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- 種族
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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
レインボーラッシュ！
「……という噂があってさ。遠藤さえ良ければ行ってみないか？」
放課後の教室。様々な生徒が放課後の予定を話す中に八神 修と遠藤 健もまたいた。
最近噂されている虹色洞窟。その話を聞いた修が健に一緒に行ってみないかと誘っているところのようだ。
「へぇ、虹色洞窟ねぇ。中々面白そうなところじゃないか」
「だろ？」
修と健。気が合う友人であるこの2人はもうこのやり取りだけでお互いの考えを理解している。
かくして彼らは山の中へと向かうのであった。
修は見事な登山ルックでやってきていた。黄色のウインドブレーカーに赤色のズボン。装備としてライト以外にも様々な用具を詰めたリュック。その中にはお弁当も入っているのだ。
「……八神。幾らなんでも重装備過ぎないか？」
「何を言っている。山をなめたら危ないぞ！」
「いや、山と言っても途中まででちゃんと道があるところなんだが」
「馬鹿野郎！ そこに山があれば登るのが男だ！」
「意味が解らんぞっ！？」
途中で話が脱線するのは最早この2人のお約束である。
念の為に言っておけば、健もちゃんとウインドブレーカーのような服装にはしてきている。靴とて登山をしても大丈夫のようなものだ。
髪を短く整え普段から運動をしている為に比較的引き締まった身体をしている如何にもスポーツマンといった風体の健にはとても似合っていると言えるだろう。
元々、運動が好きな健はアウトドアもそれなりにやっており登山の経験も簡単なものではあるので、登山そのものを軽視したりはしない。
ただ、本格的な登山装備が入っていたりする修のリュックに呆れているだけであるのだ。
「む、もしかしてあれかな？」
「おっ。一応、地図で確認してみよう」
健が洞窟の入り口らしきものを発見し、自らもそれを確認した修は念の為に地図を出す。
「うん、地図で見てもここで間違いなさそうだな。それに足跡も沢山あるしね」
「お、本当だ。噂が広まってるって話だったけど本当みたいだな」
ここが目的地であることを確認した2人は早速洞窟の中へと並んで入って行く。
「もし、別れ道とかあったら念の為にマーキングをして進む事にしよう」
「天然の洞窟かどうかよく分らんけど気を付けるに越した事はないか」
内部の構造がどうなっているのか不明である為にマーキングをする事を提案する修。その意図は理解できるために健もまたそれに賛成をする。
「ほぉ。何だか凄い壁面だなぁ」
洞窟の壁面に様々な鉱石。それに思わず修は感嘆の息を漏らす。それ程までに見事であった。
だが、同時に修は少しだけ残念な思いも感じていた。何故なら明らかにこの様子からして自然の洞窟というわけではないからだ。そもそも神魂の気配も感じられるのだ。
（異世界と繋がったのかもな……。まぁ、それはそれで良いか。楽しまなきゃ損だな）
だが、修としてはここで気になるのは健の様子だ。ここは明らかに普通ではない洞窟なのだが、果たして健はどんな感想を抱くのか。
「おぉー。こいつは凄いなぁ。ここまで来た甲斐があるってものだ、なぁ、八神？」
しかし、特に健は気にしていなかった。これは気付いていない、というよりもこういう不思議な現象に慣れてきているのではないかと修は思った。
兎に角、健も大丈夫そうなので気を取り直して奥へと進んでいく2人。
修と健。2人は協力して奥へ奥へと。何故か聳え立つ崖もどこぞのファイト一発な感じで協力して登っていく。
「ファイトォ！」
「いっっぱぁああああつっ……って、何でこんなアホな事やらないといけんのだ！ 殆ど俺が頑張らないといけないのに！」
「何を言う遠藤！ こんな時はこれをやってこそだろう！」
結構大変な筈なのだが案外余裕はあるようであった。
そうして進んだ先に2人が見つけたのは――金と白の縞にして湧き出すような黄金の瘤。
「これは……黄銅鉱？ いや、金だ。黄金だよ」
「つまり鉱脈という事か？ 凄いな」
茫然としながらも会話を交わす修と健。それだけ目の前の光景に目を奪われているのだ。
暫くそうしていると、ふと修の前に幻のようなものが見え始める。それは鉄道に乗って、広い山を健と旅する光景であった。
「おいおい、何だこれ。八神と俺が電車に乗ってる？」
健のその呟きに彼もまた自分と同じ光景を見ているのだと気付く修。何となく、その事に嬉しくなってしまう修。
「よーし。この金を持って帰るとするか！」
「持ち出して大丈夫なのか？」
「大丈夫大丈夫。噂通りなら大部分は消えるから。残った小片を後で小瓶で分けよう」
そうして2人の虹色洞窟の体験は終わりを告げた。
放課後の教室。様々な生徒が放課後の予定を話す中に八神 修と遠藤 健もまたいた。
最近噂されている虹色洞窟。その話を聞いた修が健に一緒に行ってみないかと誘っているところのようだ。
「へぇ、虹色洞窟ねぇ。中々面白そうなところじゃないか」
「だろ？」
修と健。気が合う友人であるこの2人はもうこのやり取りだけでお互いの考えを理解している。
かくして彼らは山の中へと向かうのであった。
修は見事な登山ルックでやってきていた。黄色のウインドブレーカーに赤色のズボン。装備としてライト以外にも様々な用具を詰めたリュック。その中にはお弁当も入っているのだ。
「……八神。幾らなんでも重装備過ぎないか？」
「何を言っている。山をなめたら危ないぞ！」
「いや、山と言っても途中まででちゃんと道があるところなんだが」
「馬鹿野郎！ そこに山があれば登るのが男だ！」
「意味が解らんぞっ！？」
途中で話が脱線するのは最早この2人のお約束である。
念の為に言っておけば、健もちゃんとウインドブレーカーのような服装にはしてきている。靴とて登山をしても大丈夫のようなものだ。
髪を短く整え普段から運動をしている為に比較的引き締まった身体をしている如何にもスポーツマンといった風体の健にはとても似合っていると言えるだろう。
元々、運動が好きな健はアウトドアもそれなりにやっており登山の経験も簡単なものではあるので、登山そのものを軽視したりはしない。
ただ、本格的な登山装備が入っていたりする修のリュックに呆れているだけであるのだ。
「む、もしかしてあれかな？」
「おっ。一応、地図で確認してみよう」
健が洞窟の入り口らしきものを発見し、自らもそれを確認した修は念の為に地図を出す。
「うん、地図で見てもここで間違いなさそうだな。それに足跡も沢山あるしね」
「お、本当だ。噂が広まってるって話だったけど本当みたいだな」
ここが目的地であることを確認した2人は早速洞窟の中へと並んで入って行く。
「もし、別れ道とかあったら念の為にマーキングをして進む事にしよう」
「天然の洞窟かどうかよく分らんけど気を付けるに越した事はないか」
内部の構造がどうなっているのか不明である為にマーキングをする事を提案する修。その意図は理解できるために健もまたそれに賛成をする。
「ほぉ。何だか凄い壁面だなぁ」
洞窟の壁面に様々な鉱石。それに思わず修は感嘆の息を漏らす。それ程までに見事であった。
だが、同時に修は少しだけ残念な思いも感じていた。何故なら明らかにこの様子からして自然の洞窟というわけではないからだ。そもそも神魂の気配も感じられるのだ。
（異世界と繋がったのかもな……。まぁ、それはそれで良いか。楽しまなきゃ損だな）
だが、修としてはここで気になるのは健の様子だ。ここは明らかに普通ではない洞窟なのだが、果たして健はどんな感想を抱くのか。
「おぉー。こいつは凄いなぁ。ここまで来た甲斐があるってものだ、なぁ、八神？」
しかし、特に健は気にしていなかった。これは気付いていない、というよりもこういう不思議な現象に慣れてきているのではないかと修は思った。
兎に角、健も大丈夫そうなので気を取り直して奥へと進んでいく2人。
修と健。2人は協力して奥へ奥へと。何故か聳え立つ崖もどこぞのファイト一発な感じで協力して登っていく。
「ファイトォ！」
「いっっぱぁああああつっ……って、何でこんなアホな事やらないといけんのだ！ 殆ど俺が頑張らないといけないのに！」
「何を言う遠藤！ こんな時はこれをやってこそだろう！」
結構大変な筈なのだが案外余裕はあるようであった。
そうして進んだ先に2人が見つけたのは――金と白の縞にして湧き出すような黄金の瘤。
「これは……黄銅鉱？ いや、金だ。黄金だよ」
「つまり鉱脈という事か？ 凄いな」
茫然としながらも会話を交わす修と健。それだけ目の前の光景に目を奪われているのだ。
暫くそうしていると、ふと修の前に幻のようなものが見え始める。それは鉄道に乗って、広い山を健と旅する光景であった。
「おいおい、何だこれ。八神と俺が電車に乗ってる？」
健のその呟きに彼もまた自分と同じ光景を見ているのだと気付く修。何となく、その事に嬉しくなってしまう修。
「よーし。この金を持って帰るとするか！」
「持ち出して大丈夫なのか？」
「大丈夫大丈夫。噂通りなら大部分は消えるから。残った小片を後で小瓶で分けよう」
そうして2人の虹色洞窟の体験は終わりを告げた。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2018年12月06日
- 参加申し込みの期限
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- 2018年12月13日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2018年12月13日 11時00分
