this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
マジカル☆アイドル☆プロジェクト!
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
「「アイドル!?」」
ぴっかぴっかに輝くような
源 竜世
の声と、どこか責めるような色を帯びた
タイラ・トラントゥール
の声。
2つの声を重ならせたあと、タイラは、己の服装を検め、驚き、それから眉根を寄せた。
「この格好はいったいなんなんだ!? 何を勝手な事を……」
いつの間にか身に纏っていたのは、ベストをぴしりと合わせた、青が基調の、フォーマルなアイドル衣装だ。
しかも竜世と、色は違えて、揃いで決めたようになっている。
疲れたようなため息が、自然、口から零れた。
「これも変な夢だと思う……が、また、なのか」
そう、『また』なのだ。
こうも不可思議な事件が続くと、諸々の出来事を夢だと思い込むのも難しくなってきたが、
「ともかく! さっさとこれを終わらせて帰らせて貰うぞ!」
と、タイラは心を強く持って宣言した。
一方、赤が基調のアイドル衣装を身に纏った竜世は、
「マジカル☆ だか何だか知んねーけど、かっこよくてもいいならよゆーだな!」
なんて、言葉通り余裕めいて、太陽みたいな笑みを煌めかせている。
そんな竜世を、タイラは、じとりと睨むようにした。
「随分と余裕だな、トリ頭……」
「だって、オレの相棒の
スターライトナイト
は、世界一かっこいいドラゴンだからな!」
「バカを言うな!」「なんだよタイラ!」
「ボクの
バルティーグル
のほうが格好良いに決まっているだろうが!」
「ええーっ!? ぜーってースターライトナイトが一番かっこいいって!」
バチバチバチッ! と火花を飛ばし合っていたところに――ふと、影が差す。
ずんと大きい、大人のアイドルが、2人をニヤニヤ顔で見下ろしていた。
「おいおい、本当にガキじゃないか。こりゃ、楽勝だな」
気付けば、2人の周りには、沢山のアイドル達が集まり始めている。
あーもう! と、竜世がじれったげに声を上げた。
「スターライトナイトとバルティーグル、どっちが最強にかっこいいか決着つけたいとこなのに!」
だけど、と、竜世の琥珀の瞳の奥に、炎が燃える。
「まずは、売られたケンカを買ってやる! いちじきゅーせんだ!」
「仕方ない、乗ってやろう。……で、どうする? 雑魚ばかりだろうが、人数は中々だぞ」
「この人数を一度に……そうだ! パフォーマンスもライブも、一気に決めちゃおうぜ!」
「作戦は……」
「あとで言う!」
「おいっ!?」
「とにかく今は……」
『ギアスタンバイ! スターライトナイト、ステージオン!』
『ギアスタンバイ! バルティーグル、ステージオン!!』
叫べば、現れる、2人のためのステージ。
その上で、タイラは竜世へと、露草色の眼差しと鋭い声を投げた。
「それで、どうするつもりだ?」
「ようはアレだろ、ムダに派手にバトルすればいいってことだろ? 派手でかっこよけりゃポイント!」
「まぁ、そうなるか……ふん、いいだろう。そのアイデアに、賛同してやる」
「じゃあ、オレから行くぞ!」
先手必勝! とばかりに、竜世は手にしたスターライトナイトを、回転を加えて高く高く放り投げる。
そして、一番高いところで――、
「決めるぞ! フレイムチャージ!」
ぎゅんっ! と加速したスターライトナイトが、翼を大きく広げる。
炎のエフェクトがぶわっと広がり、モブアイドル達に息を飲ませた。
時間が止まったような一瞬のあと、急降下したスターライトナイトが、モブアイドル達にアタック!
マジカル☆アイテムと化しているスターライトナイトは、見事に相手を打ち倒し、
(ふふん、どうだ!)
なんて、竜世はタイラへと、ちょっとドヤ顔になって、目線を送る。
竜世のアピール&攻撃に見入っていたタイラ、この視線にハッと我に返り、
「それぐらい、ボクにだって出来るぞ!」
と、内心に対抗心をメラメラ燃やして、「行け! バルティーグル!」と声を張った。
(格好良さで、ボクが竜世に負ける訳にはいかない!)
石切りの要領で、バルティーグルを投げ飛ばして、手を翳す。
低空から、飛ぶように、跳ねるように、上空へと向かっていく風を纏った白い虎。
そして、バルティーグルが宙を旋回するのに合わせて、生まれるのは竜巻だ。
激しい風が、モブアイドル達のマジカル☆アイテムを巻き上げていく――。
タイラの元へと戻ってきたバルティーグルが、逞しい爪を振り下ろし、勝鬨よろしく一声吠える。
竜世へと、タイラはさっきのお返しのようにドヤ顔を向けた。
ぐぬぬ、と、竜世が唸る。
「バルティーグルもやるじゃんか」
「当然だろう。さあ、どんどん行くぞ。竜世、ボクに案がある」
「へ?」
瞳を瞬く竜世へと、こそりと耳打ちするタイラ。
途端、竜世の瞳がきらっと光った。
「それ、面白いな! よーっし!」
タイラが再び手を翳したのが、合体技発動の合図。
「「グラ―ス・エ・フラム!!」」
スターライトナイトの炎とバルティーグルの氷の弾丸が、同時に、モブアイドル達を襲う。
発生した水蒸気が虹を呼び、その輝きが、周囲のアイドル達をも浄化した。
「やった! ……そーだ、いいこと考えた! タイラ、全力ジグザグダッシュだ!」
「ジグザグにだと?」
眉をひそめるタイラへと、「いいからいいから」とからりと笑ってみせる竜世。
釈然としないものを抱えながらも、タイラは、自信満々の竜世の指示に従った。
白い烈風のように駆けるバルティーグル。
そのすぐ上を、スターライトナイトは、炎を巻き上げながら飛んだ。
「コレがオレたちの全力だ! いっけー! ファイアーボルト!」
バルティーグルが纏う風が、スターライトナイトが生む炎をぶわりと大きくする。
2体の合体攻撃は、まるで、2色の弾丸が、尾を引きながら敵へと向かっていくよう。
「流星だ……」
と、誰かが言った。
辺りの、アイドルだった者達は、もうすっかり戦意を失っている。
その瞳には一様に、2人の小さなアイドル達への、憧れと尊敬の色が浮かんでいた。
戦いの終結を確かめて、竜世は、タイラへと綻ぶような笑みを向ける。
「やったな、タイラ」
「ふん、お前の考えにしてはまぁまぁだったと言ってやってもいい」
素直に健闘を讃えるような柄ではない。
けれどタイラは、(満更でもない様子で)竜世の方へと拳を向けた。
「! へへー」
相好を崩した竜世の拳とタイラの拳が、コツ、とぶつかる。
途端、観客――今はもう、2人のファンだ――からわっと歓声が上がり、
「っ……おい、勘違いはするなよ、竜世!」
なんて、タイラは、ちょっぴり怒ったように聞こえる声で付け足した。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
巴めろ
ファンレターはマスターページから!
お世話になっております、ゲームマスターの巴めろです。
まずは、ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました!
個性豊かなアイドルの皆様を描かせていただけたこと、とても楽しかったです!
これは、キャーキャー言ってしまいたくなります! ね!(心のサイリウムを用意しながら)
重ねてになりますが、ご参加くださった皆様に心からの感謝を。
この度も、本当にありがとうございました!
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
マジカル☆アイドル☆プロジェクト!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年11月19日
参加申し込みの期限
2018年11月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年11月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!