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学食百景 ~プレミアムメニューを堪能せよ!~
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楡宮 遠海
は深く深く溜息を零していた。
テスト中どうしてあんなことを思い出してしまったんだろう。
カレー中毒になっていたとしか言いようがなかった。三日間もカレーを食べ続けたこともそうかもしれないが、それにしたってテスト中にあんな空想に頭をやられてしまうなんて思ってもみなかった。
「なんで、……ああもう、ホント……」
どれだけ失敗を悔やんでも過ぎてしまった時間と回収されたテスト用紙は帰ってこない。
理科はたったの25点で、どう言い訳しても申し開きようのない赤点だった。
補講決定。
思うだけで食欲も失せてしまう。
「はぁ……」
楡宮は深く溜息を零しながら食券の券売機の前に立つ。
まずはA定食。それから指は迷わずB定食を選んだ。二枚のチケットが吐き出される。
後ろに立った運動部の男子が少し驚いたような様子を見せた。だがブルーな楡宮はそれに気付く様子もなく、スタミナ丼の表示をじっと見つめている。
「あんまり食べる気起きないけど、なぁ……」
だが三秒後、楡宮は券売機から吐き出されたチケットを手に食券機の前を去ることとなる。
この痩身のどこにそれほどの量のカロリーが貯蓄されているのか。
スレンダーな四肢を友人はよくうらやましがるが、少なすぎる肉……特に、どこがとは言わないが、局所的に、その、女性らしさを象徴するような場所がスレンダーであることは、楡宮の悩みでもある。
「なんかもう……全然ダメ……」
箸を動かす手は止まらない。
テーブルに並べられた三人分の食事がどんどんと消えていく。
食事を続ける楡宮の表情はどこか浮かないまま、それはまるで憂いを抱える深窓の令嬢のようですらあったが、いかんせん繰り広げられている食事光景は常人離れしている。
まるで首から上と下が別の人間のような風情に、何人かの学生が足を止めて彼女の食事に見入っていた。
溜息をひとつこぼすたび、シャケのバター焼きが小さくなり、もうひとつ溜息をつき終える頃には、スタミナ丼が半分まで減り、やがてみそ汁の器は空っぽになり、おひたしはつるりと平らげられ、頬杖をつきたくなるような悲しみは、生姜焼きと白米を食べる手を止めることはできなかった。
「……あぁ、もう……なんかもう全然食欲無いな……」
いやどこが。
そんなツッコミを、きっとその場にいた全員が思い浮かべただろう。
楡宮はガタリと立ち上がった。
ついに完食かと、その光景を見ていた誰もが思った。
だが彼女の独り言は、その予想の遙か上を行く。
「パフェも一つぐらいしか食べられないな……」
やがてイチゴ味のプレミアムかき氷を手にした深窓の令嬢が、溜息交じりにてんこもりのそれを一人で完食したのは、夏バテに喘ぐ学生の一部で伝説と化したという。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
39番地
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
恋愛
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年02月01日
参加申し込みの期限
2019年02月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年02月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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