分」
「走るわ! ありがとうヒュー!」
水樹は後部座席のドアを勢いよく開けると、高いヒールもものともせず駆け出した。
イベント会場の舞台袖に滑り込んだのが3分前。
水樹の到着に気付いたスタッフがすぐに案内してくれ、いっしょに登壇予定の人気メイクアップアーティストさんに何度も遅刻のお詫びを言ったのが2分前。息を整え、1分前。
髪を撫でて着衣が乱れていないかチェックをし。
「はじまります、出てください」
スタッフ促され、何事もなかったような笑顔を作って時間通りにステージに立つ。
客席に向かって手を振りながら、心臓はまだバクバク。
(……無事間に合った。生きた心地がしなかったわ……)
ヒューは、駐車場に車を入れ、イベント開始から少し遅れて会場に入った。観客席の最後方で、何事もなかったかのように軽快なトークをする恋人の仕事っぷりを眺めて安堵する。
(先ほどまで焦っていたのがウソみたいだ)
イベントはつつがなく終了した。
イベント後、関係者に謝ってくるという水樹を待ってアウトレットをぶらぶらしながら時間をつぶし、その後旧市街の彼女の自宅へ送り届ける。
「今日は本当にありがとう、ヒュー」
「どういたしまして。今日は一日、君の色々な顔が見られて楽しかったよ」
互いに別れ難いと思いつつ、別れのキス。
ヒューはワンボックスカーに乗り込むと、運転席の窓を開け、手を振る。
手を振り返す水樹の見送る中、彼は木天蓼市の方へとハンドルを切った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
山中にいな
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年02月20日
参加申し込みの期限
2019年02月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年02月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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