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寝子島高校
定食屋『おにざき』でお食事を
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「あら蒼、出かけるの?」
珍しく早起きして支度をしている
仙藤 蒼
に、姉の
仙藤 紫
は尋ねた。
「うん、木天蓼市内までゲームイベントに行ってくる」
「私も昼から島の外へ用事があって出掛ける予定があるの。せっかくだから一緒に行きましょう」
そんなわけで一緒に旧市街の家を出た姉妹だが。
「なんかお腹空いた……」
蒼の言葉に、紫は時計を見た。
「11時半ね。少し早いけれど、お昼ごはんを食べましょうか」
(中学校最後の夏休み、高校入試を控えているので本来ならピリピリしていてもおかしくないけれど、蒼はそんな様子がないわね)
頼もしいような、心配なような。蒼がどう思っているのか、一度話しておきたい気がする。いい機会かもしれない、と紫は思った。
二人は参道商店街の『おにざき』の暖簾をくぐった。
「いらっしゃいませ、何名様ですか?」
楓香は緊張気味に声をかけた。
「二名です。うわ、満席?」
予想以上の込み具合に驚いた蒼だが、ちょうど二人分の席が目の前で空いた。
「ラッキー! ついてるね!」
といいながら座る蒼を、紫は苦笑しつつ窘める。
「はしゃがないの」
「はーい。でもゲーマーとしては幸先がいいのは嬉しいのよ」
と言いながらさっそくメニューを広げる蒼。
「『日替わり定食……(内容はその日の気分)』?」
「今日のは何か訊いてみたら? 私はサンマさん定食にするわ」
紫は言うが、蒼は首を振った。
「どんなものが来るのか判らないけど、そこがいいわ。注文お願いします」
「一か八か、のギャンブルみたいね」
蒼らしい、と紫が微笑む。
水の入ったコップをトレイに乗せて注文を取りにきたのはののこだった。
「いらっしゃいませ! ご注文をどうぞ!」
その様子を、英二ははらはらしながら見守っていた。
自分は接客業務に慣れてるので特に難しいことはなくこなせるが、経験のないののこがうまくできるとは思えない。
「サンマさん定食と、日替わり定食をお願いします」
「はーい、日帰り定食と……マンボウくん定食一丁!」
案の定盛大に間違えているののこに、紫と蒼の目が点になった。
慌てて英二がフォローに入る。
「野々さんここは僕に任せて」
小声で言うと、頓珍漢な注文取りを修正した。
「日替わり定食一つ、サンマさん定食一つですね。畏まりました」
一礼してののこと共に引き上げていく姿を見送りながら紫と蒼は思う。
((大丈夫かしら(かな)……?))
「あれって寝子高の人だよね?」
「……そうね」
気を取り直して、蒼は食事が来るまでの間姉と適当に雑談することにした。
「お姉ちゃんが中学3年の夏休みの時って、何してたの?」
「私?」
訊かれて、紫は4年前の記憶を辿る。
「私は、7月に水泳部を引退して、基本的には受験勉強だったけど、時折はプールで泳いだわね。……よく考えたらあまり根を詰めて勉強ばかりしてなかったかも」
姉としてはしっかり勉強していたと言いたい所だったけれど、つい正直な言葉が口をついて出た。
「なら私と同じだよね。ダラダラ時間かけてやるより集中して一気にやっつける、ってところが」
「……そうかもね」
確かに、暑い中机に向かっていてもそう集中できるものではない。とはいえ。
「プールはいい気分転換だったけど、蒼は気分転換しっぱなしという気がしないでもないわね……?」
「えーっ」
そんな話をしていると、ののこがおぼつかない足取りで定食を運んできた。
「お待たせしました……うわっ」
バランスを崩して、ぐらり、と味噌汁の椀が揺れそうになる。
「わっ、野々さん大丈夫?」
英二が駆け寄ってなんとかこぼさず押さえた。
「ありがとう英二くん! 助かった!」
お客の前でもいつもの調子なののこに、まあそういうとこが野々さんらしいんだよな……と英二は思いつつ。
「申し訳ありません、大変失礼いたしました」
紫と蒼に頭を下げる。
「大丈夫よ、無事でよかったわ」
味噌汁をひっくり返されなかったことに安堵しながら、紫は大人の笑みを見せた。
「日替わり、しらす丼だったのね」
「美味しそう! いただきます!」
はらはらしたが、料理は文句なしの味だった。
「こういう素朴な味、いいわね」
「うん」
ゲームに夢中なときは食事の味など何でもいい傾向のある蒼だが、家庭の味の美味しさはわかる。
「それでね、勉強以外にも夏休み中にしたほうがいいことがあるわ」
「あ、学校見学とかだよね?」
「そう、自分に合った高校を見つけるにはいろいろ見たほうがいいわ……パンフレットやホームページだけじゃわからないこともあるのよ」
「うん、ゲームも雑誌の評判だけじゃわからないものね」
二人は話の続きを楽しみ、満足して店を出た。
「お腹も満足したし、ゲーム大会頑張れそう」
「それはよかったわ」
(今のところ心配はなさそうね)
紫はほっとしていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
寺岡志乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年01月31日
参加申し込みの期限
2019年02月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年02月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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