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らっかみ!新春☆初夢宝船フェア! ~鷹編~
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透けるような青空の下に、パステルカラーのお城と街並みが賑やかに集まる国。
城下を行き交う人たちの傍らには、カプセルギアと呼ばれる小さなパートナーが
嬉しそうについて回っている。
買い物をする時も、食事をする時も、就寝の時も、人とカプセルギアは家族も同然。
そんな国を治めるお城に住まうのは、
百岳 甘桃
王女。と呼ぶと『それじゃ可愛くないっていったもーん!』などと抗議の声が愛らしく響くので、人々は『アマモモ姫』と呼んでいるとかいないとか。
今日も今日とて、明るい陽射しの中を桃色とバラ色のドレスを躍らせるように、アマモモ姫は自由に城下町を見て回る。
鮮やかな建物に混じっても一際目を惹くお姫様を見つければ、代わる代わる住人が挨拶にくるのを、自身の肩にちょこんと座るファンシーなペガサス兼ユニコーン「アマデトワール」と一緒にニコニコ返しながら。
「もうすぐギアバトルの日だからねー!
他の国からもお客さんい~っぱい来るから、みんなよろしくねー!」
王女様からの声掛けに、がってんだ! と口々に盛り上がる人々を、幸せそうに見つめるアマモモ姫。
行く先々で楽しそうにお話に花を咲かせるそんな王女の口から、唐突な言葉が放たれた。
「―― そんなことないもん!」
今までの笑顔とは正反対な、真剣な声色にビックリした表情浮かべる聴衆たちへ、ハッとすれば誤魔化すように『えへへ』と口元を緩める。
「ご、ごめんね~っ。アマデトとちょっと、えーっと、
そう! コーロン(=口論)しちゃってたの」
なんだー、喧嘩も程ほどにね、などなど朗らかに向けてくれる笑顔たちへ、またねと手を振っては、どこか足早に城へと戻る。
誤魔化し理由にされたアマデトだが、気にする様子は無くむしろ心配そうに王女の横顔を見つめている。
城の門内へ身を隠したあたりで、アマモモはバッと真横を向く。
そこには鏡が浮かんでいた。映り込む自分を睨むように覗き込んだ。
「なんども言ってるでしょ! カプギアは友達で家族だよ!
お互いのこ~りゅーとか、楽しむためにギアバトルの日があるの!
『気に入らない相手を壊すため』じゃないもん!!」
必死に叫んだ言葉を、鏡の中の自分は対照的に呆れたような、蔑んだような視線で返してくる。
そこに映るのはアマモモであってアマモモでは無い、鏡の中の国を治めるもう一人の王女だった。
「代わりなんていくらでもカプセルから出てくるじゃん。
気に入らなきゃ捨てる。飽きたら壊す。それの何がわるいの」
「カプギアだって生きてるもん! 代わりなんてないんだよ!」
「カプセルから出てくる物が、わたしたちと同じ?」
心から、信じられない、といった冷たい光をその青紫色の瞳に浮かべる鏡の中の自分。
この鏡は一般の住民たちには見えないモノだった。
代々、この国を治める者のみに現れるようになる。
それは左右対称に映るように、こちらと向こうの性格や国の方針も全く正反対の存在。
お互いが言葉を交わし、それぞれの国の様子を見聞きする事で時に反面教師として学び、より良く国を治めるための。
「ほんっと、わたしはそっちの国の王女にならなくて良かった!」
「そ、そんなのこっちのセリフだからね!」
瓜二つであり特別な関係。しかし決してそれは相容れない者。
「わたしはこれからもずーっと、わたしが気に入らないものは捨てちゃうんだ。
わたしの言うことを聞いてくれるアマデトだって、
新しいの欲しくなったらポイッ☆なんだからからね」
「わ、わたしはそんなことぜったいしない!
みんなが笑って、幸せで、たくさんの言葉を交わし合えるそんな国にしていくもん!」
気付けば触れ合うように、鏡越しに手のひらを合わせていた。
絶対触れ合わない、向こうのわたしのようにはならない、そう確かめるように。
「いつまでその強がりが続くんだろーねー」
「そっちこそ、ガンコものじゃん! 今にひとりぼっちになっちゃうから」
「わたしはだれかさんと違って、パパいなくても泣かないし」
「なっ泣いてないもん! パパはとおい所でがんばってるんだから!」
「わたしに強がったってしょうがないのにねー」
はいはい、とばかりに鏡の中で紫色のドレスを翻して背中が向けられた。
鏡から手を離し、アマモモはとぼとぼと城の中へと歩き出す。
お城にはママが居る。アマデトも、お城のみんなも、この国に住むひとたちも居る。
だからさみしくなんてないもん。
幼いアマモモはまだ気付かない。
国を治める者としてどこかで気を張っている自分。
そんな自分が、何も取り繕うことなく全てをぶつけられる相手がいる事を。
成長し、気付けるように、アマデトは小さな王女に常に寄り添う。
頬にくすぐったさを感じれば、鼻先をすり寄らせるアマデトを嬉しそうに撫でるアマモモ姫がいるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蒼色クレヨン
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年01月02日
参加申し込みの期限
2019年01月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年01月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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