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土用のニョロニョロ!
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「2時間はかかると思ったが、ウナギウェーブのおかげで早く捕れたな」
修は大漁の成果を撮影した後、片方から縄を持ち、川を渡り引き上げました。
「よし、大漁」
「すごい、沢山……よし、僕も手伝うよ」
修と夏朝は、鈴なりにかかったウナギを針からはずして容器に移しました。
「天然と養殖は別の食べ物と言って良い。鰻は俺の経験上それが顕著だ。鰻好きは是非一度、天然鰻を食べてほしい」
クールな表情で熱い思いを語る修。
「そんなに違うんだ……天然なら養殖よりも体力がつきそうだね」
夏朝は天然もののすごさを知った気がしました。
魚屋さんは持ち込まれたウナギを捌くのと調理に大忙しでした。
「かば焼きにしてください!」
と流。
「蒲焼きも心惹かれるけど……まずは白焼きをお願いします」
と言うのは夏朝。
「蒲焼と白焼きでお願いします!」
雅樹は注文します。
「残った分は持ち帰るの?」
莉鳥の問いに、
「ああ、猫鳴館へ持ち帰って住人に売る……池で飼うのもいいな」
答えながら雅樹は思います。
(これでしばらくは財布の心配をしないで済む)
「蒲焼と白焼きを作ってください」
あの後無事普通のウナギを捕まえた碧南は、食べ比べしようと両方を注文しました。
近くにいた修の声が耳に入ってきます。
「まずは心臓。鮮度の賜物だな」
ちょっと驚いた碧南が尋ねました。
「心臓も食べられるの?」
「ああ。珍味だよ。それからうざくだ」
耳慣れない言葉に遠海も反応します。
「うざく?」
「うなぎの蒲焼きを細かく切り、薄く刻んで塩もみしたきゅうりとともに三杯酢や甘酢で和えた料理だ。う巻きもほしい。これはうなぎの蒲焼きを芯にして作った卵焼き。だし巻き卵を作る要領でうなぎを巻いて焼くんだ。 きゅうりや卵、調味料は持参したよ。みんなにも分けられる分あるよ」
いつのまにか星ヶ丘から板前が出張してきて、様々な料理を作っています。
「メインは蒲焼だ。山葵を少々かけて白焼きも美味い。肝? 酢の物にしようか。煮ても焼いても良いから迷う所だ。苦味がいいんだ」
さらに椀物に骨の揚げ物と、次から次へとうなぎ料理を注文する修。
(準備がいいのね……ちょっと食べてみたいかも)
遠海は生唾を飲み込みました。
ジュージューという音と共に、あたりにはウナギを焼く脂とタレのたまらない匂いが漂います。
否応なく食欲が刺激されるのでした。
「いただきます……」
夏朝はさっきのウナギとの激闘を思い返していました。
「美味い! 美味い!」
蒲焼きにかぶりつく流。
ろっこんが発動して蒲焼き人気が上がったようですが、もうそれ以前に皆の食欲はフルスロットル。
「このウナギ、脂がメチャクチャ乗っててうめぇ!」
雅樹は蒲焼に満足そうです。
「白焼きも結構いけるね」
普段感情を顔に出さない莉鳥の頬も緩んでいました。
「……とってもおいしい……体力がつく、気がする……!」
夏朝は白焼きに舌鼓を打ちながら、美味しい上に英気も養ってくれるうなぎに感謝するのでした。
「蒲焼にしてもなお身の味が強く味わえる。そこにサラリとした脂と自然の弾力。味はタンパクでありながらふくよか。実に美味い」
養殖鰻なんて食べる気のない修も、満足できる味だったようです。
「どっちも美味!」
碧南は目を見開き、満足そうに蒲焼と白焼き2匹のウナギを食べ比べています。
「捕まえるのに苦労した甲斐があったわね」
隣にいた遠海に話しかけました。
「そうね……ビリビリして大変だったけど、捕まえられてよかった」
大きいウナギを蒲焼と白焼きにしてもらった遠海は、猫舌なのでゆっくりと箸をつけていました。
まずは蒲焼から、ふうふうと冷まして口に入れます。
「タレがウナギの油とマッチしてとてもおいしい……」
(ご飯があったら、うな丼にしたいくらい)
白焼きもおいしくて箸が進みました。
遠海は大きなウナギを、すっかり平らげてしまいました。
「椀物もうざくも美味い! ウナギ食べ放題だな」
料理を分けてもらった雅樹は、ウナギを思い切り堪能しています。
皆もさまざまな料理を味見しました。
「あー、食った食った」
「ごちそうさまでした」
「残りは持ち帰ろう。良い土産が出来たな。下処理はしてあるから、良かったら皆も持ち帰ってくれ」
修は残ったウナギを夏朝に分けながら言いました。
いつのまにか川はいつもの静かさを取り戻しており、思いがけないウナギフィーバーは幕を閉じたのでした。
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あとがき
担当マスター:
茄子りんこ
ファンレターはマスターページから!
ご参加ありがとうございました。
土用のニョロニョロ、楽しんでいただければ幸いです。
いっぱい捕れた方はもちろん食べる分だけ捕まえた方も、下処理をしたうなぎ(人によっては生きたうなぎも)をお土産に持ち帰ることができます。
ご家族やお友達とおいしく召し上がってください。
それでは、またのご参加を楽しみにしております。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
茄子りんこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年01月18日
参加申し込みの期限
2019年01月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年01月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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