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「えっ、これマジで?」
「これは……凄いわね」
虹色洞窟と呼ばれる洞窟。その中に
御剣 刀
、
橘 千歳
、
小山内 海
は三人で訪れていたのだがそのあまりの美しさに三人共に驚いていた。
刀と千歳は思わずと言った様子で言葉を漏らしているし、海も目を見開いてまるでその美しさを焼き付けようとするかのように見渡している。
この洞窟の事は様々な宝石等がある美しい洞窟だと噂で聞いていた三人だがどうやら実物は想像以上であったらしい。
千歳はまるでファンタジーの世界にでも入り込んでしまったみたいだとすら思っていたし、海はファンタジー物の小説とかに出てきそうだという感想を抱いている。
こんな美しい景色とあらばちょっとスケッチをしたいなと思う海であったが、奥の方が更に綺麗ではないかとも思えたようだ。
『ね、2人とも。もっと奥の方、行ってみない?』
「あぁ、いいよ。行こうか」
「奥の方はもっと綺麗そうだものね」
どうするか悩んだ結果、もっと奥の方へと行こうと書いたスケッチブックを掲げて刀と千歳に提案する海。
勿論、刀達とてこの美しさに目を奪われているのだからその提案を拒否する理由はない。3人並んで奥へと向かう事にしたようだ。
『見て見て。赤、青、緑、黄色に紫。ほんとに色とりどりだね。この赤いの、ガーネットかな?』
「どうかしら。ここの宝石、少し不思議な感じがするけど」
壁に埋まっていたり、地面に落ちていたりする様々な宝石や鉱物達。それらは虹色洞窟の名に恥じず正しく七色と言わんばかりに色取り取りであった。
それら宝石に負けないぐらいに目を輝かせた海が1つの宝石を手に取る。それはガーネットのような赤い宝石だが、どことなく普通とは違うような気が千歳にはしているようだ。
(ん? 何か今中に見えたような……? これは……私たち?)
「えっ? 宝石の中に私たちが?」
海が手に取ったガーネットらしき宝石を海と千歳が覗きこむように見つめていると不意にその宝石の中に何かの映像のようなものが見える。
どこかぼやけてはっきりとしないが千歳達にはそれが自分達3人だと理解できた。
「あれ? 二人ともどうした?」
別のところを見ていた刀は海と千歳がまるで石像にでもなったかのように動かず何かを見ている事に気付く。
頭を傾げながら近づいてみると、どうやら海の持っている赤い宝石を覗き込んでいるようだが、声をかけても海と千歳が反応する様子はない。
どうしたのだろうかと千歳達と同じようにその赤い宝石を覗きこんでみれば、彼女達が見ているのと全く同じ映像が刀の目にも入った。
「は? これは、俺達か?」
「ええ、間違いなく……私たちみたい。厳密にいえば、少し成長した未来の私たち?」
呆然と呟く刀に対して千歳が答えるように呟く。先程は反応がなかったのに、何故今は反応が返るのか? しかし、その疑問を持つ事は誰もできなかった。何故なら、刀も千歳も海も、その映像に釘付けであったからだ。
赤い宝石の中に映る3人は千歳の言う通りに、現在の彼等と比べればどことなく成長しているように見受けられ、千歳の言葉に対して同意するように海が頷く。
「私と海ちゃんがキッチンで料理をしてて……あ、海ちゃん、料理上手くなってるね」
『刀は……テーブルに食器用意してるのかな』
「二人とも大人っぽくなっている、というか成長してるな、こう色々と」
「刀くん?」
『刀?』
魅入られるように未来の風景らしき映像を見てそれぞれがそれぞれらしい感想を呟いていたが刀の呟きによって空気が変わる。
海と千歳が同時に刀の名前を呼ぶ。そう、ただ呼んだだけだが果たしてそれが何を意味しているのかは刀自身が良く理解できていた。刀の頬を一筋の汗が流れる。そう、冷や汗が。
刀からすればそれは至極真っ当な思考であった。だって、愛しい2人の未来の姿かもしれない映像がそこにあるのだ。ならば、まずは彼女達の色々な成長具合が気にかかるのは当たり前の筈なのだ。
結論から言えばやばい、というのが刀の本音だ。
千歳は元々女性の中においては背が多少高い方な上に雰囲気も大人びているのだが、それに磨きがかかっている上に今とはまた違う柔らかさを感じれる。しかも今ですら見事なスタイルもまた成長を果たしており、胸などは明らかに今よりも大きくなっているようだった。
海は千歳とは違い背が低く小動物的な可愛さが魅力なのだが、映像の中の彼女からは抱擁性のようなものが感じられた。今とは違う余裕のようなものがあるのだ。それ故にかスラッとした手足はまるで芸術品のようでさえあった。
内面的なものも感じつつ、やはり外面的なものに意識がいってしまうのは男の性というものだろうか?
けれど仕方がない。何故なら、刀もまた男の子なのだから。
因みに刀に対してそんな反応を見せている女性2人も、実は刀の事をじっくり観察していた。
一見今とあまり違うようには見えないが、少し背が高くなっているように見えており、また今よりも大分落ち着いた雰囲気が感じられるようになっているのだ。
だが、それでいて未来の海と千歳には優しい笑顔を見せるのだが女性2人の内心は心を読めずとも解るというものだ。
「んんっ。いやー、俺、今と余り変わってないような? あぁ、いや。もしかしてこれ三人で暮らしてるのかな? 随分馴染んでるような」
咳払いをしてから再度映像へと視線を向けるとふと気付いたというようにそんな事を言う刀。
その言葉に海と千歳もそう言えばと思う。未来の3人がいる部屋には見覚えはないのだが、だと言うのに3人は慣れた様子で食事の準備を進めていた。
「一緒に暮らしているなら随分と仲が進んでますね、やるな俺」
「3人とも何か楽しそう」
『すっごく幸せそう。な、なんかこうしているのを見てるとちょっと照れちゃうな……』
仲睦まじい様子を見て3人は思い思いに呟く。
刀は海と千歳を一緒に暮らしているのかもしれない自分を自画自賛し、千歳はもしもこんな未来も許されるなら、それも悪くないかなと思い、あまりにも幸せそうな光景に海は恥ずかしがっている。
『あ、ご飯の準備ができたみたい?』
「3人で過ごす時間……。ん? でもテーブルの上のお皿の数が変なような……」
「皿? 皿は……5人分、か?」
映像の中でどうやら食事の準備が出来たようなのだが、どうにも様子がおかしい。
そして、最初に違和感に気付いたのは千歳だ。テーブルの上にあるお皿の数がどうにも合わないのだ。3人で暮らしているのならば3つである筈なのに、2つ程多い。そう、それは皿だけでなく全ての食器に言える事だ。
次に気付いたのは海。刀、千歳、海の3人が揃っているというのに、千歳がどこかに声をかけている事に気付いた。
『あれ? 千歳ちゃんが声をかけて……え!?』
「って、子供がさらに二人!? しかも、片方の子が頭につけてる赤いリボン…あれって、わ、わた……」
部屋の奥から扉を開けて誰かが入ってくる。それは――どことなくそれぞれの面影がある子供であった。しかも、子供の片方は見覚えのある赤いリボンをつけてさえいる。
その光景に驚く3人。刀は女性2人と違い、驚きすぎて声さえ出ていなかった。
だが、その光景を見せる事こそが目的だったのかと思うくらいに唐突にそこで映像が消える。
(え、えっ! 最後のって……わ、わ、なんか顔が熱いよっ)
スケッチブックに文字を書く事さえ出来ない程の動揺。海の顔はすっかり真っ赤になっていた。
一方の千歳と言えば、思わず自らの頭の後ろへと手を伸ばしてしまう。そこには本来ならば映像の中の子供がしていたのに似た赤いリボンがあるのだが、今日は生憎と存在していない。髪型をストレートロングにして来た為につけていないのだ。
だが、その行動が何を意味しているのか。千歳本人には良く理解できていた。
(なんだなんだ、未来の俺は随分と満ち足りた表情をしているじゃないか)
流石にあの光景には驚いた刀だったが、今は冷静そのものだった。
何故ならば、光景の中の3人が幸せそうだったからだ。果たしてあれが未来の光景なのかどうかは解らない。それにどうやってあんな風に暮らすようになったのかも解らない。
だけど、刀の心を決心させるには足りるものだった。あの幸せに満ち溢れた光景を追いかけてみせると。
(うん、そう決めたらやる気出てきた! まずは二人の手を握って手を繋いで洞窟を出よう。さて、これからは三人でどうやって過ごしていこうかな。考えると楽しくなってきた)
未来はどうなるかは解らない。しかし、未だ心ここに有らずといった様子の海と千歳の手を取って繋ぐ刀。それに気付き、恥ずかしそうに、でも幸せそうな笑顔を浮かべる海と千歳を見ればけして外れている未来ではないのかもしれない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年12月06日
参加申し込みの期限
2018年12月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年12月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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