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忍の極意を見よ! でござるの巻
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「さてと、忍者たちはどこにいるのかな」
サキリ・デイジーカッター
は、スマホを手に、噂の三忍を探し歩いていた。
ニャンスタには、まったく忍んでいない忍者の写真が、いくつも上がっている。
彼らが狙うのは、決まって女性ばかりらしい。
「だったらこの格好も好都合か」
彼は今、神魂の影響で女体化している。とはいえ――
「……変態忍者の気を引く為には、男子の服装じゃなくて、もう少し扇情的なほうがいいかな」
冷静にこんなことを考えられるくらいには、慣れているのだが。
※
羽生 碧南
が彼に出会ったのは、まったくもって偶然であった。
「まったく、鉄パイプって、どこの不良でござるか」
ぼろぼろの赤い装束に身を包み、右手で自らの頭をさすりながら、又蔵は、とぼとぼと道と歩いていた。
――と。
「やや、こんなところにおなごが!」
「えっ……今更!?」
碧南は思わず声を上げた。
なにせここは一本道だ。二人の間がわずか1メートルまで近づかなくても、ちゃんと前を見てれば、相手の存在はわかる。
実際碧南たち歩行者は、そうやって又蔵の存在を知り、なるべく関わらなくてすむようにと、避けて歩いていたのだから。
「歩きスマホなんてしているからよ」
「し、しかたないでござる。これは拙者の大事なすまーとふぉん……」
又蔵は弱々しく呟いた。
そのくせカッと上げた目はギラギラと、舐めるように碧南を見る。
「お主、なかなか愛らしいでござるな」
又蔵は、にたあっと笑い、大事なすまほをしまうかわりに、クナイを取り出した。
そして忍者らしい、目にもとまらぬ早業で、碧南の服を切り刻む!
「ちょ、ちょっと何するのよ!」
肌には傷の1ミリもつけず、服だけが滅多切りにされている。
周囲の人は、遠巻きに碧南と赤忍を囲んでいた。
「なにこれ? 撮影?」
「へえ、実写なんだ。合成とか使わないんだね」
(――撮影じゃない! こいつは変態よっ!)
碧南は、叫びたい気持ちをぐっとこらえた。撮影だと思ってくれている方が、騒ぎは大きくならないはず。
切り裂かれた服の間からは、あれやこれやがちらちら見えてしまっている。
それなのに、又蔵はぐひひと笑って、またもクナイを構えた。
どくんどくんと、碧南の心臓が激しく鳴り始める。
反して、頭はひどく冷静だ。
(これは……バスケのコートに立った時の、あの感覚に似てる……。だったら、私は負けない!)
「お主には、これを避けることはできないでござるっ!」
ヒュンッ! とまっすぐ飛んでくるクナイ。
碧南は、足を引き腰をひねって、それを避けた。
そして地を蹴り、又蔵に向かって行く。
「なっ……!」
又蔵は目を見開いた。すぐさま次のクナイを取り出そうとするが、その手を碧南が掴んで、ひねり上げる。
「残念ね。もう次の攻撃はさせないわ」
「はっ、おなごのおぬしが、力で拙者にかなうとでも?」
又蔵は、膝を上げ、思い切り碧南を蹴り飛ばした。
「くぅ……」
痛みに顔を歪める碧南。
その背後から、シュンッ! とナイフが飛んだ。
「新手か!」
又蔵が、ナイフの出どころを見る。
そこには、この赤忍を探していたサキリが立っていた。
「大丈夫? 羽生」
「サキリくん……えっ、女の子になってるの?」
「うーん、なんかね」
と、又蔵とサキリの視線が重なって――。
サキリが胸の前で両手を合わせて、丁寧に礼をする。
「ドーモ又蔵サン、デイジーカッターです」
「あっ、どうも、でいじーかったーさん。拙者、又蔵でござる」
又蔵もまた、同じように手を合わせて、一礼をした。
これぞ忍者の礼儀……ではないが、礼には礼をかえすのも、忍びである。
だが、それこそが、サキリの狙いであった。
「どうやら、又蔵サンは、単純な人みたいだね」
言いながら彼は、寝子高女子の制服に隠したナイフを取り出す。
これを両手に三本挟み、シュンシュン! と又蔵に投げつけるのだ。
「なっ、お主、どこ流派の者でござるか!?」
背後左右に飛んでナイフをかわしながら、又蔵が尋ねた。
「流派? 僕は忍者じゃないよ」
「それでこのスピード、でござるか?」
又蔵が、ごくりと息を飲む。
が、すぐさま気を取り直し、自らも連続してクナイを投げた。
しかしそのすべてが、サキリが再び投げたナイフに弾き飛ばされてしまう。
「くっ……かなりの手練れ、だがっ!」
又蔵は右手を懐に隠し、すうっと大きく息を吸った。
――そして。
「あっ!! 竜! 来てくれたでござるか!」
「仲間が?」
(怪しい気配は感じなかったけれど)
サキリは、又蔵が視線を向けた先を振り返った。
しかし、そこには誰もいない。しまった、と思った直後、飛んできたクナイがサキリの服を切り裂いた。
「はっはっは、油断大敵でござる!」
ヒュンヒュン飛んでくるクナイ。
だが、当たったのは最初の数本だ。服は確かに破れたが、もとは男であるサキリにとっては、大きな問題ではない。ひらひらと刃を避け、さらにはそれを中空で掴み取る。
そのまま相手に投げ返せば、赤忍はぎょっと身を引いた。
「おまっ、なんでそんなことできるでござるかっ!」
「逆に聞くけど、忍者はそういうことができないの?」
サキリがにっこり、そう返す。
又蔵は悔しそうに、唇を噛みしめ――。
「くそっ! 大人しくするでござる。このおなごが、痛い目を見てもいいでござるか?」
素早く、この戦いを見守っていた、碧南のもとへと移動する。
が、戦う女碧南が、ただ黙っているわけがない。
彼女は又蔵が、背後から首に手を回してきたところで、肘を曲げて。
「はっ!」
思い切り背後に突きだした。
「ぐうううっ」
まさか、肘鉄が飛んでくるとは思わなかったのだろう。又蔵は、碧南から手を離し、よろよろと後ずさる。
碧南はそのよろめく身体を突き飛ばし、その上に迷うことなく、馬乗りになった。
「さて、お返しをさせてもらうわよ」
「ぬ、脱がすでござるか?」
「そんなもの、見たくないわよっ!」
碧南は叫び、又蔵に、思い切り拳を叩きつける。
「くそう、おなごにこんな目にあわされるとはあああっ」
数発食らった又蔵は、なんとか手を動かして、忍び装束のズボンのポケットから、煙玉を取り出した。碧南がはっと気づいたときには、既に、どろん!
「相手との実力差を見極めるのも、能力ではあるけれど……」
呟きながら、サキリはろっこんを発動した。もちろん瞬間移動の先は、赤忍が逃げた先である、が。移動の前に。
「羽生、あとは僕にまかせて。あ、これを羽織るといいよ」
サキリは、自らの上着を脱ぎ、碧南に差し出した。
「ありがとう、サキリくん」
「はあっ、もうこの島にいる奴は、ヤバイ奴ばっかでござる……」
でも、碧南とサキリから逃げ切ることができた。
又蔵は、安堵の息を吐いて顔を上げ――目を見張った。
「なんでここにいるでござる!」
「それは、僕が忍者よりも速かったからだね。さて、今まで女の子にしてきたのと、同じことをしてあげよう。もうこんな悪さをしないように」
サキリはさっき奪い取ったクナイを、ナイフと同じ要領で、又蔵に投げつけた。
「ひいいい、拙者の忍び装束があああっ! あっ、そんなところまで切るでござるか? ちょ、すまーとふぉんにもナイフが刺さって……!」
又蔵は、がっくりとその場に膝をついた。もはや、煙玉を使う気力もないようだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬田一稀
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年10月06日
参加申し込みの期限
2018年10月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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