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【星幽塔】第一階層 マダムSの危険な館
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●午前中
翌午前中のことである。
マダムSの館の裏口に、
八神 修
と
御剣 刀
の姿があった。
ふたりはベージュ色のエプロンを身に着け、如何にも御用聞きという雰囲気を演出していた。
「マダムSか、噂だと相当ヤバいな、吸血鬼か? 行方不明のまま帰ってきていないという事は、さらわれたと仮定した場合そのまま始末されたか幽閉されたか……」
刀は段ボール箱に入れた食材を運びながら、マダムSの館の敷地内をつぶさに観察した。連れ去られ始末された人間がいるなら何か痕跡があるかと思ったが、一見して掘り返した跡などはなさそうである。
「しっ、御剣。考察は脳内でやってくれ。俺たちは今はねこよろずの配達と御用聞き。俺は商人で、御剣はバイトという体を忘れるなよ」
ねこよろず
とは、修が星幽塔第一階層で友人たちと営む、武器屋付よろず屋――平たく言えば星幽塔風コンビニである。
住んでいる以上、食料や物資の購入は必要不可欠と考えた修は、商人としてのコネでマダムSの配達を請け負っているA店を突き止め、接触。今日だけ、と頼み込んで、ねこよろずに配達業務を代わってもらった(マダムSの館の噂に脅えていたA店の店主は喜んで配達を譲ってくれた)。
すると、囚われ人がいるなら二人で暮らしているより量より多く食材を仕入れているはず、とA店へ食材の仕入れ状況を調査に来た刀と遭遇。目的が一致して共同調査という状況が生まれたのだった。
「ずばり『ミカワヤ作戦』だ」
ドヤッ!
刀は深く突っ込んではいけないと思い「お、おう」と頷く。
「この食材の量、あきらかに女性と老人の二人暮らしにしては多いよな。しかもレバーやら香草やら、なんというか、血が美味くなりそうな食材っていうか……これを若い男に食わせて美味しい血を頂こうってことなんじゃ……」
「御剣、考察は脳内で、だ。行くぞ」
そう釘を刺すと、修はドンドンと裏口のドアを叩いて営業スマイルを浮かべた。
「まいどーっ。ねこよろずですー! 配達に来ましたー」
しばらくすると、薄く扉が開いて、隙間から老執事が顔を出す。
「ご苦労様です。食材をこちらへ」
荷物を受け取り、すぐに閉じられようとする扉を、修はすかさず掴む。
「重いですから中まで運びます。うちのバイトは力自慢ですので」
刀が力こぶを作って力自慢のバイト役を熱演する。
「いえ、結構です」
すげなく断られたが、めげる修ではない。今度は老執事をおだて上げる作戦に切り替えた。
「いやあ、仕立ての良い執事服ですね。貴族の方でらっしゃる?」
「……」
無言。それでもめげない!
「これだけのお屋敷ですと誕生パーティなども催されるのでは? うちではそういう物品用達もお受けしております。ご主人様のお誕生日をぜひお伺いしたい。もちろん大いに勉強させていただきます」
「マダムのお生まれは四月末ですが……あまり誕生日をお喜びにはなりませんので。しかし……」
と、老執事は修のことを舐めるように観察した。
ようやく修がマダム好みの青年だということに気付いたようだ。
「お話、もう少し伺いたく存じます。よろしければ中でお茶でもいかがですか」
(かかった!)
修は内心ガッツポーズを作ったが、表向き冷静を装って一礼した。
「有難きお誘い……仲間が待ってるので休みを貰って午後にまた伺います」
「かしこまりました。お待ちしております」
裏口の扉が閉まる。
ややあって、刀が口を開いた。
「八神。敢えて捕まるつもりか……大丈夫か?」
「多分な。それより、幻視の星の力で扉の記憶を見てみたんだが」
「あの隙に? すごいな。で、どうだった?」
「漠然とだが、あの扉から何人もの若者が老執事の手によって運び入れられたのは間違いないな。そして、出て行った者はいない……」
「噂通りってわけか。この後どうするつもりだ?」
「俺は一度Barアストラルに戻って仲間と情報交換する。御剣は?」
聞かれた刀は館を見上げた。鋭い尖塔が空に突き刺さるように伸びている。
「あそこからの潜入を試みるよ。じゃあな」
言うが早いか、刀は地面を蹴り、空に駆けあがった。ろっこんの進化能力で、空気や水、壁など本来足場にならないものを足場にして行動できるのだ。
「便利だな」
修は手庇で見上げると、Barアストラルの方へ急ぎ足で向かうことにした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年01月29日
参加申し込みの期限
2019年02月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年02月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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