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\ オーバータイム!/
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ボトルメールの夜
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【6】
「ニャニャ!? ニャー!」
人けもまばらなある日の寝子ヶ浜海岸で、1匹の猫が波打ち際でばしゃばしゃしていた。
獣なのに波に飲まれかけたうっかりやの猫?
いや、うっかりなのは間違いないが、猫は猫でもただの猫ではない。
水やお湯をかぶると変身してしまうろっこん『チェシャ猫』の効果で猫になった
響 タルト
だ。
(うう、ボトルメールを拾おうとして波をかぶっちゃうなんてついてない〜)
濡れ猫になった我が身を恨めしく思いつつ、ボトルメールに目を向ける。
(わわ、流されそう〜! 待って待って!)
必死にボトルを回収しようと猫の手で転がし転がし……波の届かない場所へ。
しばらくして、ようやくろっこんの効果が切れた。
「はあ、やっちゃった〜……でも、これで手紙が読めるね! どれどれ〜……」
その手紙は年下の友人を気遣う内容のものだった。
「う、うーん、なんか達筆で読みにくい〜」
読みにくいが、どうも健一という人から正太郎という人宛てのようだ。
「わあ、これはきっと少年同士の友人以上の思い! 滾るなあ♪」
どこにも年齢は書かれていないのだが……持ち前のBL脳でそこはばっちり補完。
君は灯台近くを散歩するのが日課と聞いたので、届くかもしれないという可能性に賭けてみる。
届かないかもしれないが、それならそれでもいい。
「忍ぶ恋って感じ? いいなあ~♪」
どうか短慮せず、ご家族や僕のためにも生きのびて欲しい。
「? どういう状況?」
今ひとつ状況の見えない内容にタルトは目をぱちくりさせた。
そもそも、どうしてこの手紙を海に流したのだろう?
よく見ればこのボトル、最近では見ないタイプの作り。結構古そうだ。
「正太郎くんに届けてあげたいけど……あ! 裏に宛先の住所が書いてある! 正太郎くんの苗字は遠藤だね!」
住所の場所はこの近くだろうか、誰かに聞けばわかるかもしれない。
タルトはたまたま通りかかった散歩中のおじいさんに声をかけた。
「あの、すみません……このあたりに遠藤正太郎さんという方は住んでますか?」
「? 遠藤正太郎なら、僕ですが……?」
「えっ? まさかの本人!?」
「何かご用ですか?」
「あ、その、えーと、実は手紙を拾って……」
事情を説明しておじいさんに手紙を渡す。
手紙に目を通したおじいさんはしばらくして目に涙を浮かべた。
「…………!」
タルトは声をかけようとして、出かかった言葉をグッと飲み込んだ。
おじいさんに聞きたいことはたくさんある……。
けれど、なんとなく声をかけてはいけないような気がした。
静かに涙を流すおじいさんを、タルトはただ見つめることしかできなかった。
(あの手紙、何十年前の手紙だったんだろう……よかったね、健一さん。思いが届いて)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年12月28日
参加申し込みの期限
2019年01月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年01月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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