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テスト勉強しなくっちゃ。夏!
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◆
「野々さん、期末試験間近だし勉強会しない?」
と、
佐藤 英二
が
野々 ののこ
を勉強に誘ったのが、授業が終わってすぐのこと。
他にも勉強している生徒は多いだろうし、困った時に誰かに教えてもらうこともできるかも……ということで、寝子高の図書室で勉強をすることにした。
「今後の進級対策の為にも、今のうちから試験対策しないと。頑張ろう」
「がんばろ~! でも何からやろう?」
英二の向かい側に座ったののこが、あれこれ引っぱり出した教科書を見やって唇をとがらせる。期末の結果は夏休みにも関わってくるし、色々重要だ。
さて、どれから手をつけるべきか。
「野々さんは、物理って苦手?」
「得意じゃあないかなー……」
「じゃあ、物理の勉強しようよ。僕も苦手なんだけど……今のうちから対策して、少しでも点数上げれたら、って」
教えたりはできないけれど、一緒なら苦手な科目も普段よりは頑張れる気がするし。
まずは簡単な問題くらいはなるべく解けるように、教科書とノートで授業を復習しながら、ちょっとずつ勉強を進めていくことにした。
そのうちに、「ねえねえ」と。ののこの指先が教科書の端を軽く叩く。
視線をあげれば、ののこの顔が思いの外に近い。少しだけドキリとするのを抑えて、
「どうしたの?」
「英二くん、ちょっとノート見せてもらってもいい?」
「いいけど、僕のノートで役に立つかな……?」
ののこに頼ってもらえるのは嬉しいし、ノートもしっかり板書は写しているけれど。
するとののこは、あははー、とちょっと目を泳がせて。
「私のノート、何書いてあるかわかんないところがあって」
ほら、と。見せてもらったノートに、英二は思わず苦笑する。
猫がころげまわったような文字が書かれていて、なるほどこれはわからん。他はちゃんと書かれているので、たぶん慌てて板書したりしたのだろう。
そういうことなら、と。英二は小さく笑ってノートを見せた。
そんなこともあったりしながら、二人とも簡単な問題はわりと解けるようになってきたのだけれど。
「野々さん、この問題……わかる?」
「ううん、わかんない……」
少し難しめの問題にぶちあたり、二人そろって苦笑い。
……どうしよう。
誰かに教えてもらえたら、一番いいのだけれど。助け舟を求めるように、ちょっと周囲を見回す英二。
いくつか問題集を抱えた、修とあおいの二人が通りがかるのが見えた。
「あっ……八神君、七夜さん!」
他の迷惑にならない程度の声で呼びかけると、幸い聞こえたらしい。二人の方へとやってくる。
「ののこちゃんと英二君も、ここで勉強してたんだね」
「うん、英二くんが一緒に勉強しよー、って」
「それで、どうかしたのか? 何か困ってるなら、手伝うけど」
「恥ずかしながら、実はね……」
物理の難しい問題にぶちあたって、ののこも自分もわからなくて困っていたこと。誰かに教えてもらえないかな、と思っていたらちょうど二人が通りがかったこと。
「それでももしよかったら、教えてもらえないかなって……」
ちょっと歯切れ悪く英二が伝えると、修はこともなげに「わかった」と頷いて。
「問題、ちょっと見せてもらってもいいか? これはだな……」
あおいに質問された時と同じように、ののこと英二の理解度を確認しながら教えてくれたのだった。
数分後。修のおかげで、二人はなんとか問題の解き方を理解することができた。
「ありがとう八神君、おかげで助かったよ」
「ありがとねー」
頭をさげる二人に、「よかった」と笑みを返す修。
「役に立てたなら何よりだ。俺たちはあっちの方で勉強してるから、また何かあったら」
「ののこちゃん、英二くん。またね」
通りがかった時と同じように、あおいと連れ立って席へ戻っていくのだった。
さっきの問題に向き直って、ふぅと小さく息を吐く英二。
「通りがかってくれてよかった……」
さて、試験勉強を続けよう……と、シャーペンを持ち直したところで、
「だねー。ねえ、英二くん」
「どうしたの?」
「さっきの問題のせいで、疲れちゃった。ちょっと休憩しよ?」
……確かに、わかりやすく解説してもらったとはいえ、なにせそもそも苦手科目。
疲れた感じがするのは、英二も一緒で。
でも、この調子でもう少し進めたい気持ちもあって。
シャーペンの先が、宙をうろつくことしばし。
「……そうしようか」
野々さんに甘いなあ、と。我が事ながら、思わないではいられない。
◆
貸出カウンターの隅で、綾花と珪先生が向き合っている。
二人の視線が向けられているのは、歴史の資料とノート。
「主要な産業が急激に変化した理由って、何なんでしょうか?」
「これには、輸入事情が関わってるはずだよ。まず――」
綾花の質問に、珪先生は一つずつ順をおって解説をしてくれる。
ただの暗記科目と思われがちな歴史だけれど、流れや関連姓を理解しないと、論述問題などで詰まってしまうことはそう珍しくない。
珪先生に質問すると、そのあたりも含めてわかりやすく説明してくれて、とても覚えやすいのだ。
思い出されるのは、中間テストの時。
あの時もこうやって勉強を見てもらって、アドバイスも書いてもらった。おかげですごく助かったのを覚えている。
ただ一つ、綾花が困ってしまうことがある。
「わかってもらえたかな?」
「はい、ありがとうございます。とてもわかりやすかったです」
「ならよかった」
微笑む先生をこんな風に間近で見ると、どうしてもドキドキしてしまうことだろうか。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年10月18日
参加申し込みの期限
2018年10月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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