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忍の極意を見よ! でござるの巻
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「おなごよ、覚悟!」
クナイ投げの又蔵が、たたた、と
酒浸 朱蘭
を追っている。
「覚悟!」
「覚悟!」
そのあとには、青装束の鎖鎌の竜、黄装束の吹き屋の文太が続いた。
忍者らしくスピーディーな走りだが、なにせ派手な色味がいけない。
三人+朱蘭は、あっという間に注目の的である。
なにかのイベントかなあ、テレビの撮影かも、なんて台詞を聞きながら、朱蘭はひたすら真っすぐ駆けていた。
「なんかやばい忍者にロックオンされてしまったぜ……!」
これが全身全霊の全速力! とは思うけど、酔っているのが災いし、あっちにふらふら、こっちにふらふら。
「うう、酔いがまわるっ……」
朱蘭はそこらへんの電信柱に左の手をついて、右手を胃の腑のあたりにおいた。
いや、ぐるぐるするのは胸のあたりか。
それでも走らねばと、再びよろよろ動き出すと。
「うおっ!」
足が絡んで、何もないところですってんころりん。
「好機!」
「おおう、太腿が見えているでござる!」
「白いでござる!」
忍者たちは、まるでかごめかごめをするように、転んだ朱蘭を囲んで見下ろした。
その手には、ぎらぎら光るクナイと鎖鎌と、吹き矢。
「ままままてまてまて! とりあえず落ち着こうぜ?」
なあ? と言ってひきつった笑顔で笑い、朱蘭は荷物の中から水を取り出した。
「そのほら、良い物あげる、から見逃してほしいんだぜ?」
もちろんただの水ではない。ろっこんの力で酔っ払えるようになったものである。
それを、立って忍者に渡そうとする、が。
忍者は、そろって顔をぶんぶんぶん。
「敵が差し出すものなど、口にするわけがないでござる」
「きっと毒が入っているでござる」
「もしや、酔って見えるのは酔拳でござるか? 油断ならないおなごでござる」
「いやいやいや、そんな能力ないぜ、あたしはっ!」
すわ強敵と思われて、ヤバいことになったら困る。
朱蘭は慌てて大音声。
だが。
「問答無用!」
「拙者たちの、初の餌食になるでござる!」
「ニャンスタで『いいね』をもらうでござる!」
「ひえええっ!」
朱蘭は手にしていた水を、吹き矢を構えようとしていた文太に、ぴしゃりとかけた。
それは、ちょうど深く息を吸っていた文太の鼻に命中し――。
「ぐおおおっ、吸い込んじゃったでござる! 鼻が痛いでござるっ!」
「ぶ、文太あああ! 毒は大丈夫でござるか?」
「おのれ、仲間の敵っ!」
赤忍者・又蔵は、朱蘭をキッと睨みつけ、手にしたクナイを投げつけてきた。
「ちょ、まてやめろおおおっ!
クナイの先が、朱蘭の服を、びりびりびり!
「竜!」
呼ばれた竜は、文太から離れ、すかさず朱蘭にぐるぐる鎖を巻き付けた。
「くっ、動けないっ」
両腕と太腿を絡め取られて、朱蘭は貼り付け状態だ。
「くおおお、鼻がアアッ」
まだ苦しむ文太を横目に、竜が、朱蘭のびりびりスカートに手を突っ込む。
「ふふ、撮影は頼むでござる、又蔵!」
「オーケイでござる!」
「おおおおおい、ヤバイ、ヤバイってえええ!」
朱蘭はなんとか動く首を振りまくり、声を張り上げ叫びまくった。
スカートに手を突っ込んだ竜が、わずかに眉寄せ、怪訝な顔をする。
「あ、れ……? お主、もしや……」
そのとき。
「お前ら、どこの手の者だ?」
朱蘭の背後に、すっと立つ人影ひとつ。
亜麻色の耳と尻尾をなびかせた褐色美女、
フォルティス・ウルペース
である。
忍者たちは、彼女が握る細身の剣を見、たんっ! と背後に大きく飛んだ。
「我ら、猫股流忍軍!」
「お主のぱんつ、もらい受けるでござる!」
「ニャンスタにアップするでござる!」
三人三様武器を構えるも、フォルティスははあ? っと呆れ顔。
「聞いたことがない流派だが、のして憲兵につきだせば、なんとかなるだろ」
フォルティスは、靴を脱ぎ捨て、剣を一回転させて構えた。
「やる気かおなご」
竜が、鎖鎌をびゅんびゅん振り回す。
「おい、そいつの鎌はヤバイぞ!」
「ああ、さっき拘束されているのを見たから、わかってる」
朱蘭の声に、フォルティスは頷いた。
そしておそらくは、三忍のまとめ役であろう、又蔵を向く。
(とりあえず、あいつをやれば――)
と、思ったら。
ピュヒュッ!
「うおっ!」
全然気にもとめていなかった黄装束・文太が吹き矢を飛ばしてきたではないか。
それをなんとか剣では弾き飛ばし、フォルティスは地面を蹴る。
「3対1じゃぶが悪い。時間はかけてられないか」
まったく、セグロのやつ、あのジンどこをうろついているんだ、と呟きながら。
フォルティスは、文太に向かって剣を振り下ろした。
一方の
セグロ・メタッルム
は、ぶつぶつ言いながら、フォルティスを探していた。
「俺様を歩かせるなんて、あとで虐めてやる」
この寝子島を散々歩き回っているから、文句も出るというものだ。
と、ふと目についたのは、近くに生えている街路樹。
「そうか、高いところからさがしゃいいか」
セグロは軽やかに木に登り、フォルティスの気配を探った。
――すると。
「いた」
しかも。
「ああ? 俺様を置いて遊んでんじゃねえか」
フォルティスは、なにやらド派手な忍者と交戦中だ。
しゅっと飛んできたクナイをかわすも、鎖鎌に足を捕らわれた。
「って、なんだ近くに女がいるじゃねえか。あいつをかばったのか?」
まったく世話が焼ける、なら捕まるなよと口にして。
セグロは地面に下りると、戦いの地へと向かって行った。
「あいつが死んで解放されんならいいけど、また幽閉なんざごめんだぜ」
※
「くそ、全然当たらないと思ったのに……」
フォルティスは、赤忍・又蔵を睨みつけた。
彼はいま、目の前ですまーとふぉんを構えている。
「いいぞ文太。もっと触りまくるでござる!」
「了解でござる!」
「ああっ、そんなところを……!」
※
こうなる少し前までのこと。
赤忍の三流かと思った攻撃は、器用に地道に、フォルティスの服を切り刻んだ。
破れたボーイフレンドシャツの隙間から、まあるいおっぱいがぽろり。
ホットぱんつの裾も破れて、お尻のふくらみが見えている。
それでもフォルティスは、よく戦った。
青忍・竜の鎖鎌を跳ね返し、黄忍・文太の吹き矢を避けて、赤忍・又蔵のクナイを弾き飛ばしたのだ。
だが「これで勝てる」と思ったことが油断になり、鎖鎌に拘束された。
※
「くそ、卑怯だぞ!」
フォルティスは、スマホを構える又蔵に吠えかかった。
が、クナイを拾った彼はにやりと笑い、小さな刃物を振り上げて――。
ザシュザシュ、チョッキン!
「なんだ、男のぱんつはいてるでござるか。つまらないでござる」
「上はノーブラでござるよ」
「おお、竜! 鎌で斬るとはいい仕事をするでござる」
「男物のぱんつを奪い取っても、つまらんでござるからな」
「俺は男だ! 女の下着なんかつけるわけないだろ!」
「どこが男でござるか。こんなおっぱいしてからに」
文太が人差し指で、つんつんとまあるいふくらみをつついてくる。
「やめろおおっ」
フォルティスは、鎖鎌に囚われた手足をがっしゃがっしゃと動かして、ひたすら暴れまくった。
「おいそんなに動いたら、うまく撮れないでござる」
不満顔で近寄ってきた又蔵の、股間を狙って、膝を振り上げる、と。
「ぐおっ……おおお」
又蔵は、ソコを押さえてぱたりと倒れてしまった。
「ああ! 又蔵!」
「マタを狙われたマタ蔵!」
竜と文太が同時に叫び、文太の方が、ひゅっとひと吹き。
――ブスリ。
「あっ……」
吹き矢がフォルティスに刺さり、痺れ薬が自由を奪う。
「おーい、又蔵、生きてるでござるな?」
「うう……」
「大丈夫そうでござる。じゃあその間に、このおなごを触りまくるでござる。ほら、竜、今度こそすまーとふぉんで撮るでござるよ」
「や、やめろっ、触るなっ! 俺は女じゃ……ひいいいっ」
フォルティスの胸や、耳と尻尾に、忍の手がかかる。
「おう、もふもふでござる」
「おっぱいもなかなかでござる」
「ひいいあああっ、だめだ、そんなとこ触られたらああ」
身悶えるフォルティス。
※
さて、その背後に立つのがセグロである。
忍び達は撮影に夢中で、新たな存在には気づかない。
(あいつらっ、俺様のモンになんてことを! あの板……すまーとふぉんとか言ったか。あれはなんなんだ)
セグロは、そのへんに落ちていたフォルティスの剣を拾い、そろそろと、三忍に近付いていった。
そして、これまたこっそり横に回り、横から器用に――。
ズシャッ!
現代の文明の利器、薄いスマホに叩きつける。
ガシャン! と地面に落ちるスマホ。
「あああっ、拙者のすまーとふぉんがあああ!」
竜はすぐさま鎖鎌を握り、セグロを振り返った。
「貴様! 何者だっ!」
「はぁ? 俺様の主に手を出すような奴に、何で答えなくちゃなんねえんだよ」
セグロは落ちたスマホを思い切り踏みつけ、竜を睨む。
「お前ら、命の覚悟はできてんだろうな?」
「ははは、舐めてもらっては困る。我ら忍、命のやりとりなど……」
「するわけがないでござるっ!」
又蔵の言葉の先を、文太が続け、三忍は、煙玉でどろん!
――しようとしたが、その首根っこをセグロが掴む。
「んな覚悟もねえのに喧嘩売るとは、いい度胸だ。歯ぁ食いしばれっ!」
「うあああっ!」
セグロは捕まえた又蔵の頬を、拳で思いっきり殴りつけた。
「ひえええ……あれは痛そうでござる」
「又蔵、すまんでござるっ!」
その間に、文太と竜は、煙玉でドロン!
「あああ、文太! 竜!」
又蔵は情けない声を上げた。
しかしセグロはそちらを追おうとはせず。
「はっ、お前らの気配覚えたぜぇ」
にやりと笑い、怯える又蔵に向かってにやり。
「俺様は俺様のもんに手を出されんのが一番嫌いなんだ。心底後悔させてやる」
「くっ……!」
又蔵は、隠し持っていたクナイを握りしめた。
セグロは怖いが、腐っても忍。命の覚悟はないと言っても、恥をさらすくらいならいっそ……。
「おおっと!」
ひゅっ! と振り上げられたクナイが、セグロの頬の横を通る。
それを避けたセグロは、小さな刃の切っ先が、又蔵自身の首筋に押し付けられるのを見た。
「なんだよそれは! 死ぬ気か!」
たしかにフォルティスを良いようにした奴はにくいし、ぼっこぼこにしてやりたいが、それとこれとは話は別だ。
「そんな……反省して警察にでも行ってくれればいいんだよ!」
朱蘭も困惑したように声を上げる。
「いやいや、それでは忍としての品格がないでござる!」
「女を脱がしてスマホで撮影してる時点で、品格なんてないじゃんか!」
フォルティスが叫んだ。
あっ……と固まる又蔵。
セグロはくつくつと笑いながら、又蔵の腹に拳を突きだした。
「くううう……」
呻く又蔵をひょいと地面の上に放る。クナイがカラカラと、フォルティスのもとへと転がった。
それを手にしたフォルティスは、にやり。
「コイツにも同じ目を見せてやる。セグロ、協力してくれ!」
――というわけで。
又蔵は赤い忍び装束をずたずたに切り裂かれた姿のまま。
やっとの思いで、どろんと逃げたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬田一稀
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年10月06日
参加申し込みの期限
2018年10月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!