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携帯戦記カプセルギア 第六話「仮面に隠された陰謀を暴け!」
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10:18 AM
一方、その頃。ヴェネツィアンマスク姿のキリエとパピヨンマスク姿の菫は、青いカーディガンを纏った小柄な女性と対応していた。
「やいやい、私達タッグと勝負しやがれです!」
「もう一人だれかいるんだよね? その人も混ぜて2対2で勝負したいんだ」
キリエと菫の言葉に、カーディガンを纏った彼女は「えっ? えーっと……」と狼狽えた。
「えーっと、今回はわたし、『指導』するようにとしか聞いてなくてぇ……」
煮え切らない態度の女性にイライラしてしまう菫だったが、いつの間にか着物の女性がそこに現れた。彼女は年齢的には歪屋と同じぐらいだろうか? 彼女は菫とキリエを見、こう問いかけた。
「お求めの物は番号? それとも、実績?」
その言葉にキリエが目を僅かに見開く。着物の女性は、ただの客かユグドラシルの敵かを判断しようとしているのだ。それには菫も気付き、キリエと目配せし片目だけつぶる。
「その番号とやらだったら?」
菫の言葉に、彼女は短く呟いた。
「なら、叩き潰すだけ」
カーディガンの女性の表情が、僅かに引き締まる。先ほどまでのオロオロした気弱な顔は失せ、凛とした表情が浮かぶ。彼女はステージを用意し、さっそく試合ができるようにした。
「子ネズミ退治、ですね」
そうして魔法使いの姿をしたデッサン人形型のギアを置けば、着物の女性も無言で忍者衣装を纏ったデッサン人形型のギアを設置。
「そうこなくっちゃねっ」
「さあ、バトルスタートです!」
菫とキリエもそれぞれのギアを置き、バトルが始まった。
「行くのですセラフ! 神の威光と揺るぎない正義を見せてやるのですっ!」
天使のような姿をしたディヴァインセラフ(以下セラフと表記)が姿を現し、隣には無骨かつ渋い機能美を見せるユサールが並び立つ。
向き合う魔法使いと忍び、天使と傭兵は、刹那の間睨み合い……ぶつかり合う。
「ウィズ、放ちなさい! シャドウの援護を」
ウィズと呼ばれた魔法使いのようなギアが後方から氷のミサイルを撃ち込み、セラフが前に立ちはだかる。セラフの特徴はその頑丈さにある。ディフェンスに特化した熾天使は、ちょっとやそっとじゃ傷つかない。
シャドウはその足元に何かを放とうとするが、合間にユサールが入り込み狙いを狂わせる。同時に巻き起こる煙。どうやら煙幕弾だったようだ。視界最悪の環境下で、ユサールはそれを逆手に取りウィズへと接敵する。
煙を裂く氷のミサイルを避け、懐に潜り込むユサール。だが違和感を覚えた菫は接敵せず冷静に銃で攻撃した。が、その弾丸は動きを鈍らせる。どうやら、重力を操作しているらしい。舌打ち一つ菫はユサールを下がらせる。
シャドウはセラフの頑丈さからユサールの背後を狙う作戦にでたらしい。煙幕弾をもう一発破裂させると、セラフの前から姿を消した。
(素早さで言えばシャドウ>ユサール≧ウィズ>セラフです? スピード勝負なんて最初から捨てているです)
だからと言って黙って見ている訳にはいかない。セラフで何時でもユサールを援護できるよう、キリエは戦場に目を凝らす。
一方、菫は重力を操るウィズに歯噛みしていた。まだシャドウを相手にしている方がやりやすい、と。
(魔法使いの周りさえどうにかなれば)
飛んでくる氷のミサイルを観察し、「そこの高さなら影響を受けない?」と推測する菫ではあったが、方法で少し悩む。ちらり、と煙の中目を凝らしセラフの位置を探れば、キリエと目が合った。
(これるか?)
(時間を稼いでくれるのならば)
菫の問いかけにキリエが目で訴える。その間にもシャドウがユサールへと切りかかろうとしていた!
(危ないっ!)
キリエの指が端末をすべり、セラフの額にあるクリスタルが輝く。
「! 下がって、先輩!!」
「えっ?!」
ユグドラシルの2人が気付いたとき、青白い光が煙を切り裂いた。セラフから放たれたレーザーである。狙われたシャドウが回避を試みるも、光が足を掠める。
音で気づいた菫が、ユサールがナイフを閃かせる。シャドウもまたクナイで応戦し、2体は激しくぶつかり合う。
(ふひひひ~♪ 僕の愛馬は凶暴ですっ♡ 最強の矛に盾が別売りされてたらそれ即ち最高峰なりえもん!)
キリエとセラフの援護に感謝しながら、菫は忍びを操作する女性を見る。彼女は無表情で忍びを操作し続けていて、少しうすら寒い何かを感じる。
「ユサール、押し通せ!」
菫の声に答えるかのようにユサールが滑らかな動きを見せ、忍びに切りかかる。そこに容赦なく襲う氷のミサイル。この2人は耐久力のあるセラフを後回しにし、ユサールを落とすことに専念しているらしい。
(見え見えですよ!)
キリエは2体がユサールに気を取られている事をいいことに静かに接近する。霧のいい所でユサールが戻れば、すかさずヒール。追いすがる忍びが巻き起こした火遁の術を翼でもって完全にシャットアウト! 輝くシールドを展開し、セラフは誇り高く立ち塞がる!
「ここにセラフという壁があるじゃろ? わしがセラフを盾にするとこれがつえーんじゃ」
「なんのっ!!」
「くっ?! なんて耐久力な……」
菫の不敵な良い様に、ここで初めて忍びのマスターが表情を歪めた。予想以上のタフさに歯噛みしているらしい。キリエは不敵に微笑んだ。
「こんな半端な攻撃でこのセラフはおちねーですよっ!」
同時にユサールへ【アタック】向上バフを与えれば、増した攻撃力で忍びの耐久力を削っていく。
(だけど、なんか胸騒ぎがする)
菫は、ちらりとカーディガンの女性を見る。彼女は冷静な眼差しで端末を操作し、何かをチャージしているように見える。
(重力か? 氷か? どっちにしろ厄介そうだな)
しかしウィズの周りは重力が重くなっており、遠くにいても氷のミサイルが飛んでくる。シャドウはそれを知っているのか、ウィズに近づかせまいと攻撃の手を緩めない。
「うちとユサールだけが相手じゃないんだけど?」
菫の軽口にシャドウが再び何かを打ち込む。また煙幕弾かと思ったのだが、今度は違った。切り払おうとしたユサールのナイフが手から離れ、白い塊と共に床に着弾。
(あちゃ、粘着弾……)
まだ武器を失っただけで済んでいる。が、足を止めらえたら……。菫は手早く端末を操作し、忍びの粘着弾攻撃を避ける。
「そうはさせねーですよっ!」
セラフがユサールを粘着弾から庇い、額からビームも放てば、シャドウはバク転で下がる。だが、盾となるセラフを道にして、ユサールはシャドウを追撃する。
「そこっ!」
落下と共に拳を叩きつけるユサール。縺れ合うように落ちるシャドウ。ユサールはシャドウを掴み、ウィズへと投げつける。
「先輩、すいません」
カーディガンの女性が呟く。同時に展開される白い光。ユサールは凍り付いたシャドウを足場に跳ね、ウィズへと拳を叩きつける。
「展開」
だが、今度は重力が急に小さくなりユサールの身体が浮かぶ。そしてシャドウごとセラフへと叩きつけてきた。セラフの高い耐久力を削らんと強力な攻撃を仕掛けてきたようだ。
(かなりヘヴィな攻撃ですねっ!)
セラフの耐久力を信じ、覚悟を決めて受けるキリエ。いざという時はセラフ自身に回復の力をかけるまで、と。
菫はどうにかセラフを避けようと端末に指を走らせるも、うまく操作できない。
「菫、セラフを信じるです!」
「っ!」
キリエは不敵な笑みを浮かべ、シールドを展開する。シャドウとユサールが派手な音を立ててセラフに当たり、シールドが光の残滓を散らして消えるも、セラフはしっかりとステージに足をつけていた。
たしかに、ダメージは決して小さくない。だが、動けないほどのダメージでもない。誇り高い熾天使は、しっかりとユサールを受け止めていた。
「ありがと」
「どーってことないですよ!」
菫とキリエが笑いあっている反対側では、着物の女性がカーディガンの女性とわずかににらみ合っていた。
「後で説教」
そう言いながら、女性が端末を操作し、シャドウがセラフへ吶喊する。だが、ユサールがそれを許さない。カウンターで拳をふるえば、シャドウはがくり、と膝をつく。同時にセラフのビームがウィズへと放てば、一撃でウィズのレフトアームを破壊! カーディガンの女性が表情を曇らせた所から、何かの機能を破壊したらしい。
「この勝負、貰った!」
刹那、接敵したユサールの拳がウィズを床に沈めたのだった。
「さあっ! きりきりパスワードとやらを言いやがれですっ」
「とりあえず教えてもらおっかのぉ」
キリエと菫の言葉に、二人の女性は渋い顔になった。
「……仕方ない。例のを」
着物の女性が懐からドッグタグを取り出し、カーディガンの女性にも出すように促す。
「これ、カーマイン様に怒られるパターンですよね」
彼女はしぶしぶといった様子で同じドッグタグを取り出して2人に手渡した。
「えーっと、『2012』?」「こっちは『1022』だって」
キリエと菫は顔を見合わせ、首を傾げる。が、着物の女性は静かに口を開いた。
「あなた方に時間はないかと。早く行っては?」
その言葉に我に帰った2人は、相棒たるカプギアと共にその場を後にする。だが、くるりと振り返った菫は
「プレイヤースキルと、マスターとギアの絆がうちらの強さだっちゅーの!」
「そういう事ですっ!」
振り返らないままキリエが付け加え、菫の手を引いて走り出す。その背中を見送り、2人の女性は不敵に微笑んだ。
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
ゲーム
定員
20人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年03月26日
参加申し込みの期限
2021年04月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年04月02日 11時00分
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