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寝子島ルネッサンス革命 ブルータス、お前もか
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「胸像でいいなら、ここにいるかもしれない」
月詠は島内の美術品店にブルータスを連れてきた。店内には、有名な絵画や彫刻のレプリカが置いてある。
「うーむ、果たして見つかるか……おお、あれはアグリッパではないか! そなたの主君はどこだ?」
ブルータスは同じローマ人の胸像を見つけて近寄っていく。他の面々も、商品名の札を見ながら目的の名前を探す。凪糸がぼやきながら、陳列されている像を眺めた。
「別名がアウグストゥスだっけ? 2つも名前があるからややこしいよね~」
その矢先、陳列棚の奥の方でブルータスの声が聞こえた。
「おお……オクタヴィアヌスよ。実に久しぶりだな……」
ブルータスの視線の先には、教科書にも載っているオクタヴィアヌス(アウグストゥス)の像――ただし30センチくらいのレプリカ――があった。
この時、彼らを見守っていた者たちにも、オクタヴィアヌスの理知的な声が聞こえたのは、たぶん神魂の影響だろう。
(ブルータスか……平民の格好などをしてどうしたのだ)
「私の死んだあとについて、聞いておきたいことがある。そなたは実力で私やアントニウスに勝った。しかし内乱を鎮めた後、自ら皇帝となった。ローマ共和制の伝統を破って、だ」
(いかにもその通りだ。『古き良き共和制』のままでは内乱を終わらせられなかったではないか。ローマは強力な指導者を欲したのだ)
「私やその同志は、すべて犬死にだったというわけか?」
(……)
オクタヴィアヌスは、答えを探すようにしばし沈黙した。しかし、間もなく再び声が聞こえてきた。
(貴殿は我が義父カエサルを殺めた。確かに貴殿への怒りはある。だが、義父が恨みを買うような振る舞いをしたことは認めなければならない。――私は、死ぬまで貴殿を恐れていた)
「恐れていた、とは?」
(私は事実上の皇帝となったが、『皇帝』の称号は使ったことがない。私は自分自身に権限を集中させたが、役職はすべて元老院の承認を得てのものだ。第二、第三のブルータスが出現することを恐れていたからだ)
「……」
(手続き上とはいえ、共和制の伝統は尊重せねばならなかった。――貴殿はローマ史に爪痕を残したと言っていい。ほとんどの人間は歴史に名も残さず死ぬものだ。貴殿は信念に殉じて死んだが、その評価さえ不服なのか?)
「……」
しばらくの静寂の後、ブルータスは小さく言った。
「……オクタヴィアヌス。そなたの考えはわかった。ローマ人は良き指導者を得たようだ」
そして、彼はおもむろに皆の方を振り返る。
「――戻ろう。これ以上長居するのは迷惑になる」
彼の顔は、憑き物が落ちたように穏やかだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
三城 俊一
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年11月02日
参加申し込みの期限
2018年11月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年11月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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