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にゃんこ化する日
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●
鎌八 まもる
は、まったくもって慌てなかった。
自分が猫になっている。
誰もが驚くそんな中で、まもるは、妙に浮かれていた。
蜘蛛に変身中は見つかったら叫ばれるからな。
ギャーだのキャーだのさ。
それに比べて猫はいいよな。
この、圧倒的なもふもふ感と癒し。
人に見つかったら蜘蛛の時とは違う意味合いのキャーが聞けそうだが。
特に、
響 タルト
が見てくれたら、絶対に喜ぶでしょこれ。
今だとまもるに懐かない馬のアンバーとも仲良くなれそう。
ぷにっぷに、ぷにっぷに。
普段とは違う感触に、まもるはふふっと笑いがこみ上げる。
蜘蛛の時は、どうしてもカサコソとするしな。
壁を自由自在に動き回れるのは得だけれどね。
さて、オレの身体は何処だろうな?
きょろきょろと見回してみるものの、見当たらない。
そもそも、ここはどこなのか。
寝子島のどこかの道端らしいとは思う。
さっきまでまもるは自分の部屋でごろごろとくつろいでいた筈だけれど。
まぁ、見つからないなら、適当にふらつくか。……っと、あの後ろ姿って、にゃんこちゃんか?
少し先の通りの角を、タルトらしきポニーテールが通り過ぎた。
「にゃにゃにゃ、にゃーーーーー!」
にゃんこちゃん、にゃんこちゃんっと叫びながらタルトを追うまもる。
でもその口から出る声は、にゃにゃにゃーな猫語。
それでも、「ん?」って感じで、ポニーテールが振り向いた。
その顔は、間違いなくまもるが大好きなタルト!
「にゃにゃにゃ、にゃーにゃ、にゃっ!」
タルトの足にまとわりついて、必死に訴えるまもる。
『にゃんこちゃんにゃんこちゃん、オレだよオレ。わからないかな? わからないよな。でも俺なんだよー』
「この猫、やけになついてくるなあ? 猫の知り合いはいないはずだけど?」
猫の匂いでもするのかなと、タルトは小首をかしげる。
揺れるポニーテールに、まもるの目がとろんとなった。
『あーもー、にゃんこちゃんは可愛いな。オレを撫でるのか? いいぜいいぜ、言葉が通じないのがあれだけど、にゃんこちゃんにだったらいくらでも撫でさせてやる』
「飼い猫かな? すりすりしてきて可愛いね。撫でられるの気持ちいいのかな」
『そうそう、気持ちいいんだよ。あー、そこそこ。にゃんこちゃんは猫の撫で方もうまいなー』
「よしよしよし……あっ、こら、ポニーテールにはじゃれついちゃだめだよ? ポニテに絡んでくるとはムッシュくんみたいな猫だな」
『正解だよー! にゃんこちゃん、気づいて!』
必死にタルトのポニーテールに前足を伸ばし、存在をアピールするまもる。
タルトは少し考える仕草をすると、バッグの中からペットボトルを取り出した。
そしておもむろに、ざばーーーーーーーーーっ!
『えええ、にゃんこたん、なんで頭からペットボトルの水を? 大事なポニーテールが濡れちゃうじゃないか!』
『うん、これでよし。やっぱり、ムッシュくんだったんだね?』
まもるの目の前で、猫に変身するタルト。
『あぁ、猫に変身したのか。これで言葉も通じちゃうなんてすごいな』
『ムッシュくんも猫に変身できるようになったの?』
『オレは違うね。気が付いたらいきなり猫になってたんだよ』
『じゃあ、猫仲間だ♪ それじゃ今日は僕が猫の穴場を紹介するよ~♪ 慣れれば猫も悪くないよ』
ご機嫌にしっぽを揺らすタルトに、まもるのしっぽも同じように楽しく揺れる。
タルトにくっついてまもるが付いていくと、だんだんといい匂いが漂ってくる。
『ムッシュくん、お腹すいてない? せっかく猫になったんだし新鮮な魚をいただこう』
『これ魚の匂いか。猫だとこんなに魚っていい匂いに感じるんだな』
焼き魚とは違う、生のお魚の匂いは、人間だったらあまりいい匂いには感じ無さそうだった。
けれど猫になった二人には、まさに御馳走の匂い。
『ここの魚屋さん、僕は猫になるといつも遊びに来てるんだ。芸をするとお魚がもらえるよ』
『芸か。どんなのがいいかな』
迷うまもるに、魚屋のおっちゃんが近づいてくる。
「おう、いつもの猫じゃねーか。今日は友達もつれてきたのか?」
『にゃんこちゃん、顔覚えてもらってるんだね』
『よく来るからね。くるくる回るのはこの間やったばかりだし、後ろ足で歩くのもやったなぁ』
『じゃあさ、二人で前足合わせるのは?』
『二匹ならではだね』
にゃにゃっと笑って、タルトとまもるは魚屋のおじさんの前で後ろ足でちょこんと立つ。
そしておもむろに、お互いの前足を片方ずつ合わせ始めた。
にゃんにゃんにゃん♪
ぷにぷにぷにっ☆
にゃんにゃんにゃん♪
ぷにっぷにっぷにっ☆
「なんだなんだ、ずいぶん息ぴったりじゃねーか。こんなすごい芸を見せられたら、奮発しないわけにはいかねーな。ほらよ、今日捕りたての魚だぞ」
ぽーんと、魚屋のおじさんが魚をバケツから放り投げる。
ぱしっと口でそれをキャッチして、タルトはウィンク。
「ほら、ちゃんとお前の分もあるぞ」
おじさんが投げる前に、まもるはおじさんの手のそばに行く。
「投げられるのは苦手か? いいさ、ほら、ちゃんとくわえろよ?」
口元に出された魚に、ちょっと戸惑いながらもまもるはパクっとくわえてみる。
そのまま、もきゅっと食べてみると、凄く美味しい。
『ね、美味しいでしょう♪』
『魚を生のまま丸ごとなんて、めったにない経験だな』
『あまり長居すると飽きられちゃうから、ある程度もらったらさっと引き上げるよ』
『了解!』
綺麗にしっぽまで平らげて、まもるは魚屋のおじさんにぺこりと頭を下げる。
「おうっ、最後まで礼儀正しいな! また来いよー」
「にゃにゃー」
「にゃーん」
おじさんには伝わらないけれど、二人でありがとうとお礼を言って、魚屋を後にする。
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担当ゲームマスター
霜月零
寺岡志乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年02月18日
参加申し込みの期限
2019年02月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年02月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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