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マリンスポーツ、堪能しよう!
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「このマスクに水が入ったときは――」
佐和崎 紗月
は、真剣な表情で、インストラクターの話を聞いていた。
今回はマリンスポーツの体験会だから、危ないことはないはず。
でもまったく泳げないわけではないとはいえ、シュノーケリングは初めてだ。
ここはしっかり、準備をしておきたい。
一方、
初瀬川 理緒
は、説明よりも紗月が気になって仕方がなかった。
だって、今日の紗月は、これまで見たことがない、新しい水着を着ている。
形としてはワンピースなので、露出はそれほど高くはない。ただ、胸の中央あたりは、布が丸く切り取られていた。そこから紗月の、真っ白な胸の谷間が見える。
(ああ、こんな姿を見たら、今すぐ抱きしめたくなっちゃう)
インストラクターの説明が終わったあと、二人、準備をして海に入る。
「紗月、行こう?」
そう手を差し出してくれた理緒に、紗月は笑顔を向けた。
海の中でしっかり泳げるようにワンピースを選んだ紗月とは違い、理緒は大きな胸も、細いウエストもさらした、ビキニを着ていた。
(今日の水着も、よく似合ってる……)
今回初めて。
紗月は理緒を、デートに誘った。この体験会のチラシを見たとき、どうしても理緒と一緒に行きたい、と思ったのだ。
「今度の日曜日、行かない?」
チラシを見せながら言うと、理緒は一瞬驚いた顔をしたものの、二つ返事でOKしてくれた。
(仕事は忙しくなかったのかしら……)
ちらと不安はよぎったが、今こうして、二人で一緒に海に迎えることが、紗月はなにより、嬉しい。
猛暑の中でもひんやりする海中を、フィンで水を蹴って進んでいく。
(ああ……綺麗……)
紗月は胸の内で、感嘆の声を漏らした。
水中の様子は、映像で何度も見たことがある。が、リアルはその何倍も、いや、何十倍も美しい。
透明な水の中を行き交う、様々な魚たち。陽光を反射し、波に揺らめく世界は、まさに夢のようだった。
(寝子島に、こんなきれいな場所があったんだ……)
その中に、最愛の人と一緒にいる。
海上から降り注ぐ光は、理緒の身体をも照らしていた。肌は一層艶めいて、みずみずしく照らされている。
全身の滑らかなカーブが、足につけたフィンで水を蹴る動きに合わせて、滑らかに揺れていた。
(理緒ちゃん、まるで人魚みたい……)
幻想的な世界のすべてにも勝る美しさの前に、紗月は思わず祈るように、胸の中央を押さえた。
そうでもしないと、鼓動がどんどん早くなってしまいそうだったのだ。
そうなったら、こんな海の中では、すぐに酸欠になってしまう。
(そんなの、絶対に嫌。……このままずっと、二人でいたい。海の中で溶けあいながら、理緒ちゃんと、ひとつになってしまいたい……)
(紗月……なんて綺麗なの)
理緒は、隣を及ぶ紗月の姿に、すっと目を細めた。
ウェーブの髪が波にたゆたい、白く柔らかな腕が、脚が、差し込む光を反射している。
無駄な音のない世界、煌めく魚たちの中央にいる紗月は、さながら海の生き物に愛されている、女王のようだった。
(ああ、今すぐにでも、抱きしめてキスしたい……)
でもそうするには、顔の半分を覆うゴーグルと、口に咥えているシュノーケルが邪魔だった。
理緒は、その両方に手を伸ばしかけ――はっとして、それを下ろした。
さすがに衝動でそんなことをして、溺れてしまったら困る。
(そう、だから、せめて……)
二人は、魂を奪われたかのように互いを見つめ、どちらからともなく、腕を伸ばしていった。
指の腹が触れ、手のひらが重なりあう。
指を絡めたのは、どちらが先だったか。
「あっ……」
指の間に指を入れ、相手の手を握り、体を寄せていく。
――と。
不意に、理緒が紗月の手を離し、肩を抱き寄せた。
ふっくらと柔らかな胸がぶつかり、二人の間で押しつぶされる。
それほど強く、二人は互いを抱きしめあった。
(これで、二人の距離は、ゼロになった……)
(神様お願い、時を止めて……)
理緒は、紗月と近づけたことを喜び。
紗月は、今を永遠にしたいと、願う――。
※
「先生、ありがとうございました」
二人してインストラクターに礼を言った後は、いったん休憩。
手を繋いで、バナナボート乗り場に向かった。
三人乗りのボートに二人で座る。先頭は紗月だ。
「これ、のんびりできそうだよね」
などと言いながら乗ったのだが、予想に反してバナナは結構なスピードに。
「きゃああっ!」
前から聞こえた悲鳴に、理緒は身体を前傾した。そしてあらわになっている紗月の耳に唇を寄せ、そっと囁く言葉は。
「大丈夫だよ」
振り向く余裕もない紗月が、小さく頷いたのを見て、ちゅっと首筋にキスをした。
「あっ……」
悲鳴が止まり、紗月の方が、震えるのが、わかる。
海もきれいだったけど、紗月のほうがもっときれいだった、とは。
(いつ、言ったらいいかな。帰りかな)
そのときは、唇にキスをしたい。ううん、ぜったいに、しよう。
※
「今日ありがと」
帰り際。人目を盗んだ、かすめるようなキスに、紗月は息を止めた。
「理緒ちゃん……」
理緒が紗月に触れたのは、ほんの一瞬。
でも海中で抱き合い、ボートで耳朶にキスを貰って、今度は唇とくれば、胸は当然、熱くなる。
「そんな目で、見ないで……。帰りたくなくなっちゃう、から……」
理緒は困惑したようにはにかんで、紗月の手をとった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬田一稀
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
スポーツ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年12月15日
参加申し込みの期限
2018年12月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年12月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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