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マジカル☆アイドル☆プロジェクト!
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千歳飴 楓子
の眠たげな水色の眼差しには、しみじみとした感慨の色が乗る。
「数多のアイドルを(ゲームで)プロデュースしてきた楓子自身がアイドルに……」
ここで、ちょっと間。
「……いや、これ
前もやった
な」
感慨は瞬間で消し飛んだ。
だがしかし、感慨なんてなくっても、楓子には、群がるアイドル達を打ち倒すに足る金言がある!
故に楓子は、いかにもモブっぽいアイドル達が大勢迫り来ようが、一切の動揺を見せない。
「――アイドルに必要なのは何かわかるか?」
問う。問うて、俄かに動揺を滲ませるモブ達を前に取り出したるは――楓子のマジカル☆アイテムだ。
どよめきが、モブ達の間を走る。
「あれは……スマホ……!」
「マジカルスマホと呼んでもらおうか。アイドルに必要なのは、そう、課金だ!」
「か、課金……!」
「それ以外にないだろう! ナンバーワンアイドルになるために必要な事は、金、金、金!!!」
言い切って、マジカルスマホの課金ボタンをタップ!
途端、目に見えて上昇する楓子の魅力!(但し、リアルなマネーを消費だ!)
「この『千歳飴楓子』にいくらの金がかけられたか!!!」
そしてまたタップ! 衣装がチェンジし、レアリティも上がり、楓子は益々輝く!
「それがイコールで、楓子のアイドルとしての力だ!!!」
駄目押しの課金(今更だがこれがマジカル☆パフォーマンスだ!)が、楓子をきらきらと煌めかせる!
今の楓子のアイドル力は、言わば、SSR相当だ!
「行くぞ! 『マジカル☆ライブ! マネーイズパワー!』」
最早、楓子に手出しをすることも叶わず脱落していくモブ達を前に、ライブ・スタート!
「フルコンボを決めてやろう!」
2度目だが、数多のアイドルを(ゲームで)プロデュースしてきた楓子である。
曲もダンスも、完璧に頭の中に入っている。
楓子が踊る。元アイドルの観客達は途端に楓子のファンとなり、辺りに歓声を響かせる――。
一曲踊り終えて、鳴り止まない楓子コールを前に、髪を靡かせる楓子。
「ふふ、楓子の魅力に、有象無象のモブアイドルどもが勝手に敗北していくな!」
やはり、アイドル力とはすなわちマネーの力!! と、楓子はステージに君臨する!
「……」
岡瀬 結華
、始まりからこの全力の真顔である。
(どういうこと、かしら……!)
説明を受けてなお、全く理解が追い付かない。
正確には、何とか理解してなお、中々にこの状況は受け入れ難いと結華は思うのだ。
ゆるゆると、近くのショーウィンドウに映った己の姿を確かめる。
純白の衣装は、一見、バレリーナが街に降り立ったかのようだ。
けれど、その色、纏う清楚さ、華やかな装いは、ウェディングドレスをも想起させる。
そして、もう一つ、結華の衣装からイメージされるのが、
「……魔法少女」
これなのであった。
愛くるしさを表現せんとばかりに、ひらひらしているのである。ひらひらふわふわ。
(つまり……この格好で戦わなきゃいけない、ということ……なの? ……で、でも!)
と、ちょっとだけ気を取り直して、結華は顔を上げる。
街に溢れるアイドル達は、皆、それぞれに個性的なアイドルスタイルだ。
ならば、結華だけが目立って目立って目立ちまくるということはないはずで。
(それなら、まだ恥ずかしさは軽減されてる……かも)
と、結華の姿を見留めたアイドル達が、こちらへと殺到してきたのはその時だ。
「え、も、もう始まってしまうのですか!?」
確か、アイドル達を倒して、ファンにしないと元に戻れないのだったっけ……。
もう少し、心の準備をする時間がほしかったが、
(ここはもう、恥ずかしがってる場合じゃないわね。が、頑張らなくちゃ)
と、結華は、大きく深呼吸をすると、にっこりとした笑顔で手にしたブーケを構えた。
そのブーケこそが、結華の武器、マジカル☆アイテム・ラヴリィ★ブーケだ。
「フラワーパワーで、メロメロにしちゃいますよっ♪」
冒頭の真顔が嘘みたいな、花が咲くような輝く笑みと、可愛らしい決めポーズ。
「えいっ♪」
とブーケを投げれば、柔らかな雨のように、色とりどりの花弁が降る。
辺りを包む花弁の優しい嵐がアイドル達に見せるのは、夢のような幻想の世界だ。
あっという間に、辺りのアイドル達はぽわわん&結華にめろめろに。
そして結華は、口元に人差し指を宛がい、甘く、悪戯っぽく、決め台詞を零す。
『今は、私だけを見てください……ね♪』
キュートなウィンクが、元アイドル達の心を撃ち抜き、教会をモチーフにしたステージを呼ぶ――。
時は、少しだけ遡る。
付近のアイドル達を悉く制圧し終えた楓子は、次なる相手を探しててくてくしていた。
その時聞こえてきたのが、結華の声だ。
――え、も、もう始まってしまうのですか!?
勿論この段階では、楓子は、相手がクラスメイトだなんてことは露も知らない。
(新しいミッションの発生だな。まあ、たっぷり課金をした楓子に負ける余地など……ん?)
角を曲がって、途端、楓子は、相手――結華の眩さに思わず顔を覆った。
「フラワーパワーで、メロメロにしちゃいますよっ♪」
と降る声なんて、アイドルどころか、まるで天使や女神のそれではないか。
「くっ!? なんだこの輝きは……! 今の楓子のアイドル力じゃ太刀打ちできない!!」
追い課金を……!! とマジカルスマホに手を伸ばして、楓子は、愕然とした。
「え? 課金利用上限……?」
ギャフンッ、とばかりに楓子のアイドルウェイの幕が閉じたのを、結華は知らない……。
教会モチーフの、美しく、荘厳なステージ。
祝福告げる大きなベルの下で、結華は、バレエの要領で優雅に舞った。
(バレエそのものは表現できないけど……)
それでも、結華は、『物語』を踊ることができる。
軽やかに、華やかに、華麗に、全身を使って。
結華は、即興の物語を、台詞も歌もなく、けれど確かに、舞台上に生み出していった。
それは、一人の夢見る少女の物語。
今の結華からは、常の、クールで大人びた印象は感じられない。
ステージに立つのは、活き活きとして愛らしさを振り撒く、天真爛漫な少女だ。
歓声が聞こえる、数多の視線を感じる。
結華の胸に、朝の光が射し込むような高揚が芽生える。
(アイドルのような衣装を着たり、人に見られるの……私、嫌いじゃないのかもしれない)
結華がそんな気付きを得る中で、観客席では、
「うおー! 結華氏ー!」
なんて、楓子が、サイリウムをぶんぶかと振っておりました。
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シルバーシナリオ(150)
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3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年11月19日
参加申し込みの期限
2018年11月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年11月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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