this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
コンビニ寄ってこ!
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
学校からの帰り道。
あまりの熱気に、
史越 奈津樹
は、頬に汗を伝わせながら、
「あつーい。イナリ~、コンビニでアイスとか食べて帰ろうよ~」
なんて、傍らを行く
伏見 真
へと、強請るように言った。
真が、そんな奈津樹の様子に、くすりと笑みを零す。
「イナリ、笑うとこじゃないってば」
「せやかて、文月さん、何や小さい子みたいやったから」
ええ~、と奈津樹が不平の声を漏らすのにまたふわりと笑んだあとで、
「せやけどホンマに……こんなに暑いと、家までエネルギーもてへんもんなぁ」
と、真も、先の奈津樹の言葉に同意を示した。
「ね! だよね!」
「ほな、コンビニでMPチャージといこか」
「やった! ……あ、ちょうどあのコンビニでいいんじゃない?」
「うん、構へんよ」
というわけで、2人は一緒に、一番近くのコンビニへと。
店内のひんやりとした空気にほっと息を吐いて、
「このコンビニでコラボ商品とかなくてよかった」
と、奈津樹は笑う。
「コラボとかな~、使えんのにほしなってまうんよなぁ」
なんて、うんうん、とばかりに頷きつつも、ちょっぴり遠い目になる真。
実感のこもった台詞に小さく苦笑した奈津樹の眼鏡の奥の眼差しが、
「あ、でも、くじはあるみたい」
という具合で、入口近くの棚にディスプレイされたくじの景品達を捉える。
ゲーム好きの2人が知らないはずもない、大人気のスマホゲーム作品のくじだ。
「うわ、危険やな」
「へ?」
「くじかて、かわいいぬいぐるみやら化粧品やら、使えへんのに豪華やからほしなったりするやん」
「……めちゃくちゃよくわかる」
神妙な面持ちで頷く奈津樹。
何せ、奈津樹、今にもくじのコーナーに吸い寄せられんとしていたところだったのである。
「文月さん、危ないゾーンからははよ離れよか」
「うん。……ここは、我慢ガマン!」
かくして、2人が先ずはと向かったのは雑誌コーナーだ。
アイスクリームを見繕う前に、ここで、幾らか涼んでいこうという心算である。
「あ、今週のミャミ通出てる!」
「ホンマや……って、今週、限定クエストのシリアルコードついとるやん」
「わ、ほんとだ。うーわー、気になるなー」
「えー……くじから逃げたんに、こんなとこに罠が……」
コンビニこわ……とは言いながら、買い物かごにしっかりミャミ通を入れる真。
奈津樹はというと、ミャミ通の頁をぱらぱら捲って、思案顔を作っている。
「文月さんはどうするん?」
「うーん、悩む……アイスとか色々と食べるなら、お小遣いが足りないし……」
「ほな、先にアイス見に行く?」
そうして2人は、当初の目当てだったアイスクリームのコーナーへと足を向けた。
「アイスは何がいいかなー」
わくわくとした声を零しながら、奈津樹は、アイスクリームのショーケースを覗き込む。
悩んだ末に手に取ったのは、安くて美味しいソーダ味のアイスだ。
「俺のが好きなのはやっぱりこれかな! イナリは何食べる?」
なんて、ソーダアイスを手に顔を上げれば、
「え?」
と漏らした真は、高級アイス・ニャーゲンダッツを事もなげにかごに入れようとしていた。
「イナリ……ミャミ通を買った上でニャーゲンダッツまで……」
真のセレブっぷり(?)に、戦慄する奈津樹。
けれど真は、きょとりとして瞳をぱちぱちと瞬かせる。
「……なんか変やった? アイス言うたらこれかなって」
「いや、美味しいけど! ものすごーく美味しいけど!」
「せやんな、おいしいよなぁ、これ。……せやけど、文月さんのもおいしそうやねえ」
「あ、うん。これ、美味しいよ。あと、安いし」
「安くておいしい、はええなぁ。ミャミ通も買うし……僕もソレにしよかな」
ニャーゲンダッツの代わりに、真が奈津樹のおすすめをかごに入れたところで、
「よし! 次は、お菓子とジュースだよね!」
と、奈津樹は意気揚々とお菓子コーナーへ。
「へ? ……文月さん、まだ買うん?」
とは言いながらも、真も、奈津樹の後に続く。
そういえば、先ほど「アイスとか色々と食べるなら」と言っていたような。しかし。
「ええっと、ゲーム用のおやつに、ポテチと、10円スナックと~……」
と、奈津樹がそこまでかごに放り込んだところで、真は遂に、「ふはっ」と口元を押さえて噴き出した。
「え、なになに?」
「いや……それ、ミャミ通買えてまうんちゃう? って思て。ジュースも買うんやろ?」
「う……買いすぎかな? でもさー、なんかゲームしてたらジュースとおやつがほしくならない?」
なるよね? と言葉を重ねる奈津樹は、かごの中のものを棚に戻す気はない様子だ。
「まあ、わからへんわけではないけどなぁ」
「でしょ? そうだ、先生に見つかるとうるさいから、アイス、どっか休めるところで食べようか!」
「これ、食べるん難しいな。落ちてしまいそうや」
公園のベンチで、真はカラカラと笑いながら、ソーダアイスを齧る。
陽射しの厳しさは相変わらずだが、喉を通る冷たさが、何とも心地よかった。
「そういえば、イナリさ。最近、曲とかまた新しいのつくってたりする?」
同じアイスクリームを口に運ぶ手をふと止めて、奈津樹が尋ねた。
「曲? よおさん作りよるよ~。ほとんど日課みたいなもんやし」
何個か聞く? と、ウォークニャンのイヤホンを奈津樹に手渡す真。
ありがとう、とイヤホンを装着すれば、奈津樹の耳に、軽快なリズムが溢れ出す。
「いいね、この曲。……あのさ」
「うん? どしたん?」
一旦イヤホンを外して奈津樹が言い出したのに、真はことりと首を傾けた。
「実は俺の方で、ゲーム用の立ち絵の表情差分とか、作ってみたんだよね」
「へえ。文月さんの絵、見るんがめっちゃ楽しみやわぁ」
「それで、今、動かしてみてるんだけど……曲に合わせてちょっと動かしてみたいなって」
だから、と、奈津樹は真の方へと、ずずいっ! と身を乗り出す。
「夏休み空いてたら、どっかで一緒に作業しないかなって!」
「ん、ええねえ。夏休み、僕はたぶんあいとるよ」
みんなの予定も確認せないかんね、と、真は目元を柔らかくした。
真の声を耳に頷く奈津樹の双眸はきらきらと光を帯び、顔には笑みが乗っている。
「ふむふむ。その顔は、作業、かなり順調みたいやねえ」
「ふっふっふ。いやー、やっぱ、液タブ最高だよ!」
「弘法筆を選ばず言うけど、うまい人にええ筆渡したらええもんになるわなあ」
真がそんなことを言うのに、奈津樹は、少しはにかんだように口元を緩めた。
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
巴めろ
ファンレターはマスターページから!
お世話になっております、ゲームマスターの巴めろです。
まずは、ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました!
様々なコンビニ模様、とても楽しく執筆させていただきました。
次にコンビニへ行ったら、あれもこれも、チェック&購入してしまいそうです。
重ねてになりますが、ご参加くださった皆様に心からの感謝を。
この度も、本当にありがとうございました!
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
コンビニ寄ってこ!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年01月11日
参加申し込みの期限
2019年01月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年01月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!