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寝子島高校
校外学習のアツイ一日
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午後の時間帯に入った。寝子島中学校の正門から一斉に生徒達が溢れ出す。嬉々とした表情で目的地へと向かう。
学生服姿の
アベル・タウンゼンド
は正門を抜けたところで立ち止まる。側にいたクラスメイトの
渡辺 美里愛
に話を振った。
「今日のうちは制服の下にスクール水着を仕込んでるんや。行き先は当然、泳げるところになる。美里愛ちゃんはどないするんや?」
「ミリアもねー、制服の下は水着なんだよー!」
銀色の長い髪を弾ませて元気に答えた。アベルは少し顔を近づけて意味ありげに笑う。
「夏と言えばー」
「海だもんね!」
「海やな!」
二人の意見は一致した。共に青い瞳をキラキラと輝かせて南へと歩き出す。
「今日のうちは完璧やで。この背中の鞄にはビーチボールが入ってるんや。人数が集まったらチームで勝負や。水着やから遠泳まではいかんけど張り切って泳ぐで~」
「ミリアもビーチバレーに参加するね! 海もがんばって泳ぐよー! その前にこの暑さだから日焼け止めのクリームも塗らないとね!」
「うちも日焼け止め、持ってきたで」
アベルは背中の鞄に親指を向けた。
「じゃあ、ベルちゃんの背中はミリアが塗ってあげる! ちゃんとしないとお肌が真っ赤になって、とーっても痛くなっちゃうからね! パパも言ってた!」
「ほな、美里愛ちゃんの背中はうちが塗ったる。でも、あれやで。ビーチバレーは真剣勝負や。手は抜かんで~」
「ミリアもね!」
二人の会話は弾んだ。海への想いを募らせていった。
少し前を
仙藤 蒼
が歩いていた。友人達に囲まれて笑顔を見せる。
軽い足取りの蒼は周囲に向かって言った。
「今日の校外学習の行き先は少し悩んだわ」
「川と海のどっちにするか、でしょ」
右側にいた友人の一人が朗らかに返した。
「その通り。制服の下に水着は着ているから、どっちも泳げるんだけど川は狭いからね」
「広くないとダメなの?」
左側の友人が小首を傾げた。蒼は背負っていたリュックを揺すって見せた。
「ウォーターガンを幾つか持ってきた。本格的なサバゲーとは違って、広いところで爽やかに楽しみたい気分なのよね。汗を掻いたら海で泳げばいいし」
「私も持ってきたよ」
斜め前を歩いていた友人がスカートから小ぶりなウォーターガンを取り出した。
蒼は楽しそうに笑った。
「考えることは同じだね」
弾むように歩き出す。前方に防風林が見えてきた。
「海の香りがするね」
蒼は深呼吸をした。満面の笑顔となる。
「先に行くよ!」
輝きに満ちた目を向けて走り出した。出遅れた友人達は、待てー、と笑いながら追い掛けた。
寝子ヶ浜海岸に一番乗りを果たした蒼は防風林の木蔭に身を潜めた。背負っていたリュックを下ろす。道路から見えない位置で素早く制服を脱いだ。
そこに友人達が雪崩れ込んできた。全員が制服からスクール水着になった。
「ウォーターガンを持ってない人には私の物を貸してあげるね」
蒼は友人達に手渡した。
「全員に行き渡ったので始めるよ」
「ルールとかはあるの?」
「特に決めてないよ。ま、当たったらそれらしく演技して倒れてね」
蒼はウインクをして見せた。すぐに海へと視線を向ける。なだらかな斜面に踏み出した瞬間、不安の声が上がった。
「ここに荷物を置いたままにして大丈夫かな」
「それ、私も思った」
「蒼ちゃん、どうしよう」
友人達の声を受けて蒼が振り返る。
「人の目があるから大丈夫だと思うけど、そうだね」
「先生が見ているから、みんなで遊んできていいわよ」
英語担当の
小林 かなみ
が木の幹からひょっこり顔を出した。
蒼は軽く一礼した。
「先生、ありがとう」
「気にしなくていいわ。ここなら生徒達がよく見える。何かあったら即座に対応できるからね」
友人達も感謝の言葉を口々に言った。
「サバゲー、始めるよ!」
蒼の気合の入った声を機に全員が斜面を駆け降りていった。素足で砂浜を渡り、押し寄せる波を蹴散らした。各々がウォーターガンに海水を入れる。
蒼は半分程にとどめた。顔を上げると友人達は屈んだ状態で身動きを止めていた。
「隙あり!」
素早くウォーターガンを構える。近くにいた友人の脇腹に向かって発射した。棒立ちの状態なので簡単に当たった。
「え、なんで!?」
戸惑いの声が上がる。蒼は胸を張って答えた。
「満タンにする必要はないからね。撃たれたんだから、それらしく演技して」
「ええ! ここは海の中なんだけど」
「水着があるから平気だよ」
蒼は笑って返した。友人は迷った末に、うわー、と叫んで派手に倒れ込んだ。瞬間的に立ち上がると大きく身体を震わせた。
「結構、冷たいよ!」
「蘇るのが早すぎるって」
蒼の言葉に全員が声を出して笑った。
その後、戦いの舞台は砂浜に移された。隠れるところがないので全員が走り回る。疲労で動けなくなった者は格好の的となった。
「もう、演技が面倒臭い!」
撃たれても倒れず、友人はウォーターガンで乱射した。
砂浜は無法地帯と化した。全員が無秩序に走って汗だくとなり、等しく足がもつれて転がった。全身が砂に塗れた。
その時、蒼が海を指差す。
「泳いでさっぱりするよ!」
全員が横に並んで走り出す。笑顔で海に飛び込んだ。
「気持ちいい~」
友人は海に浮かび、青い空を眺めた。蒼も倣った。果てのない青さに目を細める。
「とても青くて、吸い込まれそうな気分になるね」
全員が海に浮いた。空に飽きた友人は真面目に泳ぎ始める。
蒼は少し身を震わせた。一人で砂浜に戻る。
「タオルがいるかも」
荷物の置かれたところに早足で戻る。かなみは携帯ゲーム機で遊んでいた。蒼は横から覗き込んだ。
「これって最新作のストリートファイトバトラーズだよね」
「そう、それって、あ、やられた!」
悔しがるかなみを余所に蒼は自身のリュックを漁る。色違いの携帯ゲーム機を取り出した。
「先生、対戦します?」
「今の私は少し強いわよ」
二人は向かい合って画面に集中する。廃墟のようなステージで屈強なキャラクターが技を繰り出す。相手の油断を誘う動きを駆使して連続攻撃に繋げる。
かなみは何度も天を仰いだ。
「……強すぎるわ」
「先生は修業が足りないですね」
蒼は何度目かのガッツポーズを決めた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年10月02日
参加申し込みの期限
2018年10月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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