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桃色 足子八
はサーフィン部の部員たちと一緒に寝子ヶ浜海岸へやって来た。
目的はもちろん、サーフィンだ。
朝から海に入っているのは部員たちだけ。
いい天気にいい波。
いいライドを決められたのを潮に、足子八は休憩に入った。
適度な運動で小腹が空いていた。
ボードを砂浜へ置き、海の家へと向かう。
おいしそうなにおいにつられるように、側面の持ち帰り用フードコートでたこ焼きを1舟注文した。
額に汗を浮かべたおじさんが、「まいど!」と嬉しそうに笑う。笑顔満点、とひそかに点をつけた。
そして慣れた動きで焼きたてのたこ焼きを串に刺し、並べたあと、
「お嬢さん、美人だからサービス!」
と鉄板から1個すくって一番上に盛ってくれる。
「ありがと」
ソースたっぷり、青のりサササ。
熱で踊る花かつおにつまようじを2本刺し、差し出されたそれを足子八はおじさんの笑顔に負けない太陽のような笑顔で受け取った。
ボードまでの帰り道、待てずにさっそく熱々の1個をほおばる。
「サービスいうたかてタコはデカかったらええいうもんやないで。何事もバランスや。……けど、これは合格やな。中もトロットロでうまいわ」
もう1個。あーん、と開けた口に入れようとしたところで、横のほうから何か聞こえてきた。
何を言っているかまでは聞き取れないが、すでに人だかりができていて、それがむくむくと湧いてきた好奇心を刺激する。
「なんや、ケンカか?」
火事とケンカは何とやら。
人をかき分け前に出たら、2人のサーファーがもめていた。片方は女性サーファーだ。ウェットスーツの胸倉を掴まれても睨み返していて、強気では負けていない。
しかし男のほうはそれを生意気と思っているようで――しかも野次馬たちの前ということもあり――引っ込みがつかなくなっているようだ。
それを知ってか知らずか、女はさらにあおることを口にする。
「さっきからしつこいわね! わざとじゃないって言ってるでしょ! 粘着気質の男はもてないわよ!」
「なんだとッ!」
「まてまて、やめーや」
野次馬の中には最初からの目撃者もいて、彼らの話からなんとなくもめ事の原因を察することのできた足子八は割って入ることにした。
他人事だが、同じサーファーとしてサーファーへの心証を悪くする行為は見捨てておけない。
「ローカルルール守らんかったいうたかて、そのルールを知らんやったしゃーないやろ?
わざとやないんや、そうトゲトゲせんと。
海は1つ、サーファー魂も1つや! みな仲良ーやろーやー」
な? ここは私の色気に免じてかんにんしたってや!
一方的にまくしたあと、ぽんぽんと男の肩を叩き、左手をうなじに添え、右手でウィンク付きの足子八渾身の投げキッスを放つ。
がしかし。
「うるせー! 横からしゃしゃり出てくんじゃねーぞ、このタコ!!」
「だれがタコやねん!!」
足子八の右ストレートが華麗に決まる。
「ぷるんとピンクな色っぽい唇やろが!」
と言ったところで、相手が俯せに倒れたまま白目をむいていることに気がついた。
相手の女性サーファーも、周りの者たちも、あっけにとられたままだ。
「あら……」
……えーと。
「よっしゃ、私も海行こ。
ほ、ほな、あんたらも楽しんでいってなー!」
うふふ、と愛想笑いをして愛嬌をアピールした足子八は、ごまかすようにそそくさと海の中へ入って行った。
潜水してその場を離れた足子八だったが、海の中でほっとひと息つく間もなく、何かに足を引っ張られた。
ウツボだ。
「ちょ!?」
思わず口をがっぷり開けてしまった。
急いで浮上しようとするが、ウツボがその邪魔をする。
(放せ、うちは食べもんちゃうわ!)
噛まれる前にキックキックキック!
どうにか断念させられたが、足子八のピンチはまだまだ続く。
(空気、さっき吐き出してしもた!)
肺は痛い、頭はガンガンする。
(アカン……お先真っ暗や……)
最後に肺に残っていた空気を吐き出し――たと思ったら!?
(なんやこれ!? 真っ暗やのーて、真っ黒やんか!)
空気と思ったのは墨だった。
同時に呼吸が少し楽になった気もする。
なーんか手足も縮んだ?
(ってこれ、タコやん!? うち、タコになっとるん!?)
じっと手を見つめていたら、さっきのウツボがまたぞろ泳いでやってきた。
ふよふよ無防備に漂っているタコを食べようとしているらしい?
(なんのこっちゃわからんけど、ちょうどええわ。
いてもたれー!)
思いっきりブフーッと墨を吹きつける勢いで、ピューッと後ろへ逃げた。
(ふひーっ。ウツボのやつも、これにはついてこれんかったみたいやな)
ほっとひと息ついたけど、まだまだ危機は続いている。
体はタコのままだ。
どゆこと!?
(このままやと、うちの行く先はたこ焼き屋のタコかいな!?)
泳げタコ焼きくんってか?
(あかんて、食われてまうて)
戻れ! なんでもえーから、とにかく戻れ~~~~!!
数十分後。
足子八は砂浜に座り、ぼーっと沈む夕焼けを見ていた。
のろのろと思考が動き始めた頭で、うん、結構1日を満喫したな、と思う。
まあ、死にそうな目にあったりもしたけど、終わってみると、なかなかスリルがあって面白かったように思える。
プラスマイナスのプラスってとこか。
「ま、たまにはこういうのもええかもしれんな」
ほんま、たまにやけどな!
立ち上がり、砂を払ってボードを抱える。
ほなかーえろ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
寺岡志乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年11月13日
参加申し込みの期限
2018年11月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年11月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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