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緑が豊かな星ヶ丘の地に
ティオレ・ユリウェイス
は飛ばされた。
「またなのね」
感情の籠らない一言を口にした。青い目を自身の服装に向ける。
モスグリーンのタンクトップにカーキ色のカーゴパンツであった。柔らかい革のブーツの表面は艶やかで防水を期待できる。
「今回は悪くないじゃない」
靴先を路面に軽く打ち付ける。前後左右に小刻みに動いた。
ティオレは納得した様子で歩き出す。横手の新緑を見るともなく眺めた。
緑に埋没するかのように佇む店舗を見つけた。年季の入った看板の文字に目を向ける。
「……つり具と読めるわ」
ガラス戸の奥には何本もの竿が飾られていた。細々とした物は雑然と棚に置かれているようだった。
ティオレは引き戸を開けて中に入っていった。軽やかなチャイムが鳴り、奥から面倒臭そうにして猫背の店主が出てきた。
「おや、外人さんかい。で、何の用って聞くまでもねえな。どんな釣り具がお望みだ?」
「釣り具一式でお願いするわ」
「へー、流暢な日本語だね。それはそうと海と川では仕掛けや竿が違うんだが」
「川がいいわね。釣れるポイントも教えてくれると助かるわ」
ティオレは飾られていた竿を眺める。手前の棚にあった細長い浮きを摘まんで手の中で遊んだ。
「ここからなら天宵川が一番だ。釣れるポイントはそうだな。口の説明は難しいか」
白髪頭を乱暴に掻いて店主は奥に引っ込んだ。数分で戻ってきた。
「これを見ればわかる。竿は伸縮するヤツで、丸浮きとルアーはこれだな」
店主は手早く見繕ってビニール袋に入れた。金額を口にして、おまけだ、と言って銀歯を見せて笑った。
ティオレは支払いを済ませた。店主は札を手掴みした状態で店の奥に向かう。
「またこいよ」
背中を見せたまま、中途半端に挙げた手を振った。
「考えとくわ」
すでにいなくなった店主に向かって言った。
ティオレは繁みの中を歩いた。時に紙片を見て方向を確かめる。
「こっちね」
多少の草をものともしない。軽い足取りで天宵川の下流に行き当たる。そこから上流に向かって足早に歩くと川辺に特徴的な形の岩が見えてきた。目で捉えた瞬間、適当な斜面を滑りながら下りた。
再度、紙片に目を落とす。釣れるポイントに移動する。
「なるほど」
足を止めた。川の流れは速く、一部が白く濁っていた。渦を巻くような箇所もあった。
ティオレは竿を手にした。仕掛けは取り付けられていた。
「やるわね」
竿を取り出し、素早くポイントを離れた。ビニール袋に川の水を入れて戻ってきた。足場の近くに簡易的な生簀を作った。
置いていた竿を握り、軽く振ると簡単に伸びた。小魚に見立てたルアーを瀬尻に投げ込む。傍らの岩に腰掛けて片足を引き寄せる。太腿に竿を立て掛けて流れる浮きを目で追った。
「よくやったわ」
青い目が昔を懐かしむ。浮きは清流の冷たさに震えるかのように細かい動きを見せた。
ティオレは身じろぎもしないで眺めていた。浮きの僅かな変化を見逃さず、鋭い引きを見せたあと、ゆっくりと引き上げた。黒みがかった緑の魚体が空中で撥ねる。引き寄せて掴んだ。背に白い斑点が見える。二十センチ越えのイワナであった。
ティオレは獲物を足元の生簀に入れた。
「まだいけそうね」
同じポイントにルアーを投げ入れる。結果、二匹のイワナを釣り上げた。
当たりが少なくなったところでポイントを変えた。流れの速い箇所を重点的に狙う。何回か見送り、一匹を釣り上げた。楕円の斑点のパーマークが鮮やかなヤマメであった。
「形も悪くないわ」
生簀に入れると横手から話し声が聞こえてきた。横目で見ると制服を着た中学生達がこちらを見ていた。
ティオレは話し掛けることなく、ルアーを適当に投げ込んだ。
一人の女子が近づいてきた。
「何が釣れるんですか?」
「足元にいるわ」
「あ、テレビで観たことある! これ、食べられるんですよね」
「もちろんよ」
ティオレは淡々とした受け答えの間に一匹を釣り上げた。小ぶりのアマゴに女子は喜んだ。当人は素っ気ない顔で川に放した。
「逃がしちゃうんですか」
「小さいからね」
「なんか、仙人みたいですね」
女子の言葉にティオレは片方の口角を上げた。
「不老不死の呪いで何百年も生きているからね」
「お姉さん、おもしろい!」
その後、中学生達に囲まれて質問攻めに遭うのだった。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年10月02日
参加申し込みの期限
2018年10月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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