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✿*゚¨゚✿
満天の紫外線の下。
強い陽射しに全く動じる事無く、煌めく笑顔二つが並んで歩く。
自信に満ちた玉のお肌が夏制服から惜しげもなく露出しているが、美の化身(自称)たるその笑顔の裏では白鳥が水面下でジタバタするより遥かに優雅に、だがしっかりとした美への努力が垣間見える。最新の日焼け止めが伸びやかに肌を覆っているゆえに。
日々のそんな身だしなみも、歩く二人、
花椿 涼太郎
と
本条 小萩
にとっては呼吸と同じく当然の行為なれば、お互い何も気に留める事無く暑さにも憶すること無く、いつも通りな会話を楽しんでいた。
「はーっはっはっは!! 今日も華道部の活動、楽しかったね!」
「小萩のクリエイトパワーも絶好調でした!」
「本条くんに誘っていただいたお陰で、新たな美の表現方法を身につけた僕だよ、
はーはっはっはっは!」
「何かを創り出すのは、持て余す程の才能を加減いらずで発揮できます。
そこに美しさもセットになるのですから、同じ美の伝道師たる涼太郎さんには是非居てほしいなと思ったわけです」
「ありがとう!!」
唇から言葉の花を咲かせていれば、瞳たちがふと、花がありそうで無いとある木へと吸い込まれた。
「おや。サルスベリの木がありますね」
「やぁ、こんなところにあったんだね。今まで気付かなくてごめんよ、木さん!」
「小萩も今知りました。
花はー、もう咲いててもおかしくなさそうですが、見当たりませんね?」
よく育った、一本の白く太い幹の下に寄りながら、二つの視線が暫し頭上で茂る葉の中を
いったりきたり。
「実を言うと、そこまで花に詳しくなかった僕だけど、いくらかわかるようになったんだよ!
サルスベリの木も、昔の僕だったら名前がわからなかっただろうね!」
「お猿さんも滑ってしまうくらい樹皮がつるつるなのでこの名前があるそうです」
「あぁ、そういう由来なんだね……! まるで僕らの肌のようだね、はっはっは!」
ええまったくです、と涼太郎の言葉を真っ直ぐ受け止め頷いてから
小萩のお肌もつるつるのつやつやです、なんてしゃらんら☆と腕を天へ掲げてみせたり。
「ですがお猿さんが木から落ちることはあっても、小萩の行動には失敗はありません。
小萩はすごいからです」
言ってのけて上空の葉たちを見つめる空色の瞳が、そのままピタリとそこで止まって体ごと動かなくなった。
少し待ってみても言葉が紡がれる気配が無いのへ、涼太郎がどうしたのだろうとその横顔を見つめる。
『はっ、まさか本条くんこのまま夏色の歩道を彩る彫像に!?(羨)』とあわや思い込む寸前で、小萩がパッと両手を広げ動いてみせた。
その両の目は、画期的な閃きをした光に満ちている。
「小萩はなぜ外見も中身もすばらしいのかと考えた結果、
小萩は小萩なので外見も中身もすばらしい
という結論に至りました!」
躊躇うことなく発せられた言の葉に、1mmも冗談の気配ナシ。
そして向けられた涼太郎も、なるほど!! と至って真剣に深く頷いていた。
促す友人の仕草に、流れるようにポーズを決めながら続きを紡ぎ出す小萩。
「可愛い顔!
(ばーん!)
セクシーな体型!
(ばばーん!)
世界を創造し具現化する空恐ろしいほどの才能!
(チャキーンッ☆)
ほかにも挙げていけばきりがありません!
学校の成績は小萩の偉大さを計測できるようになっていないのでフツウですが、
それは仕方のないことです。
あと、ハイテクはまだちょっとこわいのですが、最近はハイテクなケータイでメールを送れるようになったので、もはや時間の問題だと思います」
華麗に繰り広げられる小萩ちゃん語り。
じっくりと味わうが如く、涼太郎は真顔で相槌を打ったり、
ちょっと時々そのセクシィポーズから某日の某お体思い出し上を向いて鼻を押さえたり。
(某日の某涼太郎氏お鼻刺激案件)
涼太郎が反応をするたび、小萩の真上にあるサルスベリから伸びた枝や葉たちが、涼太郎と一緒になって相槌打っていたりするけれど、二人に気付く気配は今のところ皆無である。
上を向き鼻を押さえている涼太郎の姿を見た小萩にいたっては、不審に思うどころかまるで目頭を押さえ何かを堪えているようだと解釈されて、
『もしや、小萩の美しさにも同志ゆえ耐性がおありとおぼしき涼太郎さんすらも、小萩のすごすぎる輝きに感動で涙が!』
などという思考に行き着いていたりするわけで。
なので、小萩ちゃんは待つ。
感極まっているのをお邪魔しないように(※正しくはうっかり鼻へ熱が集中しそうになるのを堪えているわけだが)、涼太郎が落ち着くのをドヤ顔で待つ。
ちなみに百日紅さんも続きの二人のお話をこっそり待っている。
「あぁ、本条くんは本条くんだからこそ美しい……!! その通りだよね、
僕が僕であるからこそ輝くように、本条くんの美しさ、輝きは唯一無二だよね!」
「さすが涼太郎さん。ご理解が早いです!」
ほどなくして、往来で鼻から赤ワインを生み出しかねない状況から脱した涼太郎が、再び高らかに言葉を舞わせ。ハート トゥ ハートで握手が交わされた。
「それに、漫画を描いたり、ハイテク機器を少しずつ扱えるようになる努力も
とても美しいよ……! っと、ハイテク機器といえば。僕メールアドレス知らなかったよね」
「メールアドレスですか?」
「そうなんだ、良かったら本条くんのを教えてもらってもいいかな!」
「はい、交換しましょう」
こうしてまた一つ、美の求道者同士を繋げる絆が強化されるわけである。
が。
小萩ちゃんご当人も唯一として認めている機械操作ニガテっぷり。
自身のスマホを取り出してから、ぬー……ぬー……という鳴き声のような籠った発声が口から増えていく。
「確かここをこうすると表示……ぬー、出てきません。これだからハイテクは困ります」
2,3操作で出るはずのマイ画面が一向に出てこない。
自身の操作ミス、というよりは、ハイテクの方が小萩についてこれず逃げていくのです、といった表情の、やれやれという困り顔である。
可憐なお顔がそんな表情を形作れば、涼太郎が優雅に小萩の隣りへ寄って来た。
「見ても大丈夫かい? メールアドレスはね、ここのボタンから……」
小萩と一緒に画面を覗き込むと、丁寧に操作方法をご説明。
マイアドレス表示方法講座(※ものの10秒で完了)を、優しく指南してくれた顔を見上げた小萩の瞳からはもう困り色は消えて、むしろまた一段と輝いた。
「ありがとうございます! これでまたハイテク克服への道が拓けました!」
「僕でわかることならいつでも聞いてほしいな☆」
表示された小萩のアドレスを、軽やかな指さばきでタップタップ♪と登録しながら、ウィンクを飛ばす涼太郎。
その様子を大きな目で受け止めた小萩から、先程の語りへ追加な言の葉が紡がれる。
「そうです、涼太郎さんという素敵なお友達だっています。
小萩の目から見てもなんだかキラキラに見えちゃうくらいです」
「はーっはっはっは! 本条くんにそう言ってもらえると本望だよね!」
※ちなみに小萩ちゃんの言う『キラキラ』は、涼太郎のろっこんであったりする。
「性格も優しくて紳士です。
トレカや写真集を作っちゃうセルフプロモーションは小萩に先んじていると思います」
「またいつでも写真の撮り方やお財布にも人にも優しい印刷屋さんをお教えするよ☆」
「こんな素敵な涼太郎さんとお友達になれた小萩は、やっぱりすごいんです」
「エクセレント! 本条くんの分析力の高さには感嘆しっぱなしだよね!」
純真たる輝き宿す瞳から一心に紡がれて、涼太郎の笑顔も今や溢れんばかりに光輝いていた。
(尚、ろっこんは使っていない、まだ)
「ありがとう、僕こそこんなにもシンパシーを感じ、美を追及する同志と出会えると思わなかったよ!
寝子島に来れたこと、本条くんに出会えたことに感謝だね!」
「ふふー、小萩たち二人が出会ったのは、分かたれた完全な存在が己の半身を求め合うという伝説の再現なのかもしれませんね!」
「そうだね! 僕らは出会うべくして出会い、こうして更なる美の伝説を創り上げるために生まれて来たんだね、はーっはっはっはっは!」
運命の出会いらしきものが百日紅の下で織り成される。
涼太郎という魂のキョーダイを得た小萩のコトバたちは、頭上の緑ばかりだったものへいつの間にか彩りを与えていた。
心なしか、先程よりも葉も濃く鮮やかな常盤を醸し出す中、覗かせるはふわり舞いそうな紫苑の色。
至上の色を纏った花たちは、まるで美の天使たちの羽毛のように、その背で、上空で、二人の立ち姿を絵画の一部の如く浮き上がらせる。
そんなおいしいシチュエーションには、依然として全く気付かぬまま。
「これからも共に美を磨こうじゃないか、はーっはっはっは!
さぁ、神々しい僕をみよー!」
「世界の小萩ここにありー!」
絵画が後光を帯びた。
(意訳:涼太郎のろっこんが発動され、真隣りにいた小萩も一緒になって輝いて見えた)
物理的眩しさに、人通り少ないとはいえ通りがかる人が時折『うっ!』と反射的に目を細め手で顔を遮るサマを、ああなんて罪作りな美しさ! とやたら良い姿勢で笑い合う二人の姿があるのであった。
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3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年02月05日
参加申し込みの期限
2019年02月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年02月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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